Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

Noble Suiteを探して・・・

 中国国際航空の機体は、ローマ郊外のフィウミチーノ空港に定刻から約30分遅れて着陸した。陽の短いこの時期、すでに真っ暗である。欧州の中でも南に位置するローマでも、午前7時半に日の出、午後4時半に日没と昼は短い。

 

 今回選んだアパートメントは、中央駅であるテルミニ駅の北西約100mにある。駅前バスセンターである500人広場と、バスの次の停留所のある独立広場のいずれにも近い。ホテルも多いエリアなのだが、Google-MAPで調べても出てこない。もちろん住所は分かっていて、通りの名前・番地を確認しながら探した。

 

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 予約したのは、いつものようにBooking-comのサイト。駅から近く55㎡ほどの1DKで、内装がなかなか立派だから選んだ。しかしクレジットカードが使えないなどの情報があって、ちょっと不安はあった。通りのミニマーケットで場所を聞いたりしてみたが、なかなか分からない。困っていると、「NINJA-sanですか?」と声をかけてくれたのが、このホテルのオーナー。重い扉を開き、1階(日本でいう2階)に上がり、さらに2つのドアをぬけて部屋に案内してくれた。

 

 普通の住居の1フラット(100㎡あまり)を2部屋に分けたのがこのアパートメントだというのは、説明を受けて分かった。オーナーさんはこの2部屋を持っていて、「Noble Suite」という名前のアパートメント経営をしているのだ。

 

 渡された鍵は3つ。表通りに出る重い扉のカギ、2部屋共有の扉のカギ、そして僕らのアパートメントそのもののカギ。表通りの番地表示はBooking-comで聞いていたものと同じだが、そこにも2つ目のカギで開ける扉のところにも「Noble Suite」の表示はない。これでは、最初の訪問者はとてもたどり着けない。

 

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 それでも、アパートメントの設備はいい。美しい天井画が描かれた寝室、大きなオーブンや食洗機のあるキッチン・・・さらにパンや牛乳、ジュース、フルーツなど豊富な食材が用意されていた。「朝食付き」とサイトにあったのは、こういう食材を用意しておくことだったのかと妙に納得した。

 

 さらに冷蔵庫には、オーナーさんの贈り物としてのスパークリングワインがあった。結構な設備や心づくしは満点ですけど、とてもわかりにくい場所にあったのが難点ですよね。それでも1週間の滞在が楽しみです。

中国国際航空のビジネスクラス(後編)

 羽田・北京のフライトは定刻に到着、ここから僕らの「北京アドベンチャー」が始まる。何しろ家内はローマのコンドミニアムで使う調理器具(そのなかには短い刃物もある)や僕にもよくわからないものを持っている。僕もこの記事をご覧になる方には分かるように、習大人の政策には批判的な方だ。ここで拘束されるかも・・・という危惧はないわけではない。

 

 国際トランジットの列に並んで、何か難民受付窓口のような乱暴な扱いを受けながら、なんとか乗換えゲートにやってきた。ここ北京興国際空港は昨年9月に開業したばかり。ものすごく広い空港だが、コンパクトな中心部で乗換えは便利だと聞いていた。

 

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 結果としてはそのコメントは正しい。すごく不安だったし、飛行機まではひどい混雑のバスに詰め込まれて困ったが、これも当地では当たり前のことかもしれない。ようやくローマ行きの便に搭乗したところ、前の飛行機とは違う構造に気づいた。

 

 Optima型の配置のようだがちょっと違う。2-3-2の座席配置で、斜めになっている角度が浅いので、全席が通路に接しているわけではない。家内と、少しズレた位置で左15度程度前を向いて座った。なにはともあれ、中国という「封鎖国家」を後にできることはありがたい。

 

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 さてローマまでの10時間あまりの飛行での楽しみと言えば、世界三大料理の一つ「中華料理」である。メインとして「牛肉の四川風」を頼んだ。20年ほど前から中国に仕事で何度か通ったが、現地のアルコ-ル飲料といえば赤ワインである。もちろんそこで採れるものは少なく、大半は輸入だし輸入すること自体が付加価値だった時代の遺物かもしれない。

 

 もちろん美味しかったのだが、前菜もたっぷりだったしパンにご飯までついてきてちょっと食べあぐねてしまった。たまたま日本語吹き替えのあるアクション映画を見つけたので、それを見ているうちに眠ってしまった。

 

 目覚めたのはローマまで5時間くらいというところ。通常日本から欧州へ便はシベリアの北側を飛ぶ。しかし北京発の便はバイカル湖の南を経由して、かなり南よりのコースをとった。珍しい街の名前を見ているうちに、朝食が運ばれてきた。僕が事前に選んでおいたのは、牛肉麺

 

 このスープが絶品でしたね。三大料理は伊達ではないでしょう。30分くらい遅れてローマ・フィウミチーノ空港に着陸です。さあ、これからが本番ですよ。

中国国際航空のビジネスクラス(前編)

 朝5時に品川プリンスで目覚めた。もちろんまだ真っ暗。アネックスタワーの22階からは、五反田方面の明かりが良く見える。6時ころの羽田空港行きに乗れば、空いている時にチェックインできる。いつものスターアライアンス系ではあるが、恐らく初めて乗る、少なくとも乗った記憶はない航空会社なので早めに行くに越したことはない。

 

 マイレージで得た特典航空券だが、往路は中国国際航空(たぶん国営か元国営)しか選べなかった。もちろんローマ直行ではなく、北京乗換え。最近開業した非常に大きな空港だとのこと。乗換時間は2時間弱、ちょっと不安ではあるが「タダ」なのだから文句は言えない。ちなみに復路は、馴染みあるスイスエアーである。

 

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 ラウンジはいつもの青い日系航空会社のもの。そのころようやく日が昇り、このところ拡張著しい羽田空港の全貌が浮かび上がる。搭乗はスムーズで、これから約4時間の北京への飛行である。

 

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 少し古い機材のようで、ビジネスクラス座席は広くて僕らには前の座席まで足が届きそうにない。タイプとしては、トルコ航空のそれに近い。正直気になっているのは、北京の新空港での乗り換え。全く経験がないこともあるし何が起きるか分からないと不安だけが募る。ここでしくじったら、1週間の休暇が台無しである。

 

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 飛び上がった後の朝食メニューはなかなかいい。中央にある点心3点セットがしっかりとした味付けで美味。白粥に付ける漬物3種も、いいお味だった。飛行時間は4時間だし乗り換えに不安があるし、お酒は飲まないからオレンジジュース。

 

 フライトマップによると、北朝鮮を大きく北に回り込んでいく。かの国もロシアのように飛行が自由を出来るようになれば思うが、そう簡単には行くまい。そうなれば羽田・北京間は3.5時間か3時間に縮まると思うのだが。

 

 窓の外を見ると、旧満州の平原が広がっている。その後少し山地になって、白いもの(雪かな?)が目立ち始めた。10年以上前北京の冬に仕事で来たときは、マイナス20度以下だった。今でも多分氷点下だろう。やがて市街に近づいてくると、別の白さが見える。どうもまだスモッグの処理は不十分なのだろう。

 

 機体が降下を始め、いよいよ新空港に到着します。ちょっと不安・・・。

 

<続く>

「品プリ」のフードコート

 何年か前「ハワイで新年」という浮かれた企画でホノルル旅行をしてから、正月明けに海外旅行をするのが定番になった。なぜ「明け」かというと、年末発に比べてお値段が安くなるし、予約が取りやすくなるからである。

 

 今回は昨年6月に行ったローマを再訪することにして、青い日系航空会社のマイレージが貯まっていたので、これで特典航空券を貰った。その結果、1/3(金)羽田発、1/10(金)成田着という予約ができた。2人で19万マイルだった。

 

 羽田の出発は830と早めなので、前夜は品川に泊まることにして選んだのは「品川プリンスホテル」。ホテルの前の信号を渡れば、そこに京浜急行の改札口があるという便利さを買った。2日の夕方品川まで来てチェックインを済ませ、さて夕食をどうしようかと夫婦で相談した。せっかく2人で来たのだから、レストランでワインでもという僕に対して家内は、

 

 「明日からワインは十分呑めるのだから、今夜は禁酒でいい」

 

 という。それならと街に出てみたが、新年も松の内ということで開いているお店が少ない。インターシティの方まで足を伸ばしてみたけれど、適当な店が見当たらない。結局ホテルまで戻ってきてしまって、見つけたのがホテル内にあるフードコート「品川キッチン」。

 

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 円形の会場に7つの店舗が入っていて、中央にコーヒースタンドがあり、これを囲むようにテーブルとイスが並んでいる。ここに周辺部にあるお店で買ったものを持ってきて食べるスタイル。ピザはローマで食べたいからパス、お好み焼きやうどん、ラーメンは「お時間をいただきます」とある。そこで、「欧風カレー:ドンピエールジェット」を今夜のディナーに選んだ。

 

 食券を販売機で買って注文、出来上がりを知らせるブザーを渡されて待つこと5分ほど。家内は「ビーフカレー」、僕は「カツカレー」である。お値段は¥980~と街中に比べれば少々高め。でも「銀座の高級レストランによる専門店」だということである。

 

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 ルーはさほど辛くなく(CoCo壱基準で1カラくらい)、ロースカツは小振りだが肉厚だった。改めて客層を見ると、半分近くは外国人のよう。このホテルの利用客かどうかは分からないが、手軽に日本の食を味わえるということなのだろうか?

 

 僕らとしてよかったのは、呑み過ぎはもちろん食べ過ぎもしなかったこと。さあ、1週間のローマ旅行、健康に気を付けながら行ってきますよ。

熱海銀座の行列

 わが街熱海で昨年一番感じたことと言えば、人出が戻ってきたことだろう。僕がこの街にマンションを初めて買ったのは2002年、その時がどん底だったという人もいるが容易に回復基調にはならなかった。良くなってきたかなと思っていたらリーマンショック、今のマンションを建ててくれたデベロッパーはあえなく倒産してしまった。

 

 その会社の企画していた次の大型マンションは、駅前の空き地と共に次の事業者が着手するまで凍結されていた。その間も大型旅館の倒産、廃業は相次いでいて、街全体に元気はなかった。3期目になった今の市長は、前任者の土建屋偏重の市政を改め建設需要を抑えたせいもあったかもしれない。しかし中長期的に見れば、この施政方針は正しい。財政も健全化に向かい、ポテンシャルある街としてお客さんも増えてきた。

 

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 休日には「遊湯バス」というHopOn-HopOff式の周遊バスが、満席・立席で運行されているほどだ。歩いている人の数も増えているし、中心の商店街である「熱海銀座」にも活気が戻ってきた。

 

 かつてはピンク色のお店も多かったこの100mばかりの通り、おしゃれな店が続々Openして観光客を惹きつけている。喫茶店・食事処・お土産物屋などもいかにも古めかしい店ばかりだったが、経営者が若返ったのだろう店の特徴を前面に押し出しているものに変わり始めた。

 

 上の写真は「熱海プリン」を看板にした店、若い女性の行列ができている。暖簾を下げて和風にも見えるが、古風な感じは全くない。しばらく前にこの商店街に移り住んだ、店舗クリエーターのような人物が居るという。その指南だろうか。

 

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 食事処のデザインも進化した。古風なまま、味とお値段で売っている「山洋水産」のような店もあるが、写真も店はちょっと洗練された造り。実はこの店、1年ほど前に全焼してしまったある店舗の後に、内装などをリニューアルして開業したもの。一度は行ってみたいなと思っているのだが、今日もこのように長蛇の列。

 

 先日乗ったタクシーの運転手が、人出が戻ったと嬉しそうに話していた。秋の台風で今も箱根登山鉄道が不通なので、箱根から熱海に保養先を変えた人がある程度はいるからだろう。住民としては街の活性化は嬉しいこと、商店街の皆さんも良いお正月になってのではないかと思います。