Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

デジタル経済

ニューノーマル時代の経済・社会(3/終)

「ニューノーマル時代のITの活用に関する懇談会」では、「アフターコロナの社会は従前とは大きく異なるものとなる。そうした状況下で IT が果たすべき役割とそれに必要な施策や、アフターコロナと IT に関するビック・ピクチャーについてご意見をいただく」…

ニューノーマル時代の経済・社会(2)

まずIT担当の竹本大臣が記者会見し、「新しい生活形態が要求される中、ITを使ってどのようなことができるか議論したい」と述べ、東洋大学竹中教授を座長に12名の産学の有識者を集めて懇談会を設置した。 おどろくのはそのスピード感、6/12の記者会見に続き翌…

ニューノーマル時代の経済・社会(1)

「COVID-19」感染拡大防止のため「不要不急のxxの自粛」を迫られたものだから、県境をまたいだ移動もOKと種々緩和されても、人間簡単に元に戻れるものではない。それはいままで「これが普通だ~」と思ってやっていたことが、「特になくてもいいじゃない」と…

専門職ビザ発給停止

ボルトン暴露本は河野外相によれば「売り切れで手に入らない」そうだが、それでも内容は少しづつ伝えられてきて、トランプ政権のあきれた実態が世界の目にさらされている。ボルトン氏自身も過激な思想・発言で有名な人だし、割り引いて考えるべきなのだろう…

運転免許証とマイナンバーカード

「COVID-19」騒ぎでデジタル活用が必要だというのは、多くの人に認識してもらえたと思う。一方で一番デジタル活用が遅れているのは、行政部門だというのも明らかになった。特別定額給付金の申請については、デジタル申請の方が書面申請より遅くなるという異…

プロ野球のAI予想

ようやく、日本のプロ野球が開幕した。初戦のセ・リーグでは、投手の本塁打が2本出て、いずれもプロ入り初本塁打というから珍しい記録。開幕早々は投手に疲れがたまっておらず、野手に比べてエンジンのかかりが早いので「思わぬ一発」が出やすいのは確かだ…

情報の価値で、収監2~20年

ソフトバンク元社員がロシアのスパイに情報を漏洩したとして起訴されていた事件が、先日結審した。判決は来月言い渡される予定だ。 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60434850W0A610C2CC1000/ 被告人の罪状は通信設備構築のための作業手順情報を、ロシ…

制御システムを止めるウイルス

ホンダの社内システムでランサムウェアが暴れまわり、なかなかその終息ができない状況らしい。同社の広報は「個人情報流出はなかった」と繰り返すが、そういう問題(だけ)ではあるまい。どんな被害があったのか、複数の報道を見ると、 ・社内ネットワークが…

HDD盗難事件の判決(後編)

HDDを10万円相当盗んだだけなら「コソ泥」の類だし、余罪もないということなら執行猶予付きの判決もやむを得ないかなとは思う。しかしこの事件が社会に与えた影響は小さくない。一つには前編で述べたように、(HDDの中にあった)データという無体財物には所…

HDD盗難事件の判決(前編)

神奈川県からHDDの内容を消去して廃棄する業務を請け負っていた会社「ブロードリンク」の従業員が、データを消す前のHDDを盗み出して転売していた事件の判決が出た。被告人が盗んだのは中古(というより廃品)のHDDを51個。物理的な時価総額は10万円以下だと…

もう一つのマイナンバー

特別定額給付金、一部の自治体では給付が始まっているようだが僕のところにはまだ振り込まれていない。申請書が送られてきて、即日返送したのだが・・・。僕はマイナンバーカードは、電子行政に関わっていいたこともあってもちろん持っている。それでも今回オン…

鉄道の路線毎の収益管理

先週、JR九州が一昨年度(2019年3月期)の赤字路線17線区について、赤字額を発表した。一日の利用者が2,000人を下回る路線についての赤字額合計は、56億円ということになる。数日前には、災害で3年前に不通になった日田彦山線の一部について復旧断念という…

漏れ聞くテレワーク事情

緊急事態宣言は終了したものの、テレワークをすぐ通常勤務に切り替える or 切り替えられるわけではない。先端的な企業、例えば外資系IT企業などは、「これでほとんどうまくいくじゃないか」と気づいてしまって、山手線内のオフィスを引き払ったり縮小したり…

早すぎた?「IoT税制」

先日「真のDXは新しいデータ活用にあり」と持論を申し上げたが、デジタル経済や政策に関わっている人は「データ活用」の重要性を理解して、各種の促進施策を考えてくれている。一つには当該データが個人情報として厳重に扱うべきものかどうかという点で、例…

真のDXを求めて(後編)

DXの意味は「新しいデータ活用」にあり、と前編で申し上げた。僕が社会人になったころより何桁もデータ活用の可能性は増えているから、続々出てくるだろうと期待していたが実はそれほどでもない。良く聞こえてくるのは、SNSなどソーシャルメディアのデータ活…

真のDXを求めて(前編)

DX(デジタルトランスフォーメーション)によって企業の構造改革を計り、生産性を向上させ、国際競争に生き残れるようにする・・・このスローガンは間違っていない。日本の労働力は量的には減少するし、質的向上も人間だけでは限界がある。米国企業を中心にDXを…

サイバー攻撃被害の発表

「コロナ禍」の中でも、いや中だからこそサイバー攻撃には警戒しなくてはならない。米中対立、欧州も含めた対中国の訴訟騒ぎ、台湾のWHO会合参加に関するコンフリクトと、国際情勢が緊迫しているのだ。また各国政府が緊急対策をした結果、膨大な財政赤字を抱…

老言語は死なず、消え去りもせず

「コロナ禍」による人的被害が世界で一番多くなってしまった米国。トランプ先生は早期に経済立て直しをしようと「三段階の経済再開への指針」を示したが、経済規模の大きな州の知事たちは慎重な姿勢を示している。ニューヨーク州のクオモ知事などは「米国にK…

「Zoom」必死の立て直し

ビデオ会議が続々申し込まれてきて、先週までに使用ツールを6つインストールすることになった。 ・Webex 付き合いのあるCiscoさんの製品で、青山のオフィスで最初に使い始めた。 ・Teams これも付き合いのあるMicrosoftさんの製品、2番目にインストールし…

米国の5Gセキュリティ国家戦略(後編)

公表された「国家戦略」は、名指しこそしていないものの明らかに中国政府やHuawei/ZTEのような中国企業を意識している。さらに具体的に、米国政府としてどうするのかを、僕なりの推測を交えてコメントしたい。 まずこの「戦略」は、次世代の通信規格5Gが、従…

米国の5Gセキュリティ国家戦略(前編)

笹川USAの5Gリスクに関する見方や、それに対するMicrosooftの「5Gネットワークのクラウド化」についてご紹介してきたが、今回は米国でこれに関しての国家戦略が発表されたのでコメントしたい。 以前から「中国政府の手先であるHuaweiを潰せ」と叫んでいるト…

笹川USAのいう5Gリスク(後編)

昨年末にSasakawa USAの「日米欧三極委員会」が、5G関連のレポートをまとめている。最初に慶應大学とのカンファレンスで発表されて以降、今年のRSAカンファレンスでも話題になった。主な問題意識は、 ・5Gには経済リスクがあり、社会全体のセキュリティリス…

笹川USAのいう5Gリスク(前編)

楽天の新規参入がどうなるのかはわからないが、どうやら携帯キャリア3社の第五世代(5G)移動通信システムの料金体系が見えてきた。各社現行4Gの料金にわずかに増したプランを提示している。これはまだ5Gを使える領域も限定されている上に、魅力的な(5Gで…

個人情報保護法改正案(後編)

最後の項目については、GAFAをはじめとする米国企業などについても、この法律を適用するぞということ。越境移転については欧米などの先進国というよりは、個人情報保護法制の未熟な第三国に移転する際には、その国の企業に十分な対処能力があるか確認しろよ…

個人情報保護法改正案(前編)

個人情報保護法は、3年ごとに見直す規定になっている。ちょうど今年がその見直しタイミングで、今の通常国会に改正案をかけるべく先日案は閣議決定された。個人情報の乱用はこれを戒めるのは当然のことだが、一方で政府のいう「Society5.0:全てがデジタル…

Cyber Initiative Tokyo 2020へ

昨年末の、いわばサイバーセキュリティ週間に開催された日経のイベント「Cyber Initiative Tokyo 2019」については、以前紹介している。虎ノ門ヒルズを会場にした、かなり大規模なイベントだった。 https://nicky-akira.hatenablog.com/entry/2019/12/23/060…

国際協力銀行調査部(後編)

僕のオフィスに来ていただいたのは、調査部長さんと先日英国大使館でご一緒した女性研究者。まず国際協力銀行の紹介をしてもらって、その中でも調査部というのは比較的新しい部署だと教えてもらった。もちろん市中銀行だって本来は「情報産業」、国際的な活…

国際協力銀行調査部(前編)

先日、英国大使館でのサイバーセキュリティ専門家を交えたランチ会合があったことは紹介した。英国政府内やMI-6所属の機関などの人がいて勉強になったのだが、一方日本の参加者からも貴重な意見を聞くことができた。例えば国際協力銀行(JBIC)の人がいて、J…

和田倉濠を見下ろすレストラン

金曜日の夜、19時という僕から見れば遅い時間に会食の誘いがあった。週末の残務整理ができたのはいいのだが、オフィスはどんどん人が減ってしまい久しぶりに「居残り」気分になった。「働き方改革」のためだろう・・・新型コロナのせいとは思いたくない。 開始…

経営課題解決シンポジウム(後編)

「Emotet」は、2014年ころから欧米ではポピュラーなウィルスだったらしい。日本ではあまり見かけなかったのだが、昨年10月頃から日本でも検出されるようになり、分かっているだけで8,000件/月の攻撃があったという。 以前からメールに添付されるウィルスは…