Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

民主主義なのだから選挙で決めよう

今週末、国民民主党の代表選挙が実施される。玉木現代表に、民主党時代党首だった前原議員が挑む形になる。前原議員については、京都大学高坂正堯教授の教え子でもあり、危機管理に造詣のある若手政治家と期待していたのだが、いわゆる「永田ガセメール事件…

大学院で学ぶ意味

今もそうなのだろうか?45年前、大学4年生の夏休みは僕にとって最大の受験勉強期だった。9月には大学院の入試が控えていたのだ。家庭にエアコンが無かった時代、全国有数の熱帯エリア名古屋のあの夏も暑かった。 何とか掴んだ大学院への入学、苦労しながら…

ディエップ上陸作戦

先週、24日はロシアのウクライナ侵攻からちょうど1年半。また、旧ソ連からウクライナが独立した記念日でもあった。ロシアとウクライナの関係については、何度か紹介してきたように、血みどろの歴史がある。20世紀になってからも、 ・1932年、スターリンがウ…

リアル空間での「DX with Security」

常々、特に経営層のサイバーセキュリティへの関心を高めてもらうため「DX with Security」と主張している。デジタル化による企業体の構造改革は、これからの経営の必須条件とも言えるが、だたデジタル化をすればいいのではなくサイバーセキュリティにも配慮…

レモンスカッシュとうな重

暑い夏も、そろそろ終わり(いや終わって欲しい)。この日は珍しく、東京23区内の4箇所を駆け巡る予定。最初の訪問は大手町、フィナンシャル・シティだ。東京駅からずっと地下道で行けるはずだが、経団連会館方面から回るのはちょっと遠回り。サンケイビル…

なんとも嫌な感じ・・・

福島第一原発に溜まった処理水の放出がようやく始まった。日本政府もIAEAも処理水の科学的安全性については「WTO基準の1/7程度のトリチウムしか入っていない」としている。問題のひとつは科学的な安全性と、市民の安心感とは違うということ。過去にも「総理…

表舞台からは消えた

昨日の朝、ロシアでプライベートジェットが墜落し、乗員3名乗客10名全員絶望とのニュースが入って来た。搭乗名簿に、民間軍事会社<ワグネル>創始者のプリゴジン氏の名前があったという。 前夜までの報道では、久しぶりに動画が投稿され、アフリカのどこか…

中国からの団体旅行客解禁

中国政府はこれまで日本への団体旅行を禁じていたが、今月米国や韓国など60ヵ国と並んで、日本への団体旅行を解禁した。これを受けて、業界では期待が高まる一方、警戒する声も聞かれる。 「中国人団体旅行」解禁も “爆買い”頼みはもう時代遅れである | Merk…

誰が「Japan First!」と叫ぶのか

先週の日米韓参加国首脳会談は、成功裏に終わったと伝えられる。多国間国際会議以外で現首脳3人が会談するのは初めて、米国大統領の保養地であるキャンプ・デービッドでの会談も久しぶりだ。米国からの厚遇に対し、岸田政権は早々にハワイの山火事被災への…

究極の「人生100年」ビジネス

世界で一番平均寿命の長い日本。銃器や麻薬などの危険物が実質的に制限され、医療体制や社会保障、その他成熟社会に必要なものが整ったゆえの、総合的な安全・安心社会の構築が成った成果であると誇ってもいい。 しかしこのところの「人生100年時代」のアピ…

単なる大統領の別荘・・・ではない

先週末、日米韓三ヵ国首脳会議が、米国メリーランド州キャトクティン山岳地にあるキャンプ・デービッドで行われた。極超音速ミサイル迎撃技術の共同開発や、台湾海峡の安定・北朝鮮の非核化・ウクライナ支援などが議論され、一定の成果を挙げたと伝えられる…

どえりゃあ名誉なこと

今年も中日ドラゴンズは、セリーグ最下位を低迷しているし、夏の高校野球は名電が1回戦で負けてしまうし、今年は名古屋人(特に野球ファン)の機嫌は悪い。しかし思わぬところから、名古屋人にとっては「どえりゃあ名誉なこと」(河村市長)が降って来た。…

真夏のランチかつ丼、3種類

「厳しい暑さ」と天気予報が言うと、ちょっとほっとするような酷暑である。予報士の常套句は「生命に危険のある暑さ」になってしまった。熱中症で亡くなる人も出て、できれば東京へ出かけて行きたくないと思う。ところが実際には、東京行きが増えている。大…

趣味人たちの50年後

大学時代、僕が所属していたのは写真部。ベニヤ板張りだけれど天井が高く、大きな暗室があった。部員が溜まる部室は、床面積で暗室の1/4、容積では1/10くらいだったろう。アサヒカメラなどの専門雑誌が置いてあって、よく入り浸っていた。 それから50年近く…

懐かしい店「カメラのOlive」

昨年久しぶりに、いわゆる里帰りをした。僕が生まれた街は、愛知県の尾張一宮市というところ。もう実家もなく、両親は熱海に引っ越してきてしまっているので、何かの関係があるわけではない。それでも名古屋に用事があったついでに、ちょっと立ち寄ってみた…

歴史ある島を襲う火災

国連のグテーレス事務総長によると「温暖化ではなく沸騰化」の時代になったようだ。沸騰する地球では、片や大雨による大洪水、片や干ばつがもたらす砂漠化や大規模火災が起きている。先月、ニューヨークの友人とビデオ会議をしていて「カナダの山火事のばい…

西伊豆でのんびり(5/終)

前日とは違い、雲の多いやや涼しげな日になった。往路は中伊豆、伊豆箱根鉄道で修善寺まで来て、東海バスで西伊豆に入った。復路は東伊豆、伊豆急行で帰ろうと思う。東海バスには堂ヶ島発下田行きの路線がある。これも、最初は僕ら2人だけを乗せて南へ向か…

西伊豆でのんびり(4)

宴会場は畳敷きだが、イスとテーブルが設置されている。最近座っての会食などしたことがないので、これは嬉しい。窓際の海が良く見える席に案内されて、テーブル上に並べられた皿を見た。予約サイトの案内によると、13品目の会席料理となっていた。予想と変…

西伊豆でのんびり(3)

猛暑の土肥金山から再び東海バスに乗り、目的地の堂ヶ島に向かう。バスは僕らともう一人だけを乗せて、恋人岬や黄金崎など名前を聞いたことのある景勝地を通り過ぎていく。富士見と名の付くバス停がいくつもある。宇久須という比較的大きな町があった。南北…

西伊豆でのんびり(2)

今回の旅のテーマは「西伊豆でのんびり」である。これまでは、コンドミニアムの設備を使いやすいように並べ直し、目当ての食材店でワインや肉、野菜など買い集め、夫婦で料理の腕を振るい、満足して眠る・・・というものばかり。その真逆をやってみようというわ…

西伊豆でのんびり(1)

「COVID-19」感染者はまた増加傾向のようだが、世の中はすっかり「With COVID-19」になっていて、イベントも復活し旅行客数も元に戻り始めた。熱海の街を行きかう外国人旅行者を見ていて「Discover Japan」もいいかなと思うようになった。直接の引き金は、先…

独自の生態系をどう守る

今年のオーストラリア出張、いろいろ珍しいものに出会えたのだが、中でも独自文化や生態系の保護に関する「熱い」姿勢には感じるものがあった。経験した公式会合では、主催者の冒頭の挨拶に必ず「アボリジニの人達が住んでいた土地で、我々は今暮らしている…

自民党女性局のフランス研修

自民党のホープ松川るい参議院議員らの3泊5日の「フランス研修」について、様々な意見が飛び交っている。きっかけはエッフェル塔の前などで撮った写真を、議員自身がSNSにアップしたこと。まるで物見遊山との批判が上がり、擁護論も出ている。 ◇批判 ・国…

中国の「失われる30年」

このところ、中国経済でいい話が少ない。今になってようやくIT産業、教育産業、不動産業叩きを緩和するとも言われているが、すでに手遅れかもしれない。 ・IT産業 儲けすぎだし、共産党に楯突きかねない ・教育産業 格差拡大や不平等を産み出した ・不動産業…

僕への誘いはもう少しハード

衰勢が伝えられる日本共産党だが、先月末の仙台市議会議員選挙では、手堅く現有の6議席を確保した。その後の全国調査では、支持率は立憲民主党と並ぶ6%。自民党36%、維新10%に次ぐ第三位を占めている。 立憲民主党、世論調査で支持率が「共産党と同率」…

雅叙園の中華「旬遊紀」

また誘っていただける機会があり、この日は家内と目黒にやってきた。ディナーの予約は1800だが、少し早めに横浜まで出て、東急東横線に乗った。下車したのは中目黒、家内が何年か過ごした町だ。改札を出て、山手通り沿いに大鳥神社に向かう。 ・あ、あの店は…

熱海の街の野鳥たち

知られた温泉地ではあるものの、熱海の市街地は非常に小さい。すぐ前は海だし、後ろには山も迫っている。坂が多くて、道は狭い。自転車やキックボードを見ることは多くない。自然が近いので、面白いものを見ることがある。以前はサルに遭遇したことも紹介し…

トップダウン型デジタル企業のCISO

経済安全保障推進法でもサイバーセキュリティが対象になっているように、日本企業へのサイバーリスクは高まっている。大手企業の経営者はおおむねそれを理解しているのだが、実際にリスクに対応するのはCISOやそれに関連する人たちだ。一口にCISOといっても…

民主主義の危機

ひょっとすると秋には総選挙があるかもしれないと思ってだろうか、各政党の動きが慌ただしい。特に野党幹部の「舌戦」がメディアを賑わせているのだが、政策論でないのが気になる。 立憲・泉氏、維新・馬場氏の共産への発言批判 「民主主義の危機」 | 毎日新…

氷が溶けて・・・海流が止まる

この7月は、史上最も暑い夏になったという。カナダでもギリシアでも山火事が多発。炎に巻き込まれたり、熱中症で亡くなる人が相次いだ。米国のデスヴァレーで55度近くになったのを始め、各所で40度越えの日々が続いた。日本も確かに暑い、しかし40度を越え…