Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

国際情勢

抑止力としてのアトリビュート

先週奄美大島沖の接続海域を、国籍不明の潜水艦が潜航したまま通過した。第二次世界大戦当時と違い、現代の潜水艦は「潜航も可能なフネ」ではない。長く潜航したまま移動が可能になっている。かといって潜航したまま他国の玄関先を通るというのは、好ましい…

外交手段としてのサイバー攻撃

日本での報道は多くないが、米中対立に隠れて豪中対立もより深まっている。オーストラリアは、数年前から中国の南シナ海への進出に警鐘を鳴らしてきた。英国連邦の太平洋国家として毅然とした態度を示しているのだが、当然中国が面白がるはずはない。さまざ…

ボルトン暴露本、文政権に飛び火

奴隷解放記念日を1日外して最初の大統領選挙キャンペーンに打って出たトランプ先生だが、100万人集めると豪語した集会場には空席が目立ち正直落胆しているだろうと思う。TikTokアプリからの大量の偽予約が入っていて、これで「満席」と思っていたとの報道も…

米軍の5G戦略(後編)

今月初め、米軍が広報したところによると、新しく7カ所の基地で5Gの技術テスト・実験を行うことにしたらしい。寡聞にして知らなかったが、昨年から米軍は5Gの実証実験を5カ所の基地で始めていた。これらを「Tranche1」と総称していて、 ・ワシントン州の J…

米軍の5G戦略(前編)

5Gセキュリティの議論をしていると、どうしても安全保障の領域を無視できなくなる。産業界からすれば、技術の確立はいいとしてどのくらいのニーズがあって、お金になるのかが重要だ。儲からなければ、いかに優れた技術といえど積極的な投資をして開発するわ…

警官という割に合わない商売

「Black Lives Matter」運動は衰えを知らず、「略奪をすれば銃撃を始める」と自国民に軍隊を向けようとしたトランプ先生も周りに説得されて矛を収めている。まあ本気で自国民殺戮・・・なんてことになったら「天安門事件」のアメリカ版になってしまう。 さらに…

ビラくらいでも怒ったのに・・・

在日韓国人Ⅳ世の監督が製作した、北朝鮮政治犯強制収容所を描いた3Dアニメ映画「True North」が国際映画祭にノミネートされたとの記事があった。日本人拉致被害者も登場するようで、滅多にアニメを見ない僕も一度見てみたいと思う。 https://globe.asahi.com…

海兵隊、次への革新

先日、野中郁次郎著「アメリカ海兵隊~非営利組織の自己革新」を別ブログで紹介した。250年間、艦上警察として発足して、前進基地防護・陸上部隊支援・水陸両用強襲・世界規模での即応部隊と役割を変えてきた。 https://nicky-akira.hateblo.jp/entry/2020/0…

Zoomを使うと人権侵害!

テレワーク、オンライン会議の急速な普及によって、ビデオ会議ツールが一杯出てきた。僕はビジネス上のお付き合いの深い、CISCOのWebexか、MicrosoftのTeamsを使うことが多い。しかしビデオ会議には相手があって、ツールを指定されることもある。一番多いの…

軍事行動の8割はサイバー空間で

EUは昨年、サイバー攻撃に関与した個人に制裁を加えることのできるスキームを準備した。ただそれには加盟国27ヵ国の同意が必要で、もともと犯行の証明が難しいこともあって「空文」かなと僕は思っていた。しかし、今回は初めてその制裁が加えられる可能性が…

Tibet Lives Matter?

ミネアポリスで警官が黒人を逮捕しようとして殺してしまった事件、影響は米国内はもちろん世界中に広がりを見せている。「COVID-19」による経済封鎖によって生活困窮者が増えているのも、デモや暴動に拍車をかけていると思われる。せっかくニューヨークでの…

トランプ先生の暴発が怖い

米中対立・コロナ禍・経済不安・Black Lives Matter騒動と、米国の苦境は深まっている。6月開催を目指したG7サミットも、メルケル首相不参加を受けて9月以降に延期になる始末。G11(韓国・ロシア・オーストラリア・インドを加える)にするとイキがっている…

自由都市香港の終わり

遅れて開催された今年の「全人代」、中国の「国会」のようなものだが3,000人もの地域代表が並んで拍手をしているシーンは印象的だ。ここで決議された中に「国家安全法」というものがあって、物議を醸している。この法律の狙いは香港で「一国二制度」を骨抜き…

燃え広がるデモと暴動

「COVID-19」感染拡大は続いているものの、トランプ先生は経済再開への動きを加速しようとしている。4月の米国全体の失業率が15%に迫り、3月から2,000万人以上減った。識者によれば、5月は失業率20%超えもあるだろうとのこと。再選が至上命題のトランプ…

ロシアの譲歩は本物?

今日は、かつての海軍記念日である。海外では「TSUSHIMA」と呼ぶ、日本海海戦が行われた日で、大国ロシアに発展途上国日本が艦隊決戦で完勝し、戦争自体もなんとか優勢勝ちをおさめることができた記念日である。 その後日本海軍は「艦隊決戦思想」に取りつか…

米中対立がもたらすWxOの限界

WHOの総会は、とても無事に済んだという状況ではあるまい。トランプ先生が資金拠出を一時的に停止した状態で始まったし、台湾の参加を巡って激しい対立もあったからだ。次世代通信規格(5G)を巡る米中対立は、台湾の半導体大手TSMCがHuaweiへの部品提供をや…

まるでエスピオナージ

「COVID-19」感染拡大防止のための「行動変容」を求められている僕ら、「変容」とまではいかないが僕も「変化」くらいはできている。その一つとしてBS放送の映画を録画したり見たりし始めた。その中にオリバー・ストーン監督の「JFK」があった。言うまでもな…

見たこともない紙幣

昔、まだ銀行殿納入システムに関わっていた頃のことだが、5万円札が発行されるとのうわさがあった。ご存知のように、日本の流通紙幣は500円札が無くなって以降、ほぼ1万円札と千円札になっている。次に多いのは5千円札だが流通量は少なく、2千円札に至っ…

コロナ対策予算の出どころ

相変わらず、朝鮮半島情勢はキナ臭い。金正恩の重態説を米国高官が漏らし、一時期緊張が走った。三代目にはまだ後継者がなく、兄の金正男も暗殺されている。次兄の正哲と妹の与正という血族はいるのだが、正恩に何かがあった時に不測の混乱状態に陥る公算は…

WHOへのサイバー攻撃

とかく中国寄りだとして(特に米国から)批判が高まっているWHO(World Health Organization)、少なくともテドロス事務局長の不誠実さはTVニュースからも伝わってくるような気がする。国際機関の無力さというのはWHOに限らず昨今感じていることだが、「COVI…

台湾政府の臨戦態勢

トランプ先生がWHOの中国寄りの姿勢に腹を立て、資金拠出を停止して1週間余りが経った。予算総額の25%ほどが消えてしまったWHOは、どこかの国に穴埋めを期待している。一方日本国内にも「よくやった、日本も追随せよ」と叫んでいる人もいるが、追随する国…

いろんなものが安くなる

「コロナ禍」の自粛要請で、いろいろなものの消費が落ち込んでいる。地元スーパーでは、見たことの無いような食材が並んでいることもある。高級レストランにしか収めていなかった希少部位のお肉がその典型だが、魚介も、野菜も、果物だって手ごろな価格で手…

空母を襲った生物兵器(?)

今月初め、フィリピン海で作戦行動中の米海軍の原子力空母「セオドア・ルーズベルト」(CVN-71)で「COVID-19」の感染者が発生して一騒動あった。クロージャー艦長が「これは戦争ではない。兵士が死ぬ必要はない」と予定を変更して泊地に向かい、感染者対策…

「コロナ禍」中の総選挙

世界中で、明るい話題が少ない。加えて普通であれば大きな話題となっているはずの国際的な問題についての報道が少なく、その点も不安だ。 ・サウジ、ロシア、米国シェール会社がからむ原油価格 ・トルコ、ロシアもからんだシリア紛争 ・ときどきロケットを撃…

太平洋Shut Downが近づいている?

今や世界最大の「COVID-19」感染国になってしまった米国、経済の中心地ニューヨーク州では毎日1万人ほどの新たな感染者が出ている。南部ルイジアナ州での死亡率が高いというニュースもある。一方早期に外出禁止令が出たカリフォルニア州では、感染者も微増…

どうなるんだろうG20/B20

「コロナ禍」は世界中に飛び火したようだ。米国の4年に一度の国を挙げてのお祭り(大統領選挙)でも、有力候補の集会が中止になるなどしている。僕が困ったのは、WTOのスタッフが感染してWTOの全会合が中止になったこと。グローバリゼーション推進の議論が…

債券を勧められたのだけれど

「COVID-19」の蔓延が欧米でひどくなり、イタリアなどの惨状が次々に伝えられてくる。米国も死者数が日本より一桁多くなり、社会全体がおかしくなってしまった。日本やフランスで起きたようにトイレットペーパーやバゲットを買いあさるならわかるのだが、銃…

フォルツァ・イタリア!

本家の中国では「COVID-19」の蔓延は、収束方向だとの報道もある。かの国の報道は頭から信じるわけにはいかないのだが、急激に感染者を増やしていた韓国でも新たな感染者より退院する人の人数が上回ったようでかすかに光明は見えてきた。そんな中で今や「主…

お雛様は誰に微笑む?

明日、3月3日はひな祭りの日。新型コロナウィルス蔓延の世界では、とてもお祝い気分になれないのが残念だ。震源地中国は別にして日本もひどいのだが、韓国の状況もよろしくない。クルーズ船での発症者を除けば、韓国の患者の方が日本より多くなってしまっ…

WTOの現状と課題(後編)

とても今となっては「途上国」と言えない国も散見される。GDP世界二位の国はもちろん、G20構成国や技術力で優位に立つ国も見かけられよう。そのうち何カ国かは「途上国待遇返上」と言うのだが、中国などは話に乗ってこない。中国にしてみれば自国は広い、ま…