Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

各界への提案

セキュリティ・クリアランス制度活用を

自民党柿沢議員が辞職して、4月に補欠選挙が行われる予定の東京15区について、種々のさざなみが立っている。自民・公明の連携が難しそうで、与党候補者の公募が出来ていない。一方の野党も、国民民主党の候補がラウンジ勤めをしたとかしないとかでもめ、党…

私人逮捕とおとり捜査

SNSなどでコンテンツ配信をすると、視聴の具合によっては収入が得られる・・・このことは知識として知ってはいた。昨年になって、僕が使っている<はてなブログ>では、グループやランキング、さらには有料コンテンツの設定が可能になった。このアクセス数では…

そろそろ日米地位協定の見直しを

昨日、ロシアの兵器・弾薬不足を補う北朝鮮の話をしたのだが、ウクライナ側も武器は渇望している。特に防空システムの強化は、ロシアの無人機・ミサイル攻撃に対抗するため必須である。米国供与のPAC-3は、先週大戦果を挙げている。ロシアの戦闘爆撃機Su-34…

移民先進地区、川口市の現状

欧州では、移民・難民の流入が収まらない。シリア内戦は続いているし、パレスチナ紛争も起きた。アフリカ諸国(*1)の動静も不安材料だ。リビアやチュニジアに近いイタリアの島では、島の人口を上回る数の難民が、数日間で到着する異常事態。ロシアの策謀の…

「朝までナマTV」を1.5時間で見る

この数年、毎月の「朝までナマTV」は、録画してみている。今月は普通月末なのに、1週間早い21日の土曜未明の放送だった。22日の衆参補選を意識したのか、月末になると衆院解散の可能性があると見たのかは分からない。 テーマは「これでいいのか?日本の政治…

あまりにも弥縫策すぎませんか

パートタイマなどの所得が月額で88,000円を越えるようになると、免除されてきた社会保険料負担が生じてしまうのでそれ以上は働かないという現象がある。俗に「106万円の壁」と言われるもので、専業主婦のパートタイム労働が念頭にある制度だ。折からの人手不…

2040年なら統廃合じゃなくて解散を

今年5月、日本郵政の増田寛也社長が日経紙上で「郵便局ネットワークの統廃合を検討」と発言したことが、波紋を広げている。時期としては2040年ごろとかなり先の話だが、過激に反応した人がいたに違いない。 「郵便局統廃合」発言に波紋 日本郵政・増田社長…

高価な兵器は駆逐される

改めて、ロシア・ウクライナ戦争は「ドローンの戦争」と歴史家が銘打つだろうと感じた。連日のようにモスクワの中心地、クレムリン周辺を襲うウクライナ軍(もしくは自由ロシア軍)のドローン攻撃に加え、ロシアの黒海沿岸の港湾ノボロシースクでのロシア揚…

それはスジが違うよ!河野大臣

昨日マイナンバーカード問題は、すでに(紙の)健康保険証廃止問題になってしまったと意見を述べた。僕らデジタル屋の想いとは少しズレてしまい、健康保険証に顔写真がないことによるなりすまし問題を防止したいからだろうと書いた。すると、河野大臣が共同…

デカップリングした島国の行方

今年の(北半球の)寒波は、かなり厳しい。加えて先進各国でインフレが進みエネルギーコストが特に上がっていて、各種インフラが不安定になり、失業者・困窮者も増えている。 中でもひどいのが英国で、暖房を付けるか食事をするかの選択を迫られている人もい…

国会の秘密会と議員の守秘義務

一昨日岸田総理のウクライナ訪問についての官邸の秘密保持能力に疑問を呈し、昨日は特定秘密保護法の民間人適用の件を取り上げた。そこで思ったのは、公務員には秘密保護規定があって、民間人にも適用の可能性があるなら、国会議員ってどうなんだっけという…

「静かな有事」に勇気をもって

昨日までの3日間、別ブログで少子化問題を取り上げた3冊の書を紹介した。 ◇新城彰の本棚 14日「未来の年表」 15日「未来の年表2」 16日「世界100年カレンダー」 著者は全てジャーナリストの河合雅司氏。前の2冊は日本の少子化問題を、最後の書は世界中で…

ようやく闘える体制に、でもその次は

財源の話は宙に浮いたままだが、防衛費GDP2%議論が進んでいる。またぞろ利権が動き出しているとの批判もあるが、かねて問題だった継戦能力や自衛隊員の待遇についても、予算が廻りそうになったのは歓迎したい。 予算不足、弾薬・隊舎にしわ寄せ 正面装備偏…

東京23区解体論(後編)

「東京23区」というが、普段そういう行政単位を意識することはない。もともと東京府と東京市が合併して東京都になったのだから、東京都を東京府と23区に分ければいい。分けられた区は、例えば中野区は島根県中野市になる。警察、消防、水道その他物理的な広…

東京23区解体論(前編)

最近考えさせられたのは、東京というものの存在。特に東京23区は、その他の地域とは違う行政区である。僕は「アメリカは国ではない。世界中から我こそはと思うヒト・モノ・カネが集まって戦うリングだ」と思っているが、東京23区もそれに近いような気がする…

基本は「優勝劣敗」の徹底

昨日、米国の大企業もテレワーク監視を行い「活動している時間分しか報酬を払わない」と言っていることを紹介した。日米であまり差がないことには、半分ほっとした。しかし一方で、 ・日本企業の生産性は上がっていない ・だからこの30年間、給与は上がらな…

みんな不公平感を持っている

岸田改造内閣への要望は、経済&物価対策が一番多いという。旧統一教会問題は多くの人が「説明不十分」と言うが、説明してもらったからといって明日の暮らしが楽になるわけではない。円安やエネルギー価格の上昇、それらがもたらす値上げラッシュでみんな苦…

「COVID-19」を5類にしてください

欧州を熱波が襲い、あの英国で40度を超えた。スペインやポルトガルでは47度にもなったといい、自然発火の火災が方々で起きている。今年はインドでも中国でも、異常な高温で被災者も出るし、穀物の被害も甚大だ。 日本の高温はそれほどでもないが、別の「波」…

継戦能力向上のための防衛費増

緊張高まる国際環境を意識し、日米同盟強化の目的もあり、岸田首相はバイデン大統領に対し「防衛費の相当な増額」を約束した。これ自身には極端な(一部野党やメディアからの)糾弾は起きていない。ただ岸田政権の特徴であるあいまい戦略でその具体的な中身…

日本でも戦車不要論の始まり

ウクライナ戦争は、第二次世界大戦型の戦争を仕掛けたロシア軍に対し、21世紀型の戦力で立ち向かう比較的少数のウクライナ軍が善戦している。衛星画像や電波傍受など、データ戦によってロシア軍の行動は「丸見え」。ウクライナ軍は、将官や軍艦、補給基地な…

ロシアからの避難民受け入れ

5/9の対ドイツ戦勝記念日に向け、ロシアの動きが活発化している。英国情報スジからは「5/9にプーチン先生が、宣戦布告をするらしい」との情報もある。そういえば、これまでのウクライナ侵攻は「特別軍事行動」で戦争ではないのだった。宣戦布告してどうする…

<Unpeace時代>のエネルギー政策

米中対立どころか、ロシアのウクライナ侵攻によって、国際社会は「第二次世界大戦以来の危機」を迎えている。識者によれば今の日本は<Unpeace>の時代にいるのだという。<準戦時>と訳すべきだろうか、戦争ではないが平和でもない状況のことだ。いや、サイ…

スタグフレーションの始まり?

4月になって僕の仕事(の立場)も少し変わった。やるべきことに差はないのだが、やはり風景は変わって見えることがある。しかしそれ以上に変わったのは、諸般の「値札」。びっくりするような値上げラッシュである。外食産業では主力メニューが、コンビニで…

日本人の日本人による日本統治

社会人になってから、特に直近の20余年は「Global & Digital」の潮流に乗って仕事をしてきた僕。お客様企業(BtoCビジネスは経験なし)に今でいうDXを薦め、世界の一番安いところで買って、一番高いところで売る事業構造改革をデジタル技術を使ってやりまし…

新総裁(総理)へのお願い

ある意味予想された結果だったが、別の意味では驚かされた自民党総裁選の流れだった。最初の開票結果では首位になると思われていた河野候補が、わずか1票差とはいえ2位に甘んじたのだ。 1位 岸田候補 議員146、党員110 合計256票 2位 河野候補 議員86、…

誰も取り残さない電子政府

「デジタル庁」が発足して半月が経った。当たり前だが、現時点では大きな動きはない。概算要求を見ても、霞ヶ関の各府省のIT予算を束ねたので、それが約5,000億円。それ以外にいくつかデジタル庁ならではの新規予算も見られるが、精々数億円規模でケタが違い…

夢の夜行列車だと思うのだけれど

欧州各国ではワクチン接種が進んでいることから、夏の行楽シーズンになって「ワクチンパスポート」を発行、自由な観光客の往来を促進し始めている。特に暗く長い冬に閉じ込められる北方の人達は、一斉に「バカンスだ~」とばかり南へと繰り出す。僕ら夫婦も…

大陸の中心で「アラー」と叫ぶ

予想外に早い「カブール陥落、ガニ政権崩壊」だった。米軍撤退を決めた時バイデン大統領は「タリバンは75,000人しかいない。(9兆ドルかけた)政府軍は30万人もいる」と言っていたが、予想以上のもろさだった。各国大使館や在留外国人の「救助」はそれなり…

「COVID-19」感染症の類型

今週初め「ワクチンパスポート」を国内活用して、経済を回せる人から廻し始めるようにしてはどうかと提案した。しかしその後何人かの人から意見を聞くと、社会的地位のある人ほど慎重な意見。特に政治家は動けないだろうと言う人が多かった。「COVID-19」禍…

次期戦闘機の開発に向けて

「軍隊は先の大戦の戦訓で軍備を整えようとする」というのが、古来言い伝えられてきたこと。日露戦争の「日本近海での艦隊決戦」という戦訓で、太平洋戦争で米国艦隊を叩こうとしたのが帝国海軍の「漸減要撃作戦」だった。長大な航続力を持つ大型潜水艦、空…