Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

地方巡礼の〆は名古屋

 全国9カ所(僕の参加は8カ所)を巡って地域のサイバーセキュリティ対策の課題を聞こうという企画、いろいろ勉強になるのだが移動だけで結構大変。幸いなことに〆は勝手知ったる名古屋である。

 

 1日3便しかない熱海に停まるひかり号に乗って、名古屋駅へ。所要80分。駅周辺で昼食をと思ったのだが、どこも長蛇の列。会場の中部経産局のある三の丸(地下鉄では久屋大通駅)まで来てしまった。この辺り、本当に食堂は少ない。ようやく「CoCo壱番屋」を見つけて、一番軽めと思われる「野菜カレー、量・辛さ普通」を頼んだ。

 

    

 

 20余年ぶりに名古屋で食べる「CoCo壱」だが、これで820円とは驚き。とりあえずお腹を満たして、会場入りした。

 

 今回は地域のイベントと併設の形を取ってもらえたので、参加者はとても多い。在米の大使館からFBIの分析官が講演してくれるなどの企画もあった。ただ2部形式で、僕らの会合単独の持ち時間は少ない。現地の学識者や電力系・キャリア系など企業、商工会などの団体も多く参加してくれていて、彼らに意見を十分言ってもらうだけの時間を割り振れるかが課題だった。

 

    

 

・啓発活動はしているが、どうしても気付かないオーナーもいる。意識の最下層をどうするか

・安価なセキュリティサービスでは満足できない中規模企業もいる。この層に対するサービスが必要

・規模によらず、どうしても産業界として必要な(寡占)企業もいる。彼らにどうリーチするか

 

 などの意見が出た。ヒト・モノの不足だけではなく、セキュリティに廻すカネなどないとの声も聞かれた。それにはある参加者が「中小企業のIT予算には無駄が多い。全体を見直せば、セキュリティ予算捻出は可能」と実例を挙げて説明してくれた。

 

 地域で苦労されている皆さんの声、僕だけでなく中央官庁の人達にも届きましたよ。さて、次をどうするか・・・ですね。