"Bursty"という言葉を最初に聞いたのは、大学生の時。通信理論の講義の中でのことだった。要するに「ある種のことがらが、ない時は全くないのに、起きると重なってくる」ということ。
人生でもそんなことはあり、僕の証明書関係については今年がそれにあたる。まずパスポート、来年1月に期限が切れる。まだ半年あると思ってはいけない。国によっては6ヵ月有効期限が残っていないと入国させてくれないことがあるのだ。そこで、先日申請をしておいて、今日もらってきた。

電磁的メモリ(証明書?)が入ったページが厚くなっている。10年前の更新時に初めて知った、偽造防止策である。実は来年から、日本国パスポートはもう1段強化されたセキュリティを実装するのだが、僕の更新には間に合わなかった。
もうひとつはクレジットカード。めったに使わないサブカードは、すでにタッチ決済可能になっているが、メインのカードはまだ5年前の仕様のまま。それが更新されて、送られてきた。

外観が大きく変わり、エンボスがなく氏名やカード番号の記載も裏面に回ってしまった。ブランドとタッチ決済マーク、ICチップの端子だけが見える。個人の信用をしめすクレジットカードの、本人認証&決済の仕組みは、これまでずいぶん変わってきている。
・エンボス
・署名
・磁気ストライプ
・暗証番号
・ICチップ
・セキュリティコード
・無線タグ?
クレジットカードには顔写真や生体情報は入っていない。それでも決済ができる機能を維持してきた社会インフラである。タッチ決済に上限(15,000円)はあるものの、ずいぶん便利になったと思う。現金はもちろん、カードそのものも手渡しなどせずに支払いが済ませられ、パンデミック対策にもなると言われている。今日本で起きている、マイナンバーカードがらみの騒動も、クレジットインフラのことを考えると茶番に見えてしまう。
あ、そうそう。もうひとつ更新があります。マイナンバーカードの期限が来年2月に迫っていました。さて、いつから更新申請ができるのでしょうかね?