Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

欧州への旅

復路は中央アジア上空を飛んで・・・

正直、これまでにない盛りだくさんな海外出張だった。日英両政府の協力・尽力があって、初体験のことばかり。 ・普通外国人は入れない、外務省の由緒ある部屋での会合 ・ジェントルマンズ・クラブ(*1)でのランチ会合 ・在英日本大使公邸での大使主催ディナ…

「The Royal Society」で夕食を

この日は、外務省の建物の一室で、終日議論をした。会議の前に終了時刻を見てみると、18時からの欄に「Royal Societyへ移動」とある。仲間の一人がネット検索をし「1660年に発足した世界最古で、民間の科学に関する学会。自然についての知識を改善するのが目…

スペイン料理タパスのお店「Barrafina」

今回の欧州行、サイバーセキュリティの専門家たちに加えて、団長さんの企業のスタッフも同行した。ミッションが中盤に差し掛かった日のディナーは、そのスタッフさんたちが一席設けてくれた。 形式は団長主催の慰労会だが、実質は参加者が羽根を伸ばせるほぼ…

NH211便、ヒースローまで15時間

公私にわたり「COVID-19」禍になってから、初めての欧州行きのフライトである。ロシアのウクライナ侵攻と西側のロシア制裁があって、日本の航空会社がシベリア上空を飛べなくなった。このため、欧州へのハードルが上がっている。今回搭乗するNH211便(*1)は…

「手荷物は持たないで」と言われても

今年は元旦地震もあったが、羽田空港での航空機衝突もあった。能登半島地震の対応で飛んでいた海上保安庁の小型機と、日本航空の旅客機が滑走路上で衝突し、海上保安庁職員の5名が犠牲になった。ただ、日本航空機の乗員・乗客は、多少のけが人は出たものの…

ド=ゴール空港第一ターミナル

OECD本部の会議の2日目、実はこの日のセッションは最後の2つは参加することができない。この日のうちに日本行きのフライトに乗らないと、翌々日の日本でのイベントに間に合わないのだ。日系航空会社のうち昨年2度乗った赤い方は1900発、今回はそれより30…

寒さに震えるパリ

お正月休みということで、今日から3日間、以前のパリ出張の記事を再掲します。 *** 今回の目的地は寒気がきているというパリで、出張目的はOECD本部で行われる会合に参加すること。「たびレジ」には公私にかかわらず渡航するときは登録しているので、今…

オリンピックという負荷

TOKYO2020が1年遅れの開催だったことから、次のパリ五輪がもう来年に迫っている。フランス含めて欧州全体でインフレがひどく、年金改革への反対もあってストライキやデモが頻発している。加えて洪水・干ばつなどの、気候変動によると思われる災害も増えてい…

アンカレッジ?それともドバイ経由?

英国が、全ての「COVID-19」感染対策措置を撤廃するという。日本に置き換えれば現在の2類の感染症分類を、通常のインフルエンザと同じ5類にするということ。いくつかの国がこれに追随すると思われる。少なくとも次のバカンスシーズンには、欧州中心に人流…

トリノからの帰路(後編)

定刻より少し前に、飛行機の扉が閉まった。やれやれ、なんとか帰れそうだ。日本海で「ロケットマン」のミサイルにでもぶつからない限りは・・・。ちなみに、ルフトハンザもそうだが、欧州系の航空会社は日本海を避けて北海道上空を飛んで成田/羽田に向かうこと…

トリノからの帰路(前編)

トリノから日本に帰る帰路、今度は(欠航など起きないで)予定通りのエール・フランスでパリ・ドゴール空港乗り換えだった。シャルルドゴール空港は、よくパリ旅行に行っていたころ何度も使っている。20年以上前、チューリッヒからのフライトが遅れて赤い日…

晩秋のトリノを歩く

片道24時間以上、エール・フランス機欠航トラブルのせいで36時間かけてやってきたトリノだが、出番は一日だけ。また24時間かけて、帰ることになる。チェックアウトの日、寝不足のせいもあって起き上がったのは8時。日の出の遅い北イタリア(日没は午後7時…

トリノの夜、おひとりさまディナー

1時間あまりの苦闘が終わり、何人かの関係者とパネルディスカッションの内容に関する個別の会話を終われば、あとは他のセッションを聞く一人の聴衆にすぎない。多少の脱力感を感じながら、余計なことを言わなかったか、でたらめな文法なので誤解されなかっ…

サクララウウンジ+ANAラウンジ

2月はちょっと出かけますので、しばらく過去の記事を再掲します。しばしのお休みをいただきます。 新城彰 *** イタリア・ピエモンテ州の地方都市トリノでの国際会議に出ることになって、さてどうやって行くのが便利か考えた。青い日系航空会社を常用して…

英国大使館のクリスマスランチ

今年も英国大使館とのお付き合いは、比較的多かった。空母「クイーン・エリザベス」がやってきた時は、オンラインレセプションにも呼んでもらえて数々のお土産を頂いた。ジャムなどは直ぐに消費してしまったが、ブッシュミルズの12年物だけは、正月用に保持…

「夜の街」の未来

都会に「夜の街」はつきもの、程度の差こそあれちょっといかがわしい、人目をはばかるようなものの巣である。タバコの煙が充満していて、隅の方では「白い粉」さえ取引されるような話が、100年ほど前なら一杯あった。 今や「COVID-19」の犠牲者数が、米国に…

マンジャーレのフライト

長いようで短かったスペイン旅行も今日で終わり、日が出たばかりの早朝(といっても8時過ぎ)ホテルをチェックアウトして迎えの車に乗り、バルセロナの空港へ。渋滞しながらも30分足らずで着く、便利な空港だった。今後この街は個人旅行で滞在する有力な候…

バルセロナを食べる(後編)

以前から興味があったスペインのタパス、居酒屋である「バル」で供せられると聞いていたが、立ち飲み風で1杯と一皿飲み食いして次の店に・・・というスタイルらしい。腰を据えて飲みたい僕たちには、ちょっと困ったシステムである。しかし通ったこの店では、そ…

バルセロナを食べる(前編)

バルセロナ滞在は4泊、毎日のディナーは到着した日に見つけたホテルの建物の隣接したビルにあるレストランに通い続けた。明るいうちにチェックインできたので、地下鉄の回数券を買ったり駅周辺を偵察するなどしてお店を探した結果、店頭にあるパエリアの写…

サン・ジュゼッペ市場だけじゃなく

バルセロナでも、街のそこかしこに市場が点在している。一番大きくガイドブックに紹介されているのが「サン・ジュゼッペ市場」、ランブラス通り沿いにあって地下鉄リセウ駅で降りて地上に出るとすぐそこにある。いろいろな街に行って、その場所の市場を探す…

サグラダ・ファミリア

この建物(失礼!無宗教なので教会と言う言葉が出てこなかったのです)も、バルセロナどころかスペイン観光の目玉とされるものである。実際、2004年の統計でアルハンブラ宮殿やプラド美術館も超える観光客を集め(スペイン内の1位)ている。着工は1882年と…

グエル公園

マドリードからバルセロナにやってきて、寒さはそこそこ緩んだ。最低気温が氷点下にはならないようだし、スマホの天気予報を見る限り気温は2度~12度で、東京のそれと変わりがない。ただ、湿度は相変わらず低い。ところどころに設置されている湿度計を見る…

ランブラス通り

バルセロナには陽のあるうちに到着し、駅から近いホテルにチェックインした。マドリードのホテルより少しグレードが高かったし4泊するせいかUpgradeしてくれたらしく、使い勝手のいい部屋だった。ホテルの1階部分には地元の大手スーパマーケット「Mercadon…

アトーチャ駅からのAVE

マドリードの3泊を終えてホテルをチェックアウト、歩いて10分ほどはかかるアトーチャ駅まで荷物を転がしていった。今日は、ここからバルセロナに向かう列車に乗るのである。ヨーロッパに大都市の長距離列車駅はおおむねそうだが、長距離線は行き止まり構造…

マドリードを食べる

マドリードには3泊、とはいえ最初の夜は深夜にマドリードに到着してチェックインしたので、夕食を食べたのは2回だけだった。街の散策に出るときにホテル周辺の飲食店を探したのだが、あまりピンとくる店がなかった。スマホの地図でも検索してみたが、これ…

レティーロ公園

HISから貰ったマドリード観光MAPの少なくとも1割の面積を占めているのが、「レティーロ公園」。ガイドブックによるとその広さは125ヘクタールに及ぶというから、坪数にして約38万坪。皇居が115ヘクタールなので、それよりも大きいということになる。 元は貴…

Cruzecampoというビール

「サン・アントン市場」のフードコートで軽いランチを食べることにして、まじめに店内を見てみた。外周にいろいろな店があって、中には日本の寿司やラーメン(おいおい一緒に出すなよ)を売るところもある。これらのお店で注文して代金を払い、待っていると…

サン・ミゲルとサン・アントン

今回はキッチン付きアパートメントではないから料理はできないのだが、新しい街に来たらたずねてみたいのがその土地の市場。近代的なデパートの地下食料品売り場もいいのだが、地元の人が日常通うところにはその街の特徴がよく現れる。 街のMAPによると、…

マドリードの青い空

僕たち夫婦は、アリタリア航空の12時間あまりの快適なフライトでローマに到着した。2時間ほどで小型機(これもアリタリア)に乗り継いで、最終目的地はスペインの首都マドリードである。直行便のない街への旅行だから仕方ないのだが、家を出てからチェック…

アモーレのフライト

カウンターで貰った航空券には、出発の40分前の搭乗開始時間が書かれている。せっかくのデルタ航空のラウンジだが、ここで食べすぎては機上の食事に差し支える。いつもは搭乗時間の30分くらい前にラウンジを出るのだが、この日ばかりは言われたように40分前…