2025-01-01から1年間の記事一覧
地球環境の変化(猛暑・渇水等)のせいかもしれないのだが、市民のイライラが募っていて、この夏には反政府デモが頻発した。6月末にはケニアで反政府デモが起き、20名ほどの死者が出たという。きっかけは増税反対のデモだったが、警察が実力行使をしたため…
ロシア・ウクライナ戦争の行方は、ある意味はっきりしている。どちらも戦場での決め手を欠き、どちらも譲ることができないものを相手が求めているからだ。「トランプ赤ちゃん」の仲介など、むしろ邪魔であって停戦~和平への道を拓けるものではない。だから…
トランプ「赤ちゃん」政権は、一貫して米国内への製造業回帰を目指している。経済が発展するというのは高付加価値産業の比率が増えていくということで、必然として先進国の製造業は、 軽工業 ⇒ 重工業 ⇒ エレクトロニクス産業 ⇒ デジタル産業 と比重が移って…
Wikipediaによると、暗殺とは「政治的に影響力を有する人物を、秘密裏に付け狙い、殺害すること」とある。軍事スリラー作家柘植久慶の「歴史を変えた『暗殺』の真相*1」には、300の事件のリストアップと50の事件の短い解説が収められている。 比較的暗殺(政…
先日紹介した、熱海ガーリック食堂「Dottimo」。かつては流行らない喫茶店で、安倍(当時)総理や妖怪人間ベラ似のイラストがほめていたプリンが売り物だった。一度も入ったことはない。新しいお店は、試してみてまあまま行けると思ったのだが、家内に「とて…
JR東日本は「駅ナカ」を大きなビジネスチャンスととらえ、飲食店・土産物店などを続々増設している。典型的なのが東京駅で、これまで駅員しか入れなかったスペースをどんどん改装している。これだけ外国人旅行者・観光客が多ければ、確かに機会は多い。 JR東…
昨日に引き続き、日本の政局についてもう一言。「石破おろし」の舞台裏関連報道がいくつかあり、見るとはなしに見ていると何か時代がかったものを感じた。その原因は「党の結束」「党の分裂を回避」をと多くの自民党幹部が繰り返したこと。頭の中に時代劇の…
苛烈な「石破おろし」の結果、国会議員らのリコール意思表明という「踏み絵」実行の直前に、石破総理が辞意を表明した。これでまた1ヵ月ほどの政治空白は必至である。経団連会長が言うように「安定した政権」を目指して、真摯な論戦(*1)を期待したい。 で…
政局の間は政策は動かない・・・いや正確に言うと、政治家が政局に気を獲られているうちは、政策は官僚に委ねられるということ。今がその典型例で、自民党はもちろん野党各党も「スネに傷」の状態なので、秋に臨時国会で審議される補正予算案や年末までには固ま…
政府のGXプロジェクトの目玉の一つである洋上風力発電事業から、三菱商事が撤退して各界に波紋を広げている。 洋上風力発電、先行き不透明に-三菱商事が国内3海域で撤退 - Bloomberg カネに厳しい総合商社が、200億円の供託金を投げうつほか社内のこれまで…
先週、中国で20ヵ国もの首脳を集めて大規模な「抗日戦勝記念軍事パレード」が行われていたころ、地球の反対側では米国海軍の大艦隊が、カリブ海に展開していた。表向きの理由は、ベネズエラから米国に送られる麻薬の輸送ルートを絶つというもの。現実に麻薬…
このところ、めっきり現金を使うことは少なくなった。公共料金等をコンビニで支払う時、現金のみの店やタクシー(*1)を使った時、あるスーパーで現金だと常時3%引きなので使うくらいだろうか。公共交通機関に乗るときは交通系ICカードだが、使えるように…
今のマンションに引っ越す前、僕はJR来宮駅から徒歩4分ほどのマンションに住んでいた。そのころは東京のオフィスに通うのに、来宮~熱海~東京というルートをたどっていて、朝早くまた夜遅くこの駅を利用していた。 かつてはこの駅にも駅員がいたように思う…
昨日に引き続き、次世代の軍用機の話題をもう一つ。軍用機の用途は広範にわたるが、大量の弾薬やミサイル、燃料など積んで任務に使う場合、どうしても長い滑走路が必要になる。これは固定翼機の場合で、回転翼機(いわゆるヘリコプター)では垂直離着陸が可…
先日のインド・パキスタン紛争では、中国製戦闘機がフランス製のラファールを撃墜したとして注目を集めた(*1)。新世代とまでは行かないが、第4~4.5世代戦闘機が相まみえた例は多くなく、各国の軍事関係者は情報収集に必死だろう。黒海上空では、ロシアの…
昨日に引き続き日本の政局について。通常自民党の支持率の方が政権支持率より高いのだが、いまは逆転現象が起きている。8月に原爆投下・終戦等の80周年式典があり、石破総理の姿勢が市民に評価されたなど諸説あるが、政権支持率が急回復している。そのため…
「事実上の政権交代選択選挙」と位置付けられた参議院議員選挙が終わり、1ヵ月余がたった。野党が目指していた、与党の過半数割れは成った。さて、それで何かが変わったのかというと、実は何もない。石破政権の支持率が回復してきて、野党連合が固まる可能…
早く眠ったせいだろう、朝5時の夜明けには目が覚めた。早速大浴場に出かけて朝風呂、昨日もそうだったが大きな浴場に入浴客はほんの数人。ロビーで見かけた人も、外国人のようには見えない。ここまでインバウンドの波は来てないのだな・・・と思っていた。 朝…
熱川バナナワニ園を堪能して、伊豆急の駅に戻ってきた。今日の宿は、2駅先の伊豆稲取にある「稲取東海ホテル湯苑」さん。駅から1kmほど先の、海岸沿いにある温泉旅館である。 ホテル湯苑のロビーから海を臨む ロビーは広々としていて明るく、海が一望でき…
本園の最後は、洋ランの温室。胡蝶蘭はじめ、ある意味見慣れた花々が迎えてくれた。ワイヤーを使って懸崖造りを3本仕立てる、おなじみの技法。でも本来ランの花芽は地面に水平方向に、陽の当たる方向に延びて行って花をつける。それは、株主優待で貰ったマ…
本館の温室は、もちろん冷房などない。この施設で冷房があるのは、売店とフルーツパーラーくらいだ。逆に暖房は完備、温泉熱利用だろう温室の地面に一様に熱放射器が備えられていた。本館施設は駅前のかなり傾斜の強い斜面に建っていて、4階層ある。斜面に…
列島を猛暑と偏った降雨による洪水と干ばつが襲っていて、家内の<熱海雑草園>も大ピンチである。外を歩くのも大変なのだが、家内の「子供たち」をケアしないといけないので、長い旅には出られない。そこで思いついたのが、近場の宿への1泊旅行。一昨年の…
「トランプ赤ちゃん」は、ロシア・ウクライナに自らを交えた首脳会談を調整することになった。ゼレンスキー大統領は「前提を置かず、プーチン大統領に会う」と言っているからいいが、問題はプーチン大統領である。すでに古狸ラブロフ外相が「プーチン大統領…
プーチン先生としては、制裁強化や(中国・インドへの)二次関税を掛けられないように、まず会ってなだめ時間稼ぎをしたかった。多分和平交渉に応じるかもしれないと見せて、停戦よりハードルの高い和平を優先させ、制裁&関税のことを忘れさせた。本来なら…
トランプ・プーチン会談に続き、トランプ・ゼレンスキー会談とその後の欧州首脳を交えた会合が済んで1週間が経った。プーチン先生はいつもながらの手並みでトランプ先生を操り、欧州の面々も(NATO会議に引き続いて)トランプ先生を下にも置かぬ扱いをして…
古来映画というメディアは、政治的なプロパガンダと表裏一体の関係にある。専制国家でなくてもある程度政府の意思は伝えられるし、非常に多くの人に影響を与えられるからだ。いくつか例を挙げると、 ■1925年ソ連「戦艦ポチョムキン」 ニコライ王朝での水兵た…
月遅れのお盆で多くの企業が休みになるころ、外食産業は激戦期になるようだ。都心ではいつもの「サラメシ需要」が無くなる一方、家族連れの来店が少しは増えるだろう。そこで各社、例えば「夏祭り」と称して値引きやポイント増のキャンペーンを行う。 そのキ…
トランプ先生は、ノーベル賞を貰うためならどんな出費もいとわない。先週ロシアのプーチン大統領を招いたときには、歓迎の意味でB-2爆撃機を中心とした編隊まで飛ばせて見せた。真っ赤なカーペットの上で、2人の独裁者が最凶兵器を見上げる姿には呆れてしま…
この言葉自身も欺瞞に溢れたものであるが、今年の「終戦の日*1」はやや騒然とした雰囲気が感じられた。旧安倍派の議員さんたちが、必死の「石破おろし」を仕掛けていたのは、この日まで石破総理を延命させたくなかったからだろう。「戦後80年談話」は封じた…
政治問題について、日本・英国と来たので、今日は(真打ち)米国の話題を。国内外にありえない政策を撃ちまくっているトランプ2.0政権、以前もロサンゼルスで反ICE抗議デモに対して州兵や海兵隊を送る所業をしたことがある。今回は首都ワシントンDC(特別区…