Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

世界への旅

<Booking.com>の悪い噂

世界でも名の知れたホテル予約サイト<Booking.com>、「COVID-19」禍が明けて業績が改善しているはずなのだが、今年になって変調気味。日本の中小契約ホテル・旅館が、代金を支払ってくれない/支払いが遅いと提訴していた。この支払遅延は日本の事業者に限…

準戦時体制ゆえ仕方がないけど

国内・海外を問わず、僕はカメラを手放さない。これはフィルムカメラの時からずっと続けてきたことで、旅行の主目的はグルメではなく写真を撮ることだった。大きなカメラバッグに、35mm一眼レフボディを2台、交換レンズを5本(*1)も詰め込んで、インター…

独自の生態系をどう守る

今年のオーストラリア出張、いろいろ珍しいものに出会えたのだが、中でも独自文化や生態系の保護に関する「熱い」姿勢には感じるものがあった。経験した公式会合では、主催者の冒頭の挨拶に必ず「アボリジニの人達が住んでいた土地で、我々は今暮らしている…

憧れのハワイ鉄道、でも・・・

米国ハワイ州には鉄道がない。内陸のパイナップル園とか、何かの鉱山に向けて引かれた軽便鉄道や観光客向けのアトラクションはあるかもしれないのだが、本格的に乗客を乗せて運行するものはなかった。しかし今月、ようやく旅客鉄道の営業が始まった。 日立、…

エアクラフト・インテリア・エキスポ

今月6~8日、ハンブルグで「エアクラフト・インテリア・エキスポ(AIX)」が開催された。閉じられた空間で過ごす、最大18時間(*1)。そこでの環境というのは、非常に気になる。僕も「COVID-19」禍も落ち着いて、海外旅行/出張が戻ってきているから、あら…

スマホ頼りの出入国手続き

オーストラリアには10年以上前に家内と1週間の滞在をしたのが、唯一の旅行歴。今回、海外(出張&旅行)も3年半ぶりなら、南半球へ出かけるのも2度目。正直準備に手間取った。 ・パスポートの期限はまだ2年ある ・現地通貨の前回の残りは20ドルほど、し…

東海岸の都市交通

オーストラリア東海岸の3都市(2都市&1リゾート?)を巡った、今回の出張。各々の街で目立ったのは、路面電車だった。シドニーの都市交通についてはすでに一部紹介したが、非接触型クレジットカードでなんでも乗れる。中心街からWestern Sydney大学まで…

豪州出張で美味しかったもの

さてなんとかミッションを果たし、帰るとなるとオーストラリアで食べたものの記憶が蘇る。シドニーの2泊目、現地で会った人たちと6人で会食。予約してもらったのはスペイン料理の店<タパスとワイン>。満席の店内、年かさの特権でワインは、リオハのテン…

大人の遊園地「The Star Hotel」(後編)

会議が終わって「PM5時からレセプションですよ」と告げられ、いったん部屋に戻った。シドニーのそっけない部屋とは違って、ゴージャスな造り。とてもリラックスできる。資料整理などしているうちに、5時近くなった。会場に降りていくと、人の流れは会場から…

大人の遊園地「The Star Hotel」(前編)

先週別ブログで紹介したオーストラリアでのイベントは、現地のAusCERTの会合の一部として行われた。だから僕らの会議参加者の10倍以上の人が、同じホテルに宿泊している。ゴールドコーストの中心地にある「The Star Hotel」がそれ。 空港からUberで30分ほど…

港町シドニーを歩く

会議、会合の間に少し時間が出来たので、初めての街シドニーを歩いてみた。泊まっているホテルは、日本領事館お勧めのもの。そっけないくらいシンプルな造りだったが、隣接して豪州ラーメンの店があり多様な日本食が食べられるのが、メリットのようだ。 シド…

3年半ぶりの海外出張

「COVID-19」禍でずっと途絶えていた海外出張、ついに今回オーストラリアに出かけることになった。シドニーで大学を訪問した後、ゴールドコーストで開催されるイベントに出る。慣れていないことばかりで、不安が一杯。この日の朝早く、羽田空港第3ターミナ…

オーバーツーリズムの実証

世界中で「COVID-19」禍が収まり(慣れ?)、旅行客・観光客が増えてきた。熱海の街の賑わいも、昼間はかなり回復している。夜が閑散としているのは、ホテルが足りないことも一因らしい。ホテルがフル操業できないのは、もっぱら人手不足。需要はあるのに部…

そろそろフライトに乗るのだが

中国では「ゼロコロナ」転じて「フルコロナ」になって、どれだけ感染者がいて死者がいるのかわからない状況だ。これからが本番の「China Virus」流行かもしれないかと思うと、ぞっとする。思えば3年前の正月、家内とローマ旅行を企画し、往路は北京の新空港…

マッハ1.7の旅客機

長引く「COVID-19」禍と、ウクライナ紛争を含む国際情勢の不安定化で、日本の海外旅行熱は冷え込んだまま。この夏休みに国内旅行は「COVID-19」以前ほどに回復したものの、国際線のフライトはガラガラだという。 航空料金の方も、エネルギー高騰を受けて値上…

空のクルーズ船

100年ほど前、空の旅と言えば飛行船だった。日本にも寄港した「ツエッペリン号」は、世界一周を果たした。しかしその後、不活性ガスであるヘリウムの入手が困難だったドイツでは水素を用いた飛行船を飛ばしていたが「ヒンデンブルグ号」が悲惨な事故を起こす…

死海を食べる

死海周辺の年間降水量は、50~100mm。昨今の日本なら、1時間で降ってもおかしくない量である。それゆえ周りには人工のもの以外緑はない。観光拠点エン・ボケックにはどこからひいているのか、淡水があふれている。ひょっとすると死海の水を淡水化して使って…

マサダの砦

イスラエル出張から帰る日、フライトは夕刻だということで東部ヨルダン国境にある「死海」を訪ねることができた。エルサレムから1時間ほど東へ向かうと、丘陵が岩山に変り、徐々に緑が少なくなっていった。羊が草を食んでいたのが、生物の影が見えなくなっ…

キリスト生誕の地

パレスチナの地に囲まれた街エルサレム、現在はイスラエルの「首都」であるが、パレスチナの人たちにとってもここは聖地でありパレスチナの首都だという意識は強い。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教全ての聖地であり、その帰属は世界の最大課題である。 キ…

エルサレム旧市街(3/終)

バザールを抜けてガイドの人が手招きする方に行くと、急に持ち物検査所に出た。ここから先は、厳重警戒のところらしい。明るく空が開けているところで、階段を降りていくと・・・どこかで見たような風景、「嘆きの壁」だった。 先日のフライトで新作の「オリエ…

エルサレム旧市街(2)

「オリーブの丘」を降りて新市街にクルマを止め、今度は徒歩で旧市街へ入った。地下駐車場からショッピング街に出たが、雰囲気は欧州大都市のショッピングモールと変わらない。見慣れたブランドショップが軒を連ねている。しかし1本の道を渡ると、そこから…

エルサレム旧市街(1)

エルサレムもまた、メディアによく取り上げられる都市である。聖地であるゆえに紛争の報道は滅多にないのだが、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地を兼ねているということが、潜在的なリスクを醸し出している。イスラエルは首都をエルサレムと位置付け…

テルアビブを食べる

今回滞在したのは、イスラエルの中心都市テルアビブ。日本人には物騒な都市との印象があるかもしれないが、地中海の東の端綺麗なビーチが広がるリゾート都市でもある。最寄りのベン・グリオン空港はやや内陸にあって、パレスチナにも近い。空港は厳重な警備…

トルコ航空のビジネスクラス(後編)

よくコマーシャルで見るのだがトルコ航空の売りは「空飛ぶシェフ」だそうで、シェフの帽子をかぶったお兄さん(もしくはお姉さん)が注文を聞いたりおすすめをしたりすることらしい。往路便は成田発21:25と深夜、帰路便もイスタンブール発02:10だったせいも…

トルコ航空のビジネスクラス(前編)

また海外旅行のできないGWになりました。この期間、2018年3月に行ったイスラエル出張の記事を再掲します。もう3年も経ったのですね・・・。 **** 以前からイスラエルという国には興味を持っていて、いくつか紹介記事を書いた。小国ながら存在感のある国で…

30年前に欲しかった

最初の海外出張はまだ30歳前の頃、コンピュータ関連の国際イベントがあるので見てこいと言われて出かけた。個人でも海外に出かけたことのなかったマルドメ人間の僕には、すごいプレッシャーだった。ただ職場の上司としては、田舎事業所から2年の期限付きで…

国際線は青い方に一本化?

日中両国間のビジネス往来が(条件付きながら)再開しただけでなく、徐々に国際間の往来が可能になってきている。すでに知り合いになっている間ならビデオ会議で相応の部分は済ませられるし、最近は国際会議でも「初めまして」の相手とぶっつけ本番の会合も…

とりあえず安心はしたけれど

「COVID-19」の世界的な蔓延が、なかなか終息の気配を見せない。中国では治まったと言っているし、韓国や台湾はうまく制御できたようだ。ただ僕がよく行っていた欧州・米国ではまだその気配はない。もちろん日本自身もそうなので、日本と欧米の間の往来は当…

小型機ゆえの制約

大都市間のフライト利用がほとんどの僕だが、まれに登場ブリッジを使えない小型機に乗ることがある。慣れないこともあって困惑することが2つ。移動式ゲートの階段が込み合うことと手荷物の制限が厳しくなることである。杖をついたご老人が階段を登れなくて…

「空飛ぶシェフ」の腕前

2泊4日の海外出張など珍しくはないが、今回は密度が濃かったし深夜発着があったせいか疲れた感じがする。単にトシとったということかもしれないが・・・。ともあれ最後のフライトに乗り込んだのは、現地時間で午前1時過ぎ。幸いビジネスクラスがとれたので、…