Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

国内政治

分断を招いた「国葬」

岸田政権の支持率が下がっている。やや低めに出る<時事通信>の調査では、32%まで落ちた。50%を割ると政局になるという「青木率:内閣支持率+自民党支持率」も、すでに50%台半ば。ここまで落ちてしまった原因を、政治評論家は、 ・「国葬」強行 ・旧統…

透明・簡素・公平であって欲しい

各省の概算要求が、そろそろ始まるころだ。先日も某省から、サイバーセキュリティに関する新施策についてのヒアリングがあった。またあるところの議論で、重要インフラ防御のための費用を、何らかの賦課金でできないかという話も聞いた。リアル空間の安心・…

最重要の基幹インフラは電力

僕は電力会社一家に育ち、当時の民社党(民主党じゃないよ)支持の環境で中学・高校時代を過ごした。名古屋が拠点の中道政党で、春日一幸という「名弁士」の独特の語り口だけ覚えている。当時電力で動く鉄道が国営で、なぜその電力を供給するのが企業なのか…

スポーツ賭博解禁というが

昨年は、横浜市を舞台に「カジノを作らせない」とする政争が繰り広げられた。結局IRの候補は、大阪に絞られたような気もする。今回、IR法にいう特定の地域を定めたカジノ解禁ではなく、全国的にスポーツ賭博を解禁してはとの議論が行われていることを知った…

家族を大事に・・・の意味

安倍元総理暗殺事件は、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と国会議員の結びつきを周知させることになった。小選挙区制度になって、選挙区に一定数いる団体の人達を束ねてくれる集団の意味は、議員にとってとても大きい。創価学会も、宗教に近い共産党とい…

死刑が残る国・・・

先週は、やたら死刑に関する報道が多い週だった。まずミャンマーで軍事政権に政治犯として収監されていた4人が死刑となったというニュースがあった。これはいつ、どのように執行されたかについては情報がない。ただ政治犯の処刑は76年ぶりとのことで、第二…

元総理暗殺事件の裁判員裁判

安倍元総理の暗殺事件、旧統一教会との関連が出て来て政界にさざ波が立っている。公明党など正々堂々だが、選挙には「固い支持基盤」が重要。宗教団体はその有力候補になる。そこで立憲民主党蓮舫議員が「臨時国会の最大の争点は政治と宗教」とツイートする…

総務省消防庁だから?でなければ?

今月通信大手の1社K社のサービスが故障し、最大86時間障害が続いた。僕らが危惧していた「重要インフラへのサイバー攻撃」ではなかったが、社会混乱を引き起こしたのは確かだ。本件は、監督官庁である総務省が「重大事故」に認定する可能性もあるし、次官…

大雨には大酒?

梅雨は明けたはずなのに、長雨が続く。炙られるような猛暑もいやだが、じめじめした蒸し暑さも好きにはなれない。確かに速い梅雨明けで、特に西日本では渇水の恐れがあったから、雨そのものはありがたい。国際情勢が緊張している現状では、資源の乏しい国日…

虎は死して皮を残す・・・

参議院議員選挙が終わった。投票日まであと2日と言う時に、街頭演説をしていた安倍元総理が、手製の銃で撃たれて死亡するという重大事件があった。歴代最長の首相在位期間、最年少での首相就任、民主党からの政権奪取、「アベノミクス」による経済振興、積…

破産者MAPによる恐喝

「COVID-19」禍で生活が困窮した人のニュースは多い。政府は特別定額給付金(10万円)を配布し、居酒屋などの事業者には助成金、個人にも無利子貸し付け金を用意するなどした。この個人貸し付け金、そろそろ返済が求められる頃になっている。無利子(&無担…

参議院議員選挙を前にして

いよいよ明日、参議院議員選挙が公示される。通常国会は予定通り先週終わり、政府提案の法案すべてが成立、予算案には野党である国民民主党が賛成に回るという「無風国会」だった。内閣は安全運転を続け、大きな波乱も起きなかった。多くの人(や政党)が反…

地方議会の意味を問う

熱海で暮らすようになってから、20年以上が過ぎた。現役時代には気にも留めなかったことだが、最近市議会の活動には少し興味が出てきた。時々「市議会便り」というチラシのようなものが、新聞受けに入っている。内容は市議会全体の議論、市長提案の条例案な…

債権回収産業の業容拡大

先週、インフラメンテナンスという労多くして功少なく見える仕事をどう維持発展させるかという議論をご紹介した。目指すべきは「インフラメンテナンスを適正に利益の出る産業化する」である。 債権回収という業務も、決して好かれることではない。返せないか…

また「お願い」ですか、当面は

ウクライナ紛争が長期化するにつけ、世界経済に与える影響が大きくなってきている。欧州諸国はエネルギーをロシアに多く依存し、これからの転換を迫られているが、足並みは揃っていない。ロシア寄りとも言われるハンガリーが、抵抗しているのがその象徴。G7…

久しぶりの合同庁舎3号館

霞ヶ関に来るのは、本当に久しぶり。最近総務省とはあまり縁がなく、経産省の会合は全部オンライン。経産省はデジタル庁を除けば、多分一番テレワーク率が高い印象で、会合には事務局の多くも合同庁舎以外から参加している。 それに比べると、国交省はリアル…

産業政策としての経済安保

先月、経済安全保障関連法案の中心人物だった経産省のF氏が、文春砲の兼業疑惑報道によって辞任している。今国会の重要項目であるこの法案は、推進力に陰りが出たと言われている。さらに東洋経済にこのような記事が出て、関係者の実名(&写真)まで出た。 …

参議院議員選挙スタート!?

年金受給者に一律5,000円支給のプランは、どうも評判が良くない。確かに年金は(生活保護費もだが)物価連動で、来年度は0.4%下がることは決まっていること。年金の支給額が125万円の人を考えると減額されるのは5,000円だから、ちょうど補填できるという計…

転嫁円滑化施策パッケージ

岸田内閣の評価は、聞く人によって差異が大きい。国民民主党が賛成に回るなど予算の年度内成立が確実となったように「聞く力」が発揮されているという評価の一方、ワクチンの3回目接種が思うように進まず「菅政権の方がマシ」との意見や、「新しい資本主義…

もうひとつの「三原則」

昨日の「防衛装備品移転三原則」について、一言追加。移転にあたっては厳密な審査も必要だし、紛争当事国には行えない規定だったはず。そう聞いたらある識者は、「紛争当事国の定義は、国連安全保障理事会が認めた国となっている。今回、安保理は議長国ロシ…

防衛装備品移転三原則

ウクライナ侵攻(侵略という人もいる)に対する国際社会の批判が高まり、ウクライナ政府や軍、市民に対する援助をしようという動きが大きくなっている。日本の実業家もポケットマネーを拠出しているし、募金サイトにも多数の献金が集まっているらしい。じゃ…

電気通信事業法改正、その後

年末から揉めている「電気通信事業法改正」に関して、産業界の反対を受けて総務省はいくつかの修正を行って、今通常国会への提案作業中である。例えば物議を醸した「電気通信役務利用者情報」という言葉はなくなり、今回改正に関する「事業者」の定義もより…

硬貨預け払い有料化の影響

今週から<ゆうちょ銀行>のATMでの硬貨扱いが、有料化された。硬貨を払い出すシーンはあまり思いつかないのだが、事業者の人が売り上げ代金で受け取った硬貨を預け入れることは、結構あるだろうと思う。「硬貨預払料金」とされるこの体系、預ける場合は金額…

ジョブ型雇用への道、遠く

日本企業の多くは「メンバーシップ型雇用」、新卒を一括採用して事業所や部署に割り振る。従業員は事実上その事業所・部署の持ち物になり、何をさせるかどこで働かせるかは当該部門の都合で決められる。僕が新卒で入った「伝統ある企業」もそうだった。まあ…

インフレ目標2%を阻止したもの

昨日「アークランドサービス」の業績が好調で、「かつや」「からやま」などは値上げをしていないと言ったのだが、これは例外。「いきなりステーキ」も「吉野家」以外の牛丼チェーンも、駅そばなども外食は値上げラッシュ。来月には電気・ガスも値上げだとい…

電気通信役務利用者情報って何?

年末に奇妙な話が飛び込んできた。総務省が電気通信事業法を改正し、事業者に対して利用者情報を適切に管理するように規制強化をするというもの。背景には昨年「LINE」が利用者には情報を国内で管理すると言っていたのに、実は(よりコストが安い)外国のサ…

自民税調の力と焦り

先日、与党の税制調査会が「税制改正大綱2022」を公表した。噂の「富裕層への金融所得課税」は盛り込まれず、検討するとしながらも時期は明示されなかった。とりあえず、金融市場はほっと胸をなでおろしている。決まったのは、 ・住宅ローン減税 制度は継続…

経済安保上の半導体産業

代表選を行う羽目になった立憲民主党をしり目に、絶対安定多数を確保して「みそぎを済ませた」と政府・自民党が本格始動している。手始めは半導体産業の国内誘致、これを経済安全保障担当の小林議員が発言したことに、大きな意味がある。 半導体製造「世界に…

デフレ克服の第一歩?

日銀の黒田総裁によれば、現状は「容認できる範囲の円安」なのだそうだ。かつての「1$=120円」に近づいているのに、少し呑気(もしくは強弁)のように思う。確かに昔は円安になれば輸出型産業(特に製造業)の業績が上がり、景気が良くなった。しかしいく…

有権者の良識に感謝

ハロウィーンの総選挙、結果は意外なものだった。当初逆風と言われていた自民党が単独で「絶対安定多数(261議席)」を獲得し、「政権交代の可能性がイチローの打率くらい」と言っていた立憲民主党は、100議席を割った。12議席から2議席減らした共産党のこ…