Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

国際情勢

太平洋Shut Downが近づいている?

今や世界最大の「COVID-19」感染国になってしまった米国、経済の中心地ニューヨーク州では毎日1万人ほどの新たな感染者が出ている。南部ルイジアナ州での死亡率が高いというニュースもある。一方早期に外出禁止令が出たカリフォルニア州では、感染者も微増…

どうなるんだろうG20/B20

「コロナ禍」は世界中に飛び火したようだ。米国の4年に一度の国を挙げてのお祭り(大統領選挙)でも、有力候補の集会が中止になるなどしている。僕が困ったのは、WTOのスタッフが感染してWTOの全会合が中止になったこと。グローバリゼーション推進の議論が…

債券を勧められたのだけれど

「COVID-19」の蔓延が欧米でひどくなり、イタリアなどの惨状が次々に伝えられてくる。米国も死者数が日本より一桁多くなり、社会全体がおかしくなってしまった。日本やフランスで起きたようにトイレットペーパーやバゲットを買いあさるならわかるのだが、銃…

フォルツァ・イタリア!

本家の中国では「COVID-19」の蔓延は、収束方向だとの報道もある。かの国の報道は頭から信じるわけにはいかないのだが、急激に感染者を増やしていた韓国でも新たな感染者より退院する人の人数が上回ったようでかすかに光明は見えてきた。そんな中で今や「主…

お雛様は誰に微笑む?

明日、3月3日はひな祭りの日。新型コロナウィルス蔓延の世界では、とてもお祝い気分になれないのが残念だ。震源地中国は別にして日本もひどいのだが、韓国の状況もよろしくない。クルーズ船での発症者を除けば、韓国の患者の方が日本より多くなってしまっ…

WTOの現状と課題(後編)

とても今となっては「途上国」と言えない国も散見される。GDP世界二位の国はもちろん、G20構成国や技術力で優位に立つ国も見かけられよう。そのうち何カ国かは「途上国待遇返上」と言うのだが、中国などは話に乗ってこない。中国にしてみれば自国は広い、ま…

WTOの現状と課題(前編)

昨秋、イギリスで日英の有識者会合に参加させてもらって、デジタルの井戸の中からちょっと外界を見せてもらった僕だが、その中に「WTO改革」というテーマがあった。デジタル屋から見れば電子商取引ルールの改善と国境を渡るデータの確保が争点なのだが、紛争…

「のどもと過ぎれば」は万国共通

あるところで、世界市場の展望に関する講演を聞く機会があった。このシンクタンクは2019年の世界を「高まる緊張」と題してまとめ、2020年のには「新たな現実に向き合う世界」と予測している。要約すると、 ・格差拡大、価値観多様化、政治への不満によって怒…

故国に見放された漂流者

新型コロナウィルスの名称が決まったようだ。「COVID-19」というのがそれ。久しぶりにWHOがニュースに出たかと思ったら「名前を決めました」ということだったので、ちょっと落胆した。名前なんかいいから、何か改善策を考えろよと言いたい。 日本国内で新た…

米国こそ封鎖すべきでは?

新型コロナウィルスの蔓延が止まらない。すでに感染者は2万人を越え、中国以外でも200人に迫っている。死者も400人を越えた(中国以外では香港・フィリピンで1名づつ)。横浜港ではクルーズ船に感染者がいるようで、乗客・乗員が閉じ込められたままになっ…

サイバー軍兵士の軍服

世界最強米軍は6軍編成である。陸海空の3軍に海兵隊、沿岸警備隊の5軍は第二次世界大戦以前からある。現在はこれに宇宙軍が加わって6軍になった。昨年末宇宙軍を陸軍や海軍などと同格の「独立軍」として規定する法律の施行に伴い、人員16,000名の軍とし…

天変地異は為政者の不徳ゆえ

新型コロナウィルスによる肺炎の患者は増え続けていて、死者も300人を超え中国以外での死者も出た。春節を少し伸ばして人の移動を遅らせようとしたのだが、いつまでも「動くな」ということもできまい。武漢の封鎖も範囲を広げているようだが、実際抜け穴はい…

ソフトバンク・スパイ事件

ソフトバンクの部長級の社員が、営業機密を持ち出したとして逮捕された。この時点で、すでに解雇されているから「元社員」ということになる。報道を総合すると、 ・2019年2月に営業機密の情報を2件、自前のデバイスにコピーした。 ・これをロシア大使館の…

トルコとリビア

リビアという国の報道を聞いたのは、本当に久しぶりだ。かつてはカダフィ大佐(元首になっても大佐のまま昇進しなかった)の独裁政権が続いていて、米国らに敵対していたのだがその命運も2011年に尽きた。その後、僕はこの地に大規模太陽光/熱発電施設を作…

「独裁者に死を」って言える!?

ウクライナの民間機がテヘラン近郊の空港を飛び立った直後に、イラン軍の誤射によって撃墜された。乗客乗員176名、全員が助からなかった。ちょうどその時期僕らも海外旅行をしていて、ニュースを聞いて他人ごとではないと思った。 米国・イランの軍事的緊張…

中東の「Phoney War」

安倍総理が、中東歴訪に出掛けている。米国・イラン対立などで緊張の高まっている中、イランと友好関係にある国の元首としてこの地域の安定に向けた外交を展開中とのこと。それ自体は評価できるのだが、この地域が本当に安定できるかは予断を許さない。石油…

無敵空母艦隊を倒すもの

昨年末、CIAの分析官を経験した作家が書いた「レッドセル」という小説を紹介した。正直、ここまであからさまに書いていいものだろうかと思ったのだが、勉強になったことは確かだ。 https://nicky-akira.hateblo.jp/entry/2019/12/30/000000 19世紀末から20世…

「富裕層はズルい」との世論

大みそかから元旦にかけて、とんでもないニュースが日本を揺るがせた。元日産・ルノーのCEOカルロス・ゴーン被告が秘かに出国、保釈中の身だったのに逃亡したのだ。プライベートジェットで楽器ケースに隠れて出国したようで、映画の1シーンを見るようだ。 …

僕の今年の漢字2019

今年の漢字が発表されて、令和元年ということもあって「令」が首位「和」が三位になったという。消費増税があったので「税」もBest10に入った。毎年発表されているものだが、これは「日本漢字検定能力協会」が取りまとめている。大きな筆で書き示している「…

プーチンさんのWindows XP(後編)

ロシア政府は外国のソフトウェア利用を制限していて、Windows10の政府での利用を認めていない。多分Windows7もそうなのだろう。それでもAstra Linuxに切り替えるプランはあったようだが、それもまだ進んでいないと言っている。 そういう政策方針ゆえ大統領執…

プーチンさんのWindows XP(前編)

トランプ先生のTwitter広報(?)は万人に示されるものだからいいのだが、大国の為政者が自らデジタル機器でメモしているようなことを他国(特に仮想敵国)に知られては一大事である。そういう理由とはちがうのだろうが、かつての小泉総理秘書であった飯島氏…

小選挙区制のダイナミズム

香港の区議会議員選挙が「民主派」の地滑り的圧勝に終わり、世界は息を飲んだ。今春に香港から中国本土への逃亡犯(容疑者?)引き渡しを容易にする条例改正案が公表されて、これに反対する市民のデモが徐々に勢いを増していった。ついには200万人規模になっ…

戦争の功罪

先日参加したのは、「2019国際平和のための世界経済人会議」という名称の国際会議だった。改めて広島の人たちの平和意識の高さを感じたのだが、もちろん「平和」の重要性を否定する人などいないと思う。それなのに「戦争の功罪」とは何事だと叱られそうだが…

エアラインへの逆風

欧州中心に、環境問題に対する意識は高い。今回ノーベル賞の候補にもなった「怒れる少女」グレタ・トゥンベリーさんの国連でのある意味の「暴言」も、環境問題の深刻さを物語っているともいえる。 しばらく前から「鉄道を利用しましょう」というキャンペーン…

FOIPへの楔

米国が提唱し始めた「Free Open Indian Pacific(FOIP)戦略」は、明らかに中国の「一帯一路」を意識したものだ。中東・アフリカから欧州までをうかがう中国の通商路確保戦略に対し、自由・資本主義・法の支配の原則を順守する陣営でインド洋と太平洋の通商…

中国ビジネスの難しさ

「習大人やその周辺は、相当センシティブになっているな」というのが、僕の第一印象だ。NBAの有名チーム「ヒューストン・ロケッツ」の幹部が、香港の抗議デモを擁護するツイートをしたことに始まる騒動を見てのことだ。NBAは米国政府ではない民間組織だし、…

英国代表4チーム・・・なら

日本で開催中のラグビー・ワールドカップでは日本代表の活躍が目立ち、それほどラグビー好きでもない僕まで声援を送るようになっている。僕が大学生のころはもっぱら野球、クラス44人の大半が男子生徒だったからクラスを二分して「巨人・中日戦」をやってい…

WTO改革の要点

今回のイギリス出張、身に付いたものはぜい肉だけではない・・・と付け加えさせていただく。「Brexit」の状況などもナマで知ることができたのだが、一番「眼からウロコ」だったのは、WTO(World Trade Organization)改革の話。議題の一つに「貿易・投資」があ…

インドの「プア・ホワイト」

僕自身はインドへ行ったこともなければ、インド人の知り合いもほとんどいない。ただICT業界としては、30年以上前から付き合いのある国のひとつだ。南部バンガロールは早くからICT産業を誘致していて、日本の会社も開発などのアウトソース先として活用してい…

インド太平洋・・・アフリカへの道

先月末、第七回アフリカ開発会議(TICAD7)が開催された。アフリカ諸国への開発援助を促進するための旗頭のような会議で、3年に一度開催されるようだ。通常は日本で開催され、今回は横浜が会場になっている。ただ3年前の2016年は初の現地アフリカでの開催…