Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

国内政治

政策金利と財政規律

昨日、2つの国の通貨が安くなっていることを紹介した。ドルの独歩高かもしれないが、日本円の下落もひどい。直接的には、日米間の政策金利の差がありすぎて、誰でも金利の付く米ドルを、日本円を売って買う傾向からだ。しかし総合的には、日本円&日本経済…

日本維新の会は変節したのか?

昨日に引き続き、政界の動きについてコメントしたい。政治資金規正法改正案については、自民党案を修正して公明党、日本維新の会が賛成に回った。これが、来るべき総選挙で自公連立政権が過半数割れしても、維新を連立に迎えて政権を維持するのではないかと…

政治資金規正法改正の茶番に想う

自民党裏金問題に端を発した政治資金規正法改正の動きは、ようやく収束に向かっている。企業献金の是非、違反時の連座制、パーティ券購入者公開の上限、政策活動費(セイカツヒ?)の公開などが議論された。自民党案が甘すぎ、連立している公明党が乗れず、…

一足お先の政権交代へ

どうにも岸田政権のやっていることには「チグハグ感」がぬぐい切れない。そもそも首相としてやりたいことが「人事」では、致し方ない(*1)ようにも思う。自民党総裁の次かもしれない茂木先生(幹事長)が、省庁再編や副業できる社会を目指すとしたが、少な…

期日前投票に行って来ました

静岡県知事選挙が公示されてから、10日ほどが経った。神奈川県境の街熱海は、さほどうるさくない。先日の東京15区の衆院補選とはえらい違い。オフィスのあるところで、耐えがたい騒音だった。主な騒音原である<つばさの党>には、強制捜査が入ったと聞く。 …

政権交代に期待するなら・・・

英国の与党保守党の苦境を昨日紹介したが、日本も与党は苦しい状況。新聞のスタンス(&読者層)によって差はあるが、政権交代を望む割合は、 ・産経新聞 52% ・毎日新聞 62% と過半数を超え、政権維持を望む人の倍ほどもいる。ただこの中には「政権交代の…

こういう政権交代もある・・・かも

来週末、お騒がせ(通せんぼ)知事だった川勝平太氏の辞職に伴う、静岡県知事選挙が行われる。候補者は6名もいるが、自民党推薦の元官僚、両民主党推薦の元政令指定市市長の戦いと思われる。幸いなことに2人とも「リニア容認」と伝えられる(*1)のが、僕…

ポピュリズム台頭の懸念

衆議院議員補選3連敗で、自民党(&自公政権)が揺らいでいる。メディアが注目し種々の情報を流しているのが、次期総選挙の時期。任期満了ならあと1.5年あるのだが、今年秋の自民党総裁選までに解散しないと、岸田総理は総裁選にも出してもらえないとも伝え…

戦い済んで日が暮れた東京15区

1年余り前に引っ越した、僕らの新しいオフィスは江東区にある(*1)。先週末まで激しい衆議院補欠選挙が行われた東京15区が、まさにそこ。街宣車がぶつかり合うような激しさで、応援に来た小池知事が「恐怖を感じる」と言ったほど。確かに、オフィスにいて…

いつまで「学歴詐称」を言い立てる?

米国から意気揚々帰国した岸田総理だが、最初の関門である衆議院補選が今週末に迫っている。自民党は、東京15区と長崎3区には公認候補を立てず、保守王国島根1区の防衛に全力を尽くす構えだ。島根1区で敗れれば「岸田おろし」の風が吹く可能性が高い。 と…

揺れに揺れる静岡選挙区

自民党旧安倍派5人衆の一人、塩谷立議員(衆院静岡比例区)は離党勧告の処分を拒否しているが、離党は避けられない見通しだ。静岡8区の小選挙区では立憲民主党の源馬議員に敗れているだけに、比例復活の難しい無所属での次の選挙は厳しいものになるだろう…

これは「処分」ではなく「人事」

先週、裏金問題に関する自民党内の「処分」が発表された。事前にメディアが予想したのとほぼ同じ結果だったし、弁明が許される時間が非常に短いこともあり、既定路線と思われる。中には「厳しすぎる」との意見もあるが、おおむね「甘い」との評価が下される…

正常化・健全化への長い道のり

先月、日銀がマイナス金利政策を改め、17年振りの利上げ(というか金利のある経済環境)に踏み切った。金利は資本主義の鼓動であり、これまでの10余年間日本経済は仮死状態にあったともいえる。ようやく金融正常化のだ一歩が記されたわけだが、当面する課題…

なし崩し的な「歯止め」

次期戦闘機の第三国輸出についての、うんざりするような自公協議が一応の決着を見た。 1)第三国輸出は、次期戦闘機に限る 2)紛争当事国には輸出しない 3)実施にあたっては、あらたな閣議決定を行う との「歯止め」を岸田総理が表明し、これを公明党が…

外からだと分からないこと

トランプ前大統領が事実上の<共和党党首>のようにふるまい、全国委員長を挿げ替えるなど「政治」を始めつつある。一杯訴追されて、賠償金も多額(選挙資金で埋めているらしい)、有罪~収監されるかもしれないのに人気を集めるのは、バイデン政権が弱いか…

この人道援助だけはしてはいけない

昨年秋から、北朝鮮との関係で何かが起きるという噂はあった。外交が得意とされる岸田首相は、秋の政局を、 ・内閣改造 ・旧統一教会解散命令 に加え、電撃訪朝や拉致被害者の何人かの帰国というイベントで乗り切ろうとしていたフシ(*1)はある。現実には今…

セキュリティ・クリアランス制度活用を

自民党柿沢議員が辞職して、4月に補欠選挙が行われる予定の東京15区について、種々のさざなみが立っている。自民・公明の連携が難しそうで、与党候補者の公募が出来ていない。一方の野党も、国民民主党の候補がラウンジ勤めをしたとかしないとかでもめ、党…

国会議員と周辺の適格性審査

不思議なことに<週刊新潮>だけが2年ほど前から報じているのが、中国秘密警察の秋葉原拠点のこと。中国が国外に秘密警察拠点を多く持っているのは「公然の秘密」だが、もちろん日本にもある。そのひとつ秋葉原拠点では、ビジネスホテルを隠れ蓑にマッサー…

「日本のための選択肢」になるの?

米国はもちろん、欧州各国で移民問題が「爆発」している。これに対して各国の極右政党が支持を集め、イタリアでは政権を獲ってしまったし、ドイツでは公然とナチス礼賛をしている。 欧米各国よりずっと少ない比率とはいえ、日本でも外国人労働者は増えていて…

「平和の党」が抵抗している

「防衛装備品の移転」という言葉は、官僚得意のレトリック。僕はどうしても好きになれない。ストレートに「武器輸出」と言って欲しいものだ。現状を整理すると、安倍内閣の時に少しだけ規制が緩和され、 ・救難、輸送、警戒、監視、掃海の5類型に関するもの…

確定申告に行って来ました

誰が言い出したのか知らないが「市民は納税、自民は脱税」とは・・・思わずヒザを叩く名句である。自民党の裏金問題は、3,000万円あたりでセンが引かれ、ほんの数人の関係者(主に秘書・事務方)の起訴で、検察の追及は終わってしまった。これでは野党だけでな…

4月までもたないかも

まだ霞ヶ関に通い始めたばかりのころ、課長級に会いに行くと、机の脇にTVがあって国会中継がかかっていた。その課長は特にTVを見ているわけではないのだが、音声は聞いていて時々反応していた。自分に関係ある議論だけは聞き逃すまいと思っていたようだ。 別…

知らなかった刑事訴訟法の改正

1974年といえば、僕が大学に入った年。確かにそんな事件もあったかなと思い出したのは、三菱重工など企業連続爆破事件。「東アジア反日武装戦線」というテロ集団が起こした事件だった。その一味で50年近くに渡って逃走を続けていた、重要指名手配犯桐島聡容…

根本問題は政党下部組織(後編)

特に地方における自民党の「選挙における優位性」というのは、前編で述べたような政党下部組織の活動に負うところが大きい。僕の生まれ育った田舎でも、憲法問題・外交交渉・経済政策などの基本路線よりは、何回顔の見える会合に来てくれたか、話をして(聞…

根本問題は政党下部組織(前編)

「(政治の世界では)数は力、力はカネだ」というのは、故田中角栄元総理の金言である。この言葉の次に「カネは数だ」とも付け加えることができ、この3要素は集まり始めればスパイラル的に増えていく性質があることを示している。 このところ自民党の裏金問…

確かに不平等(ガチャ?)はある

昨日、人口減少社会を維持するためには「コンパクト・レーゾンデートル」を考えるべきと申し上げたのだが、これには大きな反発が予想される。能登半島地震では、未だに2万人以上の人が避難生活を送り、豪雪・厳寒下で震災関連死の脅威にさらされている。政…

さらに勇気ある、冷静な論説

今回の能登半島地震は、被災者救護・インフラ復旧などの取組みが進んでいるが、未だ被害の全容が分かっていない。その理由は、半島にはまだ連絡が付かず、救助隊も到達していない地域があるからだ。 ・固定電話も携帯電話(基地局)も使えない ・道路が寸断…

なかなか勇気ある言説・・・

元旦の「朝までナマTV」など各種の政治討論番組を見ていて、やはり今年は政局の年になると感じた。自民党裏金問題では、すでに現役国会議員の逮捕も起きていて、NHK「日曜討論」での党首インタビューでは、野党各党党首が「野党連携」について質問されていた…

安倍派抜きでの憲法改正論議

裏金疑惑や選挙に関する買収で、議員の逮捕や議員事務所の家宅捜索が相次ぐ自民党。支持率もどん底まで来た岸田首相だが、意外と元気だという。党内第四派閥という弱い政治基盤だったが、第一派閥安倍派らが混乱状態に陥っていて、ある意味「くびきを外せた…

もう一つの野党共闘

これだけ裏金疑惑などで自民党への信頼が揺らぎ、岸田内閣の支持率が下がっても、なかなか政局に至らないのは、野党が分断されているからだ。昨年12月に「市民連合」が共通政策を掲げて、衆議院議員選挙に向けた野党共闘を求めた。立憲民主・れいわ・共産・…