Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

国内政治

硬貨預け払い有料化の影響

今週から<ゆうちょ銀行>のATMでの硬貨扱いが、有料化された。硬貨を払い出すシーンはあまり思いつかないのだが、事業者の人が売り上げ代金で受け取った硬貨を預け入れることは、結構あるだろうと思う。「硬貨預払料金」とされるこの体系、預ける場合は金額…

ジョブ型雇用への道、遠く

日本企業の多くは「メンバーシップ型雇用」、新卒を一括採用して事業所や部署に割り振る。従業員は事実上その事業所・部署の持ち物になり、何をさせるかどこで働かせるかは当該部門の都合で決められる。僕が新卒で入った「伝統ある企業」もそうだった。まあ…

インフレ目標2%を阻止したもの

昨日「アークランドサービス」の業績が好調で、「かつや」「からやま」などは値上げをしていないと言ったのだが、これは例外。「いきなりステーキ」も「吉野家」以外の牛丼チェーンも、駅そばなども外食は値上げラッシュ。来月には電気・ガスも値上げだとい…

電気通信役務利用者情報って何?

年末に奇妙な話が飛び込んできた。総務省が電気通信事業法を改正し、事業者に対して利用者情報を適切に管理するように規制強化をするというもの。背景には昨年「LINE」が利用者には情報を国内で管理すると言っていたのに、実は(よりコストが安い)外国のサ…

自民税調の力と焦り

先日、与党の税制調査会が「税制改正大綱2022」を公表した。噂の「富裕層への金融所得課税」は盛り込まれず、検討するとしながらも時期は明示されなかった。とりあえず、金融市場はほっと胸をなでおろしている。決まったのは、 ・住宅ローン減税 制度は継続…

経済安保上の半導体産業

代表選を行う羽目になった立憲民主党をしり目に、絶対安定多数を確保して「みそぎを済ませた」と政府・自民党が本格始動している。手始めは半導体産業の国内誘致、これを経済安全保障担当の小林議員が発言したことに、大きな意味がある。 半導体製造「世界に…

デフレ克服の第一歩?

日銀の黒田総裁によれば、現状は「容認できる範囲の円安」なのだそうだ。かつての「1$=120円」に近づいているのに、少し呑気(もしくは強弁)のように思う。確かに昔は円安になれば輸出型産業(特に製造業)の業績が上がり、景気が良くなった。しかしいく…

有権者の良識に感謝

ハロウィーンの総選挙、結果は意外なものだった。当初逆風と言われていた自民党が単独で「絶対安定多数(261議席)」を獲得し、「政権交代の可能性がイチローの打率くらい」と言っていた立憲民主党は、100議席を割った。12議席から2議席減らした共産党のこ…

裁判官の国民審査

静岡県では、24日が参議院議員の補欠選挙があったせいで、2週末連続の選挙となった。補欠選挙の方はごく単純、3人の候補者の中から一人を選んで名前を書くだけ。それでも投票券の確認から投票用紙の発行、記入用鉛筆の消毒から使用済み鉛筆の回収など選挙…

「誰一人取り残さない」リスク

総選挙真っただ中で、いろいろな政策論議が飛び交っている。終盤になると「絶叫モード」になるのだろうが、いまはまだ政策をひたすら訴える時期だ。ただ政策と言っても、すぐに出来るもの・出来ないもの、(外交)相手もあって簡単には動かないものもある。…

ジョブ型雇用時代のおカネの制度

本当かどうかは知らないが、江戸時代の武士は、お家大事、主君の命は絶対というメンバーシップ型雇用の典型だと聞かされていた。僕の両親も、大企業に拠って長く務めるのがいいという考え方だった。 親父は地場の電灯会社に就職したが、大合併が起きて、気づ…

「名は体を表す」ですよね

いよいよ総選挙スタート。公約も「バラマキ政策」がやたら目立ち、財務事務次官の懸念もむべなるかなと思う。「すべての(選挙向け)経済政策が間違っている」との指摘もあって、この記事は僕のハラには簡単に落ちた。 すべての経済政策が間違っている|ニュ…

経済安全保障の意味(後編)

一方、こちらの記事はややネガティブ。 岸田新政権の「経済安全保障」は危険な先走り 定義が曖昧、所轄大臣は屋上屋、もっと腰を据えた政策を(1/10) | JBpress (ジェイビープレス) (ismedia.jp) 「経済安全保障とは経済活動を装い我が国の安全保障を弱体化し…

経済安全保障の意味(前編)

岸田政権の表看板は「分配:新しい資本主義」なのだが、一皮めくると「経済安全保障」という言葉が出てくる。担当大臣小林鷹之議員は、今年4月に自民党本部の会合で「DX with Security」をお話した時の座長だった人。その時期は野田聖子議員の議連にも呼ば…

高校生裁判員が高校生被告人を裁く

「大人」の定義が、従来の20歳以上から18歳以上に変わりつつある。これから18歳・19歳の人達も総選挙や首長選挙、地方議会議員選挙に行くのだな~などとぼんやり考えていた。それにしても、どの政党もお金を持っていて選挙にも行く高齢者ばかり見て政策アピ…

財務事務次官の「乱」

先日NHK-BSで録画しておいた映画「動乱」を見た。2・26事件を主題にした、1980年の東映作品である。市民の窮状をよそに権力闘争に明け暮れ、私服を肥やし続ける軍幹部・政治家・産業界を「維新」しようと決起する、宮城大尉らの行動を描いたもの。高倉健サン…

「共同貧困」に陥らないよう

岸田首相の所信表明演説と、各党の代表質問(というより各党党首の所信表明)が終わり、衆議院は解散される。幸い「COVID-19」も落ち着いているから、月末の投票日まで列島は選挙一色になる。それにしても所信表明には、ちょっとがっかりさせられた。「分配…

第三極への警戒と期待

公明党の地方組織、特に都議会議員選挙を終わったばかりの東京都では、選挙運動の疲労が大きい。来るべき総選挙の準備を整えるには、1日でも遅い方がいいはず。しかし先週から山口代表が、 「臨時国会の代表質問が終わり、予定の会期が終わったら、直ちに解…

党本部の政策への寄与

今日臨時国会が召集され、自民党の岸田総裁が第100代総理大臣に指名されることになる。すでに自民党の側の人事は終わっていて、当選3回の福田議員が総務会長に抜擢されたことで、自民党は変わるのかとの議論になっている。一方実力者甘利先生の幹事長就任に…

行政サービスのカタログ

デジタル庁発足早々、事務方No.2の赤石審議官が、前職時代の接待問題で「国家公務員倫理規定違反」で懲戒処分を受けたとの報道があった。昨年から多くの総務省の知り合いを巻き込んだ事件とは違う話だし、利害関係のない事業者からの接待だったというから、…

人流抑制政策のツケ

今日で日本中の「緊急事態宣言」や「マンボウ」は終了、まだすべてがもと通りと言うわけでもないし、冬が来れば「第六波」の襲来もあり得る。それでも、街には活気が戻りそうだ。 不思議なのは「人流抑制」が利かなくなっているのに、「COVID-19」新規感染者…

公明党の組織力、その行方

2週間の自民党総裁選もいよいよ大詰め。10/4の臨時国会開催は決まっているので、そこで首班指名を受けるのはだれか、多くの人が見守っている。野党は、総裁選などという内輪の話ではなく「コロナ対策国会」を開けとか「9時-5時は国会、5時以降に選挙や…

やっぱり見張ってたのね

民法の報道番組である弁護士が「日本共産党は暴力革命の方針に変更はない」と発言し、後に謝罪するものの一部の人達から強い反発を産んだ。加えて加藤官房長官が「政府としては、日本共産党のいわゆる敵の出方論に立った暴力革命の方針に変更はないと認識し…

覚悟が問われるエネルギー政策

先ごろ亡くなった財界のある重鎮は、数年前から「デジタル政策とエネルギー政策、政治家の覚悟が問われる課題だ」と仰っていた。エネルギー政策の方は僕の専門外なので、もっぱら聞くだけだったが、 ・政治的に緊張関係にあるロシアとドイツも、石油パイプラ…

酒税の税率、シンプル化

この夏も、結局「巣ごもり」でお酒のお世話になることが多かったNINJA家である。「COVID-19」禍で呑むお酒の種類が変ってきて、ワインがずいぶん増えた。きっかけは、2つの日系航空会社に溜まっていたマイレージの始末。特典航空券にもアップグレードにも使…

北朝鮮ミサイルと敵基地攻撃能力

しばらく鳴りを潜めて、ダイエットに励んでいたらしい「北の首領さま」が、突然ミサイルのアピールを始めた。最初は6時間飛んだという巡航ミサイル、続いて変則的な飛び方をする弾道ミサイルである。 8月の米韓合同軍事演習の時に撃つのではなく、日米間の…

45歳定年より「ジョブ型雇用」を

サントリーの新浪社長が「45歳定年制」を唱えて、激しいバッシングに逢っている。ちょっと説明不足だった(メディアがその部分だけ切り出して伝えた?)かもしれないが、主旨としてはうなづけるものがある。単にひとりの経営者がグチったわけではなく、経済…

ワクチン・検査パッケージ

昨年5月頃から、僕は抗体を持った人には経済活動制限を外す「抗体パスポート」というものは使えないのだろうかと思っていた。ただ、当時はワクチンのめども立たず、抗体検査はできても対象者はかなり限定されるから、ほぼ無意味だと教えられた。 しかし今年…

踏絵としての原発・皇室&もりかけ?

いよいよ今週末、自民党総裁選が告示される。市民連合のよびかけで、立憲・共産・社民・れいわの4党の共同政策が発表されているが、 ◇志位委員長:結党以来の政権奪取の機会がきた。 ◆枝野代表:共産党との連立は考えられない。 というちぐはぐさで、とても…

裁判員裁判の採否

先週、世間の注目を集めていた「池袋暴走事故裁判」の判決が出た。被告人が「上級国民」だったこと、一貫して無実を主張していたこと、実刑判決を求める被害者家族の声、などがあり、メディアも繰り返し報道してきた。争点は、 ・アクセルとブレーキを踏み間…