Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

国際情勢

選挙結果で通貨安に・・・

先週、2つの大国で総選挙があった。9億人以上の有権者がいるインドでは、モディ首相の与党が勝利宣言したとはいえ単独過半数に届かず、事実上の敗戦(*1)。選挙前に野党党首を投獄するなどして努力(!)したにもかかわらず・・・である。経済成長したのはい…

陪審員の身を案じる

米国大統領選まで、あと5ヵ月。第三勢力であるケネディ候補の影響は分からないが、民主党バイデン大統領と共和党トランプ前大統領の争いはほぼ確定。トランプ先生が多く抱える裁判のうち主なもので有罪となれば、バイデン有利。そうでなければトランプ有利…

一足お先の政権交代へ

どうにも岸田政権のやっていることには「チグハグ感」がぬぐい切れない。そもそも首相としてやりたいことが「人事」では、致し方ない(*1)ようにも思う。自民党総裁の次かもしれない茂木先生(幹事長)が、省庁再編や副業できる社会を目指すとしたが、少な…

トランプ候補の政府解体論(後編)

トランプ先生の主張は、米国政府は「Deep State」に操られているので、これを排除し虐げられてきた市民を救うというもの。いわゆる陰謀論だ。「Deep State」の手先となっているエリート高級官僚は全部入れ替える、それが5万人というわけ。 ではその穴埋めは…

トランプ候補の政府解体案(前編)

まだどう絡んでくるか分からない第三極であるケネディ候補を除けば、共和党トランプ候補、民主党バイデン候補という大統領選挙の枠組みは固まった。世論調査によると、以前トランプ候補がリードしているものの、その差は1ポイントほどに縮まっていると伝え…

欧州を新たな妖怪が徘徊している

マルクス、エンゲルスの共著「共産党宣言」には、冒頭「欧州を妖怪が徘徊している。共産主義という妖怪が・・・」というフレーズがある。この言葉を思い出させる状況が、ドイツなどで起きている。その新しい妖怪とは、テロリズムである。 今年は世界中で選挙イ…

世界は「戦争の世紀」に向かう

そろそろ2023年の統計が出始めるのだが、世界の軍事費についてスウェーデンの研究機関のレポートが先月出た。2023年には、世界の軍事費は2兆4400億ドルを越えて、前年から6.8%増加したという。この額は、統計を取り始めて以来最高額だという。 去年の世界…

目の前の敵しか見えていない

せっかく日本の総理を国賓として呼び、議会で(多少お追従っぽい)演説までさせて日米協調を内外にアピールしたバイデン政権だが、思わぬところで本音が出てしまって混乱状態にある。それは、大統領選挙を戦うためにアジアや太平洋諸国出身の人たちに献金を…

お酒飲むな~酒飲むな~のご意見なれど~♬

20世紀末ごろから、タバコは国民の敵として排斥されるようになった。職場では机上で吸えず喫煙室に追いやられ、今は路上に放り出された。税金もうなぎ上り、格好の財源となってしまった。 ある程度予想したことだが、その流れがお酒にも波及してきている。厚…

「いちご白書」をもう一度

WWⅡ後ずっと米国はイスラエルの同盟国であり、最大の後ろ盾だった。イスラエルへの制裁などが国連安保理で決議されるのを、なんども拒否権を使って阻止してきたし、莫大な軍事援助も続けている。その背景には、在米ユダヤ系団体の強力なロビーイング能力があ…

核兵器と向き合う時代

今年の米国アカデミー賞は、原爆開発者だったオッペンハイマー博士の半生を描いた「オッペンハイマー」が7部門で受賞し話題をさらった。冷戦終結後、世界が本気で核戦争を懸念し始めた時代を、象徴した選考結果である。 プーチン大統領はつい最近も「核戦争…

指揮幕僚車<ラドガ>の意味

十分な支援を受けられていないウクライナ軍に対し、イランや北朝鮮からの輸入と国内での兵器増産体制を整備したロシア軍は、優位に戦いを進めていると言われる。ただその内実は結構お寒いもので、十分な訓練や準備期間を経ずに実戦投入される兵士や、士気だ…

14億人の民主主義

先週から14億人の人口を抱えるインドで、総選挙が始まった。同じく14億人の中国では選挙らしきものは共産党内でしか行われないので、世界最大の選挙といえる。何しろ大規模なので、7月までかかるという。モディ首相の政治力や統率力、国民の人気などは大し…

なぜユダヤ人とペルシア人が闘うの?

イスラエルがシリアのイラン領事館を攻撃し、イラン革命防衛隊の司令官らを殺害したことに端を発し、イランのイスラエル本土攻撃、イスラエルの反撃・・・と中東の緊張が極限に近く高まっている。ご存じのようにイスラエルはユダヤ人国家、パレスチナをはじめア…

グローバルパートナーとしての日本

僕らが京都で花見としゃれこんでいる間に、岸田総理は国賓待遇で米国を訪問、いくつかの成果を得るとともに、見返りというお土産も貰って帰国(*1)している。国際情勢が緊張し、一部では秩序が崩れてWWⅢの声も聞かれる中、もはや米国に「Pax Americana」を…

赤いミャンマーは見たくない

軍事クーデターから3年経って、ミャンマー情勢は混とんとしてきている。民主派勢力を弾圧し、イコンであるスー・チー元国家元首らを拘束したまでは良かったが、その後の軍事政権にはいいことが少ない。当然民主派の抵抗はあるし、諸外国からの経済制裁もあ…

エスカレートするウクライナ戦線

ロシア軍が優勢になり、泥濘の時期が終われば本格的な総攻撃があるとも伝えられるウクライナ戦線。戦術的にはウクライナ側に一日の長があり、 ・ドローン攻撃で、ロシア軍軍用機が航空基地で破壊される ・クリミアのロシア艦隊は、ほぼ行動不能に ・無謀な突…

7人の命が変えた「潮目」

米国は、ずっとイスラエルを擁護してきた。国連安保理で再三出されるイスラエル非難、停戦要求の決議案を、ことごとく拒否権を使って葬った。これは、ロシアのウクライナ侵攻に対する非難決議を、ロシア自らが拒否権を使って阻んだことに重なる。ネタニヤフ…

真夏のオリンピック、止めません?

東京オリンピック/パラリンピックが1年遅れたせいだからだが、もう夏のオリピック・イヤーがやってきた。今度の開催地はパリ、続々<五輪代表>が決まっているのはいいのだが、彼/彼女を待っているのは40度越えのパリの気候と、エアコンのない選手村であ…

ブラック・スワンがやって来る!

大幅な政府支出の削減を求める共和党下院の(強硬派の)主張が退けられ、今年度の予算が上院でも可決成立してバイデン大統領はほっと一息。なんとか政府閉鎖の危機だけは免れた(*1)形だ。 今棚上げになっているウクライナ支援はもちろん、米国政府閉鎖とな…

ロシアの戦時体制は未熟

先週、モスクワ中心部のコンサートホールでテロがあり、140名ほどの犠牲者が出た。多数の負傷者の中には重態の被害者もいて、今後死者の数は増える可能性が高い。イスラム国(IS)が犯行声明を出し、ロシア当局は実行犯4名を含む10余人を拘束して事件の全容…

海上自衛隊のアデン湾遠征を求む

先月、アデン湾の海賊対処任務に護衛艦「さざなみ」が派遣されるにあたり、ベテラン護衛艦1隻での派遣は危険だ(*1)と申し上げた。今回の派遣も47次という長いミッションの一環なのだが、昨年のハマス対イスラエルの紛争が始まってから、このエリアの危険…

「西側」援助とウクライナ人の血で

予想されたこととはいえ、ロシアの選挙でプーチン大統領が当選、あと6年は事実上の独裁が続くことになった。再ロマノフ王朝の夢か、スターリンの再来としてか、ロシア史に名を残す為政者になったことは確かだ。現時点ではその野望は、ウクライナを打倒する…

ロシアの仮想敵国

一昨日、昨日に続いて、今日もロシアのお話。別ブログで紹介しているように、このところサイバー諜報の結果得た情報が、立て続けに暴露されている(*1)。ドイツ軍の高官が出席したビデオ会議が盗聴され、その音声がロシア国営TVの編集長によって、SNS上で公…

ロシアの5つの海

昨日フランスのマクロン大統領が「Boots on the Ground」を排除しないと言ったことを紹介したが、その時かれの顔がナポレオン一世とカブって見えた。またNHKBSが放映した「チャーチル~ヒトラーから世界を救った男」を見て、ゲイリー・オールドマン演じるチ…

伝説の外人部隊、ウクライナの地へ?

ウクライナ戦争は、春(泥濘の季節だ)にはロシア軍の攻勢がより強まると危惧されている。あちこちからかき集めた生身の兵隊や兵器を潤沢(!)に使えるロシア軍に対し、兵器も弾薬も兵員も不足しているウクライナ軍がどこまで持ち堪えられるかがカギになる…

今こそRevolution in Military Affairs(後編)

戦力というのは、決して正面装備だけでは測れない。なにより重要なのは兵站、そして兵士の訓練度合いや士気、指揮能力・通信能力も重要だ。そういう意味では軍隊としての経験値と、実戦的な兵站能力が高いのは、当然だが「戦っている人たち」。 半世紀以上休…

今こそRevolution in Military Affairs(前編)

「もしトラ」という言葉がはやっているが、「すでトラ」なのかもしれない。共和党全国委員長が、トランプ候補の意向により辞任させられ、後任が彼の推薦で決まるという。すでに人事権も持ったようだ。 彼の発言で特に西側社会を揺さぶっているのは「同盟国で…

この人道援助だけはしてはいけない

昨年秋から、北朝鮮との関係で何かが起きるという噂はあった。外交が得意とされる岸田首相は、秋の政局を、 ・内閣改造 ・旧統一教会解散命令 に加え、電撃訪朝や拉致被害者の何人かの帰国というイベントで乗り切ろうとしていたフシ(*1)はある。現実には今…

国会議員と周辺の適格性審査

不思議なことに<週刊新潮>だけが2年ほど前から報じているのが、中国秘密警察の秋葉原拠点のこと。中国が国外に秘密警察拠点を多く持っているのは「公然の秘密」だが、もちろん日本にもある。そのひとつ秋葉原拠点では、ビジネスホテルを隠れ蓑にマッサー…