Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

QRコード決裁の巨人

 スマホ決済が、急激に伸びているらしい。その中でも、巨人と言われるのが「PayPay」。最初は派手な宣伝ばかりが目についたのだが、家内ともどもガラケーを簡単スマホに替えた時、デフォルトで付いてきた。

 

 最初は僕が、Book-offでの支払いなどに使っていた。それがビックカメラオンラインで使い、先日は家内が自転車通販で利用した。リアル店舗の利用では、交通系ICカードよりもポイント分くらい得だが、例えばイオン系店舗だと流通系ICカードでもポイントは付く。しかし通販だと、便利だなとは思った。

 

 最近トレンド入りしているのが「#PayPay改悪」。理由を聞くと、

 

・8月からPayPayカード以外のクレジットが使えなくなる

・携帯料金支払い等との「まとめ払い」手数料増

 

 にユーザが怒っているという。

 

        

 

 要するにクレカの自社囲い込みなのだが、通常はOpen戦略で利用機会を増やすところ、逆の行動に出たのはQRコード決裁で巨人になったから。ある記事では「回収の時期に入った」とある。

 

 中国ほどではないが、日本のキャッシュレス決済もかなり普及していて、流通はじめ多くの業界ではスタンダードになりつつある。いまだに現金を求めるのは、行政系くらいだろうか。

 

 ただ、キャッシュレスもいろいろで、クレカ・ICカードスマホなど各々の間では競争が激化している。先日<MaxValue咲見町店>で気付いたら、レジ前に「PayPay✕」と大書してあった。理由は聞かなかったが、流通系の「QRコード排除」が先にあったのかもしれない。

 

 巨人PayPayの行方に注目するが、国際的にみるとスタンダードとは言えない。欧米諸国ではタッチ機能付きクレジットカードが主流と聞く。「COVID-19」禍が一応治まり、国際人流が復活している中で、キャッシュレス国際競争も盛んになるでしょうね。