Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

国内政治

故人情報保護の制度

古い話だが、1977年に発表された中編小説「事故のてんまつ」を巡って訴訟が起きている。1972年に自殺した文学者川端康成氏の死の前後の模様を、仮名の家政婦が語る形で綴られたものである。ある種の「川端康成論」のようなものだが、これに川端氏の遺族が名…

「イーブン」ってどういうこと?

日本郵政のゴタゴタは、年末はおろか年始まで続いている。昨年のことで恐縮だが、1月初頭に辞任した日本郵政グループの幹部の最後の会見には申し上げたいことがある。長門社長の人物/人品については敬意をはらうものの、会見映像の最後に、 「総務省も事務…

日本郵政の闇が広がり・・・

かんぽ生命保険の不適切販売について、外部弁護士らからなる特別調査委員会は、「不適正募集が黙認される風潮が形成されていた」と断じて、日本郵政全体の責任を追及している。高齢者に高額の契約を結ばせたり、解約したいという人を「出来ない」と突っぱね…

アイコン「ごみ箱」の効能

「桜を見る会」の参加者名簿の件そのものは、僕にとっては「どーでもいい話」である。昨今参加者の人数が膨らんできて「焼き鳥1本食べられなかった」という話も聞く。だからこの件で国会が空転しているのは、困ったことだと思っているだけだ。 しかし野党議…

凶銃「XM-177」

神戸山口組の幹部が銃撃され死亡した件、日本では非常に珍しい「自動小銃」を使った銃撃事件だった。メディアは盛んに山口組と神戸山口組の抗争を書き立てているが、一般市民生活に大きな影響はないと僕はタカをくくっている。「暴力団」に類する組織は世界…

シンクライアントとサーバー

「桜を見る会」の泥仕合はいい加減にしてほしいと思う。先だっては野党のセンセイたちが大型シュレッダーを見学、裁断所要時間を計測するさまが何度もTVニュースで流れた。名簿のハードコピー(紙のこと)の追求が行き詰ったののか、今度はソフトコピー(デ…

失敗はいいけど利用したの?

サイバーセキュリティという言葉が一般に知られるようになったのは、2014年のソニーピクチャーエンターティンメントへの北朝鮮とおぼしきハッカーの攻撃と2015年の日本年金機構への標的型メールによる情報漏えい事件だろう。特に後者は、日本国内でかつ多く…

ホームドアの普及に向けて

この1年ほど前から、東京メトロ銀座線に乗ることが増えた。丸ノ内線と並んで古い路線で、プラットフォームも短く車両は6両編成である。この両路線を簡単に乗り換えることのできる赤坂見附の駅は、なかなか趣があっていい。それでも古い路線ゆえだろう、狭…

透明・簡素・公平に程遠く

税制の専門家は、通常世間受けしない消費税の税率UPを2度にわたって実現した安倍内閣を評価している。ただ、前回の増税時に景気の落ち込みが大きかったトラウマから、今回はさまざまな緩和措置が採られている。これについては、上記専門家も賛同するとは思…

デジタルと印鑑の共栄?

安倍第四次改造内閣のメンバーが、副大臣から政務官まで出そろった。知った名前もいくつかあって、橋本岳さん厚労副大臣か・・・平将明さん内閣府副大臣って何するんだろうと眺めている。僕たちデジタル屋さんとのかかわりがは、総務省・経産省・内閣官房(IT総…

令和元年「警察白書」(後編)

サイバー攻撃への対処としては、過去においてどのような攻撃があったか、どう対処してどうなったかという事例を集めて分析するのが第一歩となる。その役目を担うのが、警察組織の中では「サイバー攻撃対策室/サイバーフォースセンター」である。この機関で…

令和元年「警察白書」(前編)

サイバーセキュリティなどという陰気なテーマに関わっていると、これまでとは違う人たちとお付き合いすることになる。過去数年で、いずれも元が付くのだが、CIA長官・FBI長官・米海軍司令長官・海上自衛隊艦隊司令長官などにお目にかかっている。先日はオフ…

石狩データセンター

今のようなデジタル社会、インターネット経済の時代にとってはデータセンターは最重要インフラのひとつである。8年前の東日本大震災の時も、主要なデータセンターの停止は無く、被災者への情報提供なども含め立派に役割を果たした。昨年の北海道地震で、北…

ワンコインランチ(霞ヶ関食堂)

お盆休みのこの週、民間企業は一斉にお休みをしている。祝日である「山の日」が日曜日と重なったので12日が振替休日となった。普通なら12日から16日までを特別に休日にするところ、9日の金曜日から休みにしたり19日の月曜日まで休みにする会社があるようだ。…

放送と通信の融合(公共放送編)

どういう事情なのか分からないが、「情報通信法学研究会」の案内がやってきた。こういう会合があることも知らなかったのだが、れっきとした総務省の外郭団体「情報通信政策研究所(NICT)」主催の研究会なのだそうだ。情報通信政策に関わる内外の動向を調査…

殺人より重い罪

日本の刑法では、殺人罪は「死刑、無期懲役、3年以上の懲役」と法定刑を定めて(刑法199条)いる。これより重い罪って何だろうと高校生の時に思った。学校の図書館に行き、「六法全書」を開くと、 刑法200条 尊属殺人、法定刑は死刑、無期懲役 というのが見…

なんとか「日曜討論」に・・・

今回の参議院議員選挙で1議席を得た「NHKから国民を守る党」であるが、政党要件である直近選挙での2%も得ている。だたそれでは満足できなくて、党勢拡大に積極的だ。背景には、「れいわ新選組」についで得た国政選挙での「勢い」がある。ただ僕自身は「On…

「憲法論議」という甘い罠

国民民主党玉木代表が、「私は生まれ変わりました。憲法改正論議を進める」と発言してひと騒動起きている。今回の盛り上がらなかった参議院議員選挙では、明確な勝ち負けはつかなかったが、日本維新の会が伸びる反面国民民主党は議席を減らした。ある意味「…

多目的ダムという矛盾

昨年の西日本豪雨では、いろいろな問題提起がされた。想定を超えた雨量が、これまでの治水の常識を覆したのである。その中で、僕が気付いたのが「ダムの放流問題」。愛媛県の2つのダムで容量を越えそうになったダムから緊急放流がされて、それが下流の水害…

れいわ旋風・・・の結果

参議院議員選挙が盛り上がらなかった理由の一つは、政党要件をみたしていない「れいわ新選組」が、多くの話題をさらったからだ。参議院議員を1期務めた元タレント山本太郎議員が、新党を結成しただけでなくほぼ個人献金だけで3億5,000万円以上の選挙費用を…

参議院議員選挙での「One Issue Politics」

僕から見れば、全く盛り上がらなかった参議院議員選挙が終わった。知り合いの元議員によると、選挙期間中はいろいろな縛りがあり「ブログに勝手なことを書くと、公職選挙法違反でお縄になりますよ」と脅されていたので、今日コメントさせていただこうと思う…

G20も終わったことだし・・・

経済産業省が明日4日から、テレビやスマートホンの表示部(有機EL)に使用する下記素材の韓国への輸出規制(具体的には審査プロセスを復活させること)を始めると言い出した。 ・フッ化ポリイミド ・レジスト(感光剤) ・フッ化水素 合わせて関連技術の移…

国会のペーパレス化

先週は2日続けて国交省の会議があった。最初の日は霞ヶ関の合同庁舎で、夕方集合だった。これはある会議の分科会にあたるもので、委員の数も少ない。ただ道路などインフラの将来を議論する会で、重要だと思ってもらったのだろうNo.2クラスの幹部も出席して…

人手不足というのに・・・

暑くなってきて、太陽が照り付けるところは耐えられないくらいだ。まだ暑さに体が慣れていないせいもあろう。蒸し暑いのもいやだが、梅雨の晴れ間の日照も困ったものだ。そんな日、大手町を歩いていると麦わら帽子をかぶってパイプイスに座った人がいた。ヘ…

1500円・1300円・1000円

参議院議員選挙の各党公約が出そろってきて、どうも争点は「年金・最低賃金・消費税」のようだ。共産党は「減らない年金」を掲げて、与党の「マクロ経済スライド」を廃止するという。こと年金に関しては、国民年金だけでは生活に十分でないことは周知のこと…

電子行政、一歩前進

平井卓也大臣がちからこぶをこめて進めてきた「デジタルファースト法」がついに成立した。大臣は政界でもIT政策通として知られ、経産省政務官時代も国交省副大臣時代も行政機関のデジタル化促進に尽力してきた実績がある。僕も何度かお目にかかっていて、経…

予兆を捉まえるしかないのだが

また痛ましい事件が起きた。登戸駅はまんざら知らないところでもないので、報道の映像を見て心が痛む。幸いにして物理的に傷を負わなかった子供たちも、PTSDに似た症状を示す可能性があると医師が言う。集団登下校は誘拐やいたずら目的の犯罪には有効だが、…

マイナンバーカード普及の決め手

今月の国会で健康保険法などが改正され、マイナンバーカードに健康保険アプリを乗っけて健康保険証として使えるようになった。まだ関連の施行令・規則などはOpenになっていないが、施行は2020年3月だとのこと。 https://www.jiji.com/jc/article?k=20190515…

公営8%イートインコーナー

熱海の街を歩いていて、市役所の北を通りかかった。このあたり大正天皇の別荘があったところで、道路に大樹が植えられているなどなかなか趣深いところである。市役所も数年前に建て替えられて綺麗になったのだが、その北側の道も見通し良く拡張されている。…

社会インフラの「除却」

僕が子供の頃は、日本も人口増加国家だった。子供の数は僕より10歳ほど上のいわゆる「団塊の世代」で一旦ピークをつけ、徐々に減って僕の世代が一番少ない頃。以降「団塊ジュニア」の世代でもう一度ピークをつける。そのころの社会課題のひとつが「人口爆発…