Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

今年印象に残ったお蕎麦

年末である。年越し蕎麦ですとTVニュース(バラエティは見ないので)は言い続けるが、僕はあまのじゃくなので、年末にラーメンを食べるのを誇っていたこともある。それでも年取って丸くなったのかもしれない。今年後半、印象に残ったお蕎麦をダイジェストし…

「5時からクーポン」大活躍

熱海市独自の<Go To Eat>キャンペーンである「5時からクーポン」。一度抽選に外れながら、復活当選して2冊(額面30,000円)手に入れたのが、今年の10月。家内とイタリアンレストランでも行こうと思っていたのだが、このところ、 ・いいワイン、特にボル…

青山「PERBACCO」での忘年会

この日は六本木で書籍の校正、御成門でのセミナーの司会を済ませ、陽が落ちてから青山のオフィスにやってきた。いつもはオンラインでやっている週の定例会合を、久々にリアルでやろうというわけ。一つの理由は、香港からいつも参加してくれる人が、この年末…

NATOのサイバー研究機関

先週、米国の巨大IT企業セキュリティ責任者から聞いた話を紹介した。ロシアのウクライナ侵攻に対して、ロシアの攻撃に対する防御「戦闘」を民間企業ではあるが実施したという。今回は同じテーマを、NATOのデジタル研究機関の人から聞くことができた。今年のN…

経団連のWeb3.0推進戦略

先月、経団連が「Web3.0推進戦略~Society5.0 for SDGs実現に向けて」を公表した。昨今デジタル業界で話題のWeb3.0を、伝統的な業界団体である経団連が早々に取り上げ、推進に向けた方向性を打ち出したことは評価したい。 web3推進戦略 【概要】 (keidanren.…

たった一人の「愛国者」

先週、ウクライナのゼレンスキー大統領が米国を電撃訪問、バイデン大統領と会談し議会でも演説を果たした。戦時下の首脳が米国議会で演説したのは、第二次世界大戦時の英国チャーチル首相以来のことという。 ゼレンスキー氏はこれまでの米国など西側の支援に…

ペニンシュラ24階の宴会場

この日は、ある外資系企業の会合。なんと場所は日比谷のペニンシュラホテルだという。プログラムを見ると、17時から2時間会議をして、その後立食パーティ。名古屋から参加する人もいるようだ。有楽町の駅を降りて日比谷公園に向かい、お堀端の開けた交差点…

ワーキングランチ「Prime42」

この日は、汐留にある大手企業さんを訪問した。グローバルにビジネス展開をしている企業で、僕には縁の薄いBtoC事業をされている。一般消費者相手のイメージ戦略や、その中でのサイバーセキュリティ努力を伺った。オフィスは2つのフロアが吹き抜けになって…

事実上の利上げに市場は驚愕

年末も押し詰まった今週、日銀(黒田)さんがやってくれました。各国中央銀行がインフレ抑制のための利上げを続ける中で、日本銀行だけは「ゼロ金利」を頑なに守っていた。僕などは、ずっと円安誘導はしないでと言ってきたので、これは来年春の黒田総裁の任…

米国大使館から首席公使公邸へ

今週日経が1面トップに「サイバー戦争・日本の危機」との特集を組み始めた。これまで専門家の間では常識だったことが、一般紙の1面に載るまでになったかと感慨深い。先日紹介したマンスフィールド財団に続き、今度はバイデン政権でサイバーセキュリティの…

廃炉にするにも技術者は必要

旧統一教会問題への対応や大臣の辞任ドミノ、聞くだけで実行力がないなどの評価で、追い詰められたとも言われる岸田政権。しかし、やることはやっていて、 ・防衛費増への道筋と、防衛力強化ポイントの議論 ・財政再建の意思を示した増税プラン ・GXに必要だ…

「ゼロコロナ」ではなくなったのに

先月末、中国都市部から火が付いた「白紙革命」。直接的には「ゼロコロナ政策」で自由を奪われた人たちの叫びなのだが、経済の停滞・不動産高騰・若者失業率増などの複合要因でおきたデモである。多くの国際政治学者は「習政権はメンツもあってゼロコロナの…

マンスフィールド財団との会合

暮れも押し詰まって、経団連から会合の連絡が来た。マンスフィールド財団が来日して、サイバーセキュリティの人材育成に関する日米連携を議論したいと言ってきたらしい。そういえば2ヵ月ほど前、僕の知り合いのところにも「サイバーセキュリティの日本での…

うちのみマルシェ

食料品、いや飲料品のロジスティクスで、今年最大の変化があったのが<COOP>が持ってきてくれるワイン。ずっと前にも<COOP>ユーザだった家内が、昨年から再度配達をしてもらうようになって、驚いたのがワインの品ぞろえと価格だった。 「COVID-19」禍で、…

東京會館レベル21のパーティ

九州起点のデジタル系業界団体からお誘いがあり、10周年記念会合でお話をさせてもらうことになった。もともとは東京の大手IT企業に勤務していた技術者が、九州にUターンして起業したものが連合して、首都圏からの受注を受けようという主旨の団体。わずか5…

本気のサイバー防衛体制構築

防衛費GDP2%議論が盛んである。岸田総理からは具体的に「2027年度に1兆円不足になり、増税で賄う」主旨の発言があった。これには、 ・中身を詰めないで金額ありき ・増税は市民に理解されない、国債という選択肢もある などと議論百出である。僕も2%に…

巨大ITのサイバーセキュリティ(後編)

現代の戦争はまさしく「ハイブリッド戦」、リアル空間で戦端を開く前にサイバー空間では戦闘が始まっている。今回はロシア最強のサイバー集団が、侵攻の10時間前からウクライナの政府機関や重要インフラに攻撃をかけてきた。 これに対して、ある企業はウクラ…

巨大ITのサイバーセキュリティ(前編)

世界にその名を知らない人はいない巨大IT企業の、サイバーセキュリティ責任者が来日した。政府・与党なども含め、いくつもの会合でプレゼンテーションをしてくれたようだ。僕もたまたま一つ、民間のクローズドな会合に参加して話を聞くことができた。あるホ…

これって本物のネオナチ?

欧州が揺れている。洗練された文化と伝統、それに「Global & Digital」による経済発展をしていたはずだった。しかし、Brexit、移民問題、ウクライナ紛争と21世紀にふさわしくないことが次々に起った。そして今度はドイツで、極右組織によるクーデター計画で…

ようやく闘える体制に、でもその次は

財源の話は宙に浮いたままだが、防衛費GDP2%議論が進んでいる。またぞろ利権が動き出しているとの批判もあるが、かねて問題だった継戦能力や自衛隊員の待遇についても、予算が廻りそうになったのは歓迎したい。 予算不足、弾薬・隊舎にしわ寄せ 正面装備偏…

CYDEF2022の打ち上げ

CYDEFとは、日本でNATOの協力も得て開催されるサイバーセキュリティのイベント。今年で第五回、僕は第二回から参加していた。その時は「COVID-19」禍ではないので、横須賀YRPでリアル開催だった。YRPは横須賀リサーチパークのこと。 旧電電公社の<横須賀通…

大手町から虎ノ門への散歩

「COVID-19」感染拡大がまたまた起きているが、東京はもう「COVID-19」以前の姿を取り戻している。僕にも1日に都内で複数の用事が入るようになってきた。この日は午前中に大手町の日経ホールで、恒例のイベントに出演。パネリストを2名に絞ってもらったこ…

16,000人のプラスセキュリティ人材

「プラスセキュリティ人材」という言葉は、あるシンクタンクの研究者が言い出したもの。5年余り前、経産省が「19万人のサイバーセキュリティ人材が不足する」という調査報告を出した。でも<NCIS>のマクギー捜査官のように、高度なクラッキング能力を持つ…

マインドコントロールを考える

政府が閣議決定した「旧統一教会被害者救済法案」だが、やはり評判が良くない。マインドコントロール下にある被害者は、困惑などせず進んで致命的な寄付も行ってしまう。このような被害を防いだり、取り返せないと被害者救済にはならない。むしろ「統一教会…

東京23区解体論(後編)

「東京23区」というが、普段そういう行政単位を意識することはない。もともと東京府と東京市が合併して東京都になったのだから、東京都を東京府と23区に分ければいい。分けられた区は、例えば中野区は島根県中野市になる。警察、消防、水道その他物理的な広…

東京23区解体論(前編)

最近考えさせられたのは、東京というものの存在。特に東京23区は、その他の地域とは違う行政区である。僕は「アメリカは国ではない。世界中から我こそはと思うヒト・モノ・カネが集まって戦うリングだ」と思っているが、東京23区もそれに近いような気がする…

ワイヤレスペンのメーカー「ワコム」

少なくとも30年くらいは、この会社の名前を聞いていなかった。社会人になった初期の頃、グラフィック・ワークステーションの開発に関わっていたことがある。今から思えば高価な機器で、入力用デバイスはマウスではなくタブレット&ペンだった。その機器の競…

ロイヤルインテリアに感謝

僕ら夫婦の住んでいるマンションも、築17年。初の大規模修繕を控えて、建物診断をしてもらったところ「比較的良好ですが、何ヵ所か補修の必要なところがあります」とのこと。付近のマンションで築10年未満で大規模修繕に追い込まれたところもあるから、ウチ…

高級ランチ「京都勝牛」

この日、東京でのリアル会議が午前中にあり、ランチを食べないまま帰路についた。これだけ時間があれば、新幹線に乗る必要もない。在来線でゆっくり行こう。いい機会だからと、大森・蒲田・川崎と巡っていった。いずれも、JRの駅から徒歩圏にBOOKOFFの店舗が…

脱炭素から南北経済問題へ

スウェーデンの若者たちが、アイコンであるグレタ・トゥーンベリさん(もうグレタちゃんとは呼べないな)を中心に、政府の環境問題対応が良くないと訴訟を起こした。表面に出たのは1国だけだが、世界中に同様の不満は溜まっている。美術品を汚損する形でし…