Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

梅まつりも桜まつりも・・・

 11都府県の緊急事態宣言だが、昨年4月の宣言時に比べると各地の人出は相当増えているようだ。新橋駅前で200%UP、福岡駅前でも70%UPと、宣言が出る前の週から大きな変化はないという印象だ。もちろん多くの飲食店は2000閉店を守っているのだが、居酒屋が1900でお酒の提供終わり・・・では商売にならないのは当たり前。「要請」を受け入れない「反乱居酒屋」は深夜まで満席というのだから、致し方ない。

 

 ここ静岡県では「宣言」は出ていないのだが、毎日の新規感染者数が100人前後となっていて、わが熱海市でも2~5人程度の報告がある。今日は真冬と言うのに珍しく温かい日、「春一番」を思わせる南南西の風が吹き、気温は20度に迫った。本来なら、

 

熱海梅園梅まつり(1/9~3/7)

・糸川桜まつり(1/9~2/7)

 

 が開催されて、特に休日は人出が多くにぎわうはずだが、いずれも大幅なイベント縮小をしている。この時期の花火大会も延期・中止になって、旅館や飲食店の中には閉めてしまったところもある。街中に人通りは少ない。

 

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 コンビニに用事があったので熱海銀座まで出かけたが、道路工事の警備員がいるだけ。ついでに糸川まで足を延ばしたところ、何人か桜並木の写真を撮っている人がいた。河津桜系の早咲き種であるアタミ桜も、さすがにまだ3分咲きだ。

 

 天気もいいし人にも会わないので、家内とこまごまとしたものを買い歩いた。商店も地元客ばかりで手持無沙汰そうだ。「業務スーパー」で日常品を、「中島水産市民市場」でフルーツと海鮮を買った。その帰り道、ふと思い立って「近江屋」という酒屋さんに寄った。熱海で一番大きな酒屋さんで、もしワインのいいのがあったら買おうかと思ったから。すると、

 

「一升瓶入りのがある」

 

 と家内が言う。

 

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 「Lumiere Cadette」とラベルにあって、チリから輸入したワインをベースに山梨県産のぶどうも使って作ったもの。赤と白の両方があるが、今在庫は白が不足気味。白ならハズレも少なかろうということで、白(辛口で酸味はやや少ない)を買ってみることにした。

 

 また寂しくなってしまった熱海の街ですが、今回はここでも感染者が出ているので仕方ないでしょう。今夜はこの白ワインをスターターに、ローストビーフをメインにしたディナーとします。政府・分科会は「宅呑みもNG」と言っているらしいですが、それは聞けませんね。

ボリュームランチ(梅林のカツ丼)

 1都3県緊急事態宣言中、この日は新年になって初めてオフィスへ出勤する。以前から決まっていた来客との面談があるので、その前にオフィスの雑事を片付けてしまいたい。秋ごろから年末にかけて、熱海駅から乗る「こだま号」の乗客も増えつつあったのだが、「宣言」でそれも止められてしまったようだ。定時に間に合う列車に乗ったが、車内には空席が目立つ。

 

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 東京駅で降りたが、駅構内の人は思ったより多い。まあ出勤のピーク時だからね。丸の内北口の交差点ではTVクルーが2組、カメラを回している。よくTVニュースで出てくるシーンだ。「7割テレワーク」と言われているだけあって、交差点の人通りもオフィスの人出も以前よりは少ない。それでも出てこなくてはいけない理由の一つが「ハンコ押し業務」。署名してマイナンバーを記入して捺印して返送せよとある。そんな仕事はもともと得意ではないから、早めに片付けるに限る。

 

 雑事を済ませて出かけた先は秋葉原、そうここの「小諸そば」も先週で閉店したと聞いた。そんなことを思ったら、お腹が空いてきた。そこで入ることにしたのは、JR秋葉原駅構内のフードコート。蕎麦屋やパスタ屋と並んで、「銀座梅林」のトンカツ屋さんが出店している。

 

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 割合有名なトンカツ屋で、本店のメニューだと定食で3,000円ほどする。一番安い「カツ丼」でも、1,150円と立派なお値段。それがこのフードコートだと、ほとんどのメニューが800~900円。お得感があるのでいつか試してみようと思っていたのだ。

 

 ランチにはちょっと早い時間だし、駅の人出も多くないからフードコート全体で客は4~5人しかいない。豚がキモノで三味線を弾いている看板の下で、基本メニューの「カツ丼」を頼んだ。交通系ICカード決済だと、20円引いてくれて780円。数分待って作ってもらったのがこれ。

 

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 漬物と赤だしの汁椀と共に盆にのせられてきたカツ丼、トンカツは丼を覆うほど大きい。身も厚めで歯ごたえがある。玉ねぎと玉子で絡められた具が思ったより辛く、ご飯がすすむ。このメニュー、「かつや」などでは500円ほど、コスパのいい「まるや」で700円、「梅林」は800円というなら、まずまずのお値段とお味ではないかと思う。

 

 十分満足したのですが、さて銀座の本店に行ってみようと思うかどうか?僕自身はまだ迷いますね。でも一度は試すべきかな?

ボリュームランチ(餃子対決)

 緊急事態宣言で「7割テレワーク」と政府に言われているので、今週も出社は1日。2度ランチを熱海の町で外食した。1ヵ月前、お店には失礼ながら「酢豚対決」として「五味八珍」と「天煌飯店」の双方で酢豚定食を食べたことを紹介した。結果はやはり本格中華の「飯店」側の判定勝ちなのだが、「八珍」は本来餃子専門店。いつか「餃子対決」ができたらと思っていた。

 

 霞ヶ関から業界団体に「なるべく長く休むように」という要請が来ていたから、三が日開けの週はもともと仕事が少ない。休める人は年休消化をしているようだ。この日も、午前中にひとつビデオ会議をして予定は終了、ランチを外食した後は来月のイベント用のスライドでも作ろうと思う。

 

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 足が向いたのは「飯店」の方、いつも定食ばかり食べているのだが、今日の目的は「餃子」である。ラーメン(600円)と餃子(420円)を頼んだ。まずやってきたのがラーメン、醤油スープにメンマ、叉焼、ウズラ卵が浮いている。スープは濃すぎない旨味、叉焼は分厚い。麺は好みよりは柔らかめで、のど越しはいい。

 

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 続いてお目当ての餃子、大ぶりのものが5個、焼き目は強くない。中味はひき肉とにらのようだ。肉汁は十分だが、ちょっと具材が少ないかな。それでも満足して食べ終えた。この日は僕以外に3組の客が来ていた。いずれも地元の常連さんのようだ。これなら、すぐ閉めてしまうことは無いだろう。ちょっと安心。

 

 別の日、熱海駅で切符を買う用事があったので、ついでに「八珍」でランチをすることにした。平日だが、まだ正月休み中という意識なのか人出(観光客)は多い。1400を回っているのだがレストランはどこも混んでいる。ようやく空席ができて、2人掛けテーブルに座れた。お腹が空いているので、注文したのは「炒飯&餃子定食」(990円+税)。

 

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 餃子12個が、円形に綺麗に並べてある。皮は薄くアンがいっぱい詰まっているのが浜松餃子の特徴。焼き目はやや強めで、食感はパリッとしている。これが美味しさの秘訣である。好物の炒飯ともども、美味しく食べてお腹いっぱいになった。

 

 今回はやっぱり「八珍」に軍配が上がりましたね。さすがは専門店です。でもどちらのお店も僕にとっては大事なランチ場所、他の店と違って「観光地ナイズ」されていないのがいいです。また、お世話になりますよ。ごちそうさま。

英語公用語化の是非

 グローバル企業での公用語は英語・・・それは当たり前のことだ。付き合いのある外資系企業といっても日本で会うのは日本人社員がほとんどの僕は、通常は日本語で要件を済ませている。会議に外国人が混じってくるが少数だという時は、資料は英語で作り説明は日本語ですることもある。

 

 ちゃんとした国際会議では同時か逐語かは別にして通訳を付けてくれることもあるから、まあ僕のような英語苦手者でも末席に加わることが出来る。そのような会議では発言の一言が重く、誤解を与えると後々問題が大きくなることもあるから、英語が達者な人でも日本語で通すケースもある。昔民主党政権の時、英語の達者な鳩山総理がオバマ大統領に向かって「Trust me!」と言って事件になったこともある。重要なことがらは、ちゃんと通訳をはさむべきだ。

 

 ただ日本企業でも先進的な企業は「英語公用語」を定めているところもある。僕の勤務している会社も幹部は英語が達者だし、外国人の役員もいるのでそうなる可能性はある。まあそうなったら潔く引退することにしたい。そんな先進的な企業のひとつ「楽天」で、英語公用語化がトラブルのタネになっているのではないかという記事があった。

 

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 楽天、トラブル続出の原因は「英語公用語化」?時間が2倍かかり効率低下、意思伝達ミス (biz-journal.jp)

 

 アグレッシブな三木谷社長は、2010年に「世界と戦うには」と社内の公用語を英語にしたとある。経団連を古い企業の集まりだと考えて、自ら「新経連」を作るほどの人だ。お気持ちはよく分かる。問題は社長ご本人は良くても、周りがついていけるかということ。実際に仕事をするのは彼らなのだ。さらに取引先企業にもそれを求めるというのは、資本関係などが見えないから確たることは言えないのだが、ちょっとやりすぎのような気がする。

 

 英語のコミュニケーションでの誤解が直接の引き金となったトラブルは多くないかもしれないが、社員やお取引先が英語⇔日本語の作業で疲弊し、ケアレスミスをしてしまった可能性は否定できまい。

 

 昨今は機械翻訳の精度も上がってきて、先日の「ユーラシア・グループの2021十大リスク」などはメールの翻訳機能で十分読めました。総務省の研究機関NICTが「同時通訳AIを開発中、2025年には実用化」とも言います。無理に「英語公用語」にしなくてもいいと思うのですが・・・。

2種類の「ワニの口グラフ」

 先日、日本政府の財政出動・予算編成についてコメントしたが、税収が減る中で支出ばかりが増え累積赤字が増すのは本来好もしくない。これは「COVID-19」以前から起きていること、欧州や米国でも起きていることだ。

 

 税収と支出を年次を横軸にグラフ化すると、ワニの口が開いたように見える。各国政府はなんとかワニに口を閉じてもらおうとするのだが、上記のようにうまくいかない。結局ワニに呑み込まれてしまうのかと思うと暗澹たる気持ちだ。

 

 ところが、もう一つこれに似た「ワニの口グラフ」が話題を集めているという。それは「K字型回復」というグラフ。「COVID-19」によって世界中の企業が業績を落としたのだが、各国政府の金融緩和にも助けられて回復基調に乗っている企業が増え始めた。一方で(例えばGoToのような)政府支援にも関わらず業績を落とし続けている企業も多い。勝ち組はK字の上向きの線に乗り、負け組は下向きの線の乗ってしまうわけだ。日本市場で代表的な業種を挙げると、

 

・勝ち組 情報通信・証券・医薬品・石炭石油

・負け組 陸運・海運・空運・鉄鋼

 

 となると、会社四季報は言う。「COVID-19」騒ぎから早々に抜け出し、一人勝ちともいえる中国市場でも同じ傾向にあるという。

 

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 企業だけでなく個人についても「K字型回復」が見られる。日本の証券市場が年末に30余年ぶりの高値を付けるなど、株式市場は(絶)好調だ。一方で雇用環境は、雇用調整助成金や持続化給付金などの政府支援があっても厳しくなっている。業績回復中の企業に勤めていて金融資産を持っている人は、K字の上向きの線に乗れているだろう。一方で雇止めやリストラに遭った人たちは、下向きの線に突き落されている。

 

コロナ禍で大きな変化迫られた世界経済、変容は始まったばかり - Bloomberg

 

 このワニの口も各国政府は閉じさせようとするのだが、それも上手くいかない。無理に閉じさせようとするなら、産業の発展を阻害し経済そのものを壊しかねないからだ。今後はさらにデジタル化やAI活用で「ワニの口」が開く方向しか見えてこない。例えばゴールドマン・サックスはAI活用によって、600人いたトレーダーを2人に減らしたと言う。上記のブルームバーグの記事のように世界経済の変容の本番はこれからなのだ。

 

 各国政府の選択肢も少ないですが、個人の覚悟も問われる年になりそうですね。