日本では、人手不足が徐々に顕著になってきた。
・タクシー会社に車はあっても運転手不足で稼働率が上がらない
・ホテルでも部屋はあるのだがスタッフ不足でフル稼働できない
・町中の食堂もアルバイトが不足して、時短営業に追い込まれる
という具合。東京などでのリアル会合が増えて、手軽にランチを摂れる外食チェーンは、僕にとっても有難い存在。やはり人手不足が目立ち、種々の合理化施策が見られる。まずは、タッチパネル式の発注。店内調理にこだわる<大戸屋>でさえ、タッチパネル式になった。
これは先日秋葉原駅前の<大戸屋>で食べた、豚肉とナスのみそ炒め定食。ご飯を五穀米にし、大盛りにしてもらった。1,030円なり。これらの操作は全てタッチパネル上で行う。この店舗では店員さんがお水と食事を運んできてくれる。温かいお茶などはセルフサービス。
これは信濃町駅前の<日高屋>で食べた、基本メニューの炒飯。490円なり。ここはタッチパネルで注文した後、店員さんが持ってきてくれるケースと配膳ロボットがやってくるケースがある。<ジョナサン>などでは普通に見られるようになったロボットだが、ちょっとうるさい(*1)。
さらに下記の記事にあるように、調理までロボットがするチェーンが現れた。
ロボットが手作りした大阪王将のチャーハンと野菜炒めを食べた結果→ 店員を呼んでしまった…… | ガジェット通信 GetNews
人が作ったものと遜色ないできだという。こうなると、最後のお会計のところを無人化(*2)すれば、無人食堂が運営できるようになる。
便利だなと思う反面、そこまでしていいのかとデジタル屋のくせに心配し始めた。というのは、別ブログで紹介した、金敬哲著「韓国超ネット社会の闇」の一節を思い出したから。
デジタル社会の行きつく先? - 新城彰の本棚 (hateblo.jp)
若いころは言葉も通じない外国で遊び回った人が引退して、生まれ育った国で切符も買えないので外出が怖いと言っていた。お金のある人は有人食堂へ、そうでない人は無人食堂で済ませてね・・・という社会にはしたくないですからね。
*1:事故防止の為だろう、騒々しく音を立ててやってくる。
*2:スーパーの無人キャッシュレスレジの要領で