Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

2023-01-01から1年間の記事一覧

<Booking.com>の悪い噂

世界でも名の知れたホテル予約サイト<Booking.com>、「COVID-19」禍が明けて業績が改善しているはずなのだが、今年になって変調気味。日本の中小契約ホテル・旅館が、代金を支払ってくれない/支払いが遅いと提訴していた。この支払遅延は日本の事業者に限…

ストライキと民主主義

世界的な物価高騰で、どの国でも庶民や労働者は生活が苦しくなっている。そこで、今年は大規模なストライキが、方々で決行された。生成AI登場に危機感を覚えた全米俳優組合・脚本家組合のものは例外だが、ほとんどのストライキの要求は賃上げ。 英国では、交…

支援のない闘いは果てしなく

軍事行動を続けるイスラエルには、米国が積極的に支援している。ハマスやヒズボラにはイランの支援があると伝えられる。ロシア軍と暗闘を続けるウクライナには欧米(ちょっと米国が心配だが)の支援がある。まだ銃火が交わされていない台湾にも、米国の支援…

電車で座席に座れない!

今年の夏は、蚊が全く出なかった。家内は蚊取り線香好きだから、例年寝室にはその香りが漂うのだが、今年は線香の消費ゼロ。替わりにカメムシが大量発生して、ちょっと困っていた。ところが、そんなものではない「困った虫」がフランスなどで大量発生、「COV…

自衛隊のレールガン研究

防衛費をGDP比2%まで引き上げるとの方針が決まって、これまでなおざりにされてきた自衛隊員の待遇改善や継戦能力向上が期待される。もちろん、サイバー戦能力の向上もである。これまで(見かけの)正面装備ばかりが目立ったのだが、基礎体力である人材育成…

50年ぶりの再会、お前誰?

今回は、久しぶりにプライベートの名古屋行き。なんと卒業して50年になるというので、高校の同窓会をしてくれるという。連絡は1年ほど前にあったのだが、尾張地区に住んでいる人たちのものだろうと無視していた。すると、豪州に出張していた時に電話が・・・電…

熱海市役所泉支所へ

高齢者向け「COVID-19」用のワクチン接種の案内が来た。僕は6回目、今年還暦を迎えた家内は5回目になる。市内の病院などいくつかの選択肢があったが、オンライン予約できるものを選んだ。外部委託先が変わったのだろう、予約サイトが変更になっていた。場…

もう一人の独裁者がやって来る?

先週の米中首脳会談は、まずは成功だったと言えるだろう。習大人がニコニコしている時は危険だという人もいるが、正直今の国内経済状況で外乱を引き起こすとは思えない。あるとしたらすでにフィリピン軍と物理的衝突をしている南シナ海か、頻繁に偵察機を飛…

勝手にラーメングランプリ

1年前の熱海商工会のイベント「熱海ラーメングランプリ(R-1)」で、30名の当選者のひとりに選ばれたことは、以前紹介した。家内は「1年分の運を使い果たした」と妙な予言をしたのだが、今のところ特段何か不幸なことに見舞われているわけではない。 今度…

原子力推進巡航ミサイルの意味

容易には崩れそうもないが、ロシア軍の苦境はある程度伝わってくる。もちろんウクライナへの最大の支援国米国も、内政の混乱や中東危機で十分な軍事支援が出来なくなるかもしれないので、まあお互い様ともいえる。 先日、プーチン大統領が北朝鮮の金総書記を…

兵器としての哺乳類

東欧だけでなく中東にも戦禍が広がっていて、世界最大の兵器供給国米国では、ある種の「二正面作戦」を強いられるようになった。この上極東で第三戦線でも勃発したりすると・・・というようなことが無いよう祈るばかりである。 是非はともかく、有事になると兵…

日英政権、奇妙な一致

岸田政権の迷走が続いている。「経済・経済・経済」と連呼した施政方針演説でも、減税を含む補正予算13兆円を提案しても、支持率は下がる。本来は、内閣改造・旧統一教会と決別・補正予算くらいの3段ロケットで支持率を高め、来年秋の総裁選前に解散総選挙…

「松のや」の定食2種

暑かった夏がようやく終わったかと思ったら、北関東ではもう積雪の予報。秋はどこへ行っちゃったんだろうね。通常実りの秋にいっぱい食べて、冬場に備えなくてはいけないのに・・・。東北地方や北海道で出没し、人にまで危害を加えているクマさんも、それを予感…

懐かしい店「東海飯店」

毎年度、下期になるとIT協会さんの研究会でコーディネータ役を務めるので、毎月のように御成門の会場に足を運んでいる。以前は大手町から都営三田線で行ったり、日比谷線の神谷町駅から歩いたり、新橋駅から歩いたりしていた。今は、浜松町駅から歩くことが…

苦境のイスラエルに思わぬ援軍

確かに戦端はハマスが開いたのだが、1,400人の犠牲と200人余の人質を獲られたネタニヤフ政権のガザ地区への猛攻は、国際社会の非難を浴びている。昨日紹介した過去のある国ドイツはまだイスラエル支持だが、やはりユダヤ人迫害(*1)をした国フランスのマク…

人権を最重視するドイツの憲法下で

ドイツ国内が揺れている。連立入りしている<緑の党>の極端な環境原理主義的主張もあってエネルギー問題が深刻化し、景気低迷が続いている。その一方、極右政党<AfD(ドイツのための選択肢)>も勢力を伸ばし、急増する移民・難民排斥や、LGBTQ支持者との…

多党連立政権への道

米国や中露は別として、欧州各国は多党連立政権になっている。独ショルツ政権は、環境原理主義の<緑の党>を連立に入れたばかりに、政策の選択肢が限定されてしまっている。伊メローニ政権は首相自身が極右政党、極端な政策と連立各党の穏健な政策の調整に…

「Z」のパワーの前には

「過去の税収増分は(中略)政策的経費や国債償還などにすでに充当」とする鈴木財務相の発言が、#トレンド入りしたという。これ自身は当然の発言だが「税収増分を国民に還元」という総理の意向を完全否定したことになる。SNS上では、 ・Z(財務省の意)の…

これってまさしく「Pause」

「ガザ紛争」と思っていたのだが、ヨルダン川西岸地区やイスラエル北部でも戦闘が起きていて、これはもう「第5次中東戦争」になり始めている。それでも紛争の中心は、パレスチナの人が220万人暮らしていたガザ地区にあることは間違いがない。1ヵ月の間に、…

初めての店(ニラ玉対決)

住んでいたり、長く通った街でも、初めての店というのはもちろんある。今回、2件初めての店でランチを食べたので報告したい。 最初は15年程勤務した大森駅前、駅前なのだがあまり通ったところのないところに、この店があった。東口へ行く道も、メインの駅ビ…

大手町昼食難民(とんかつ和幸)

すっかりリアル会合が増えて来て、3回/週ほど東京に通うようになった。この日は午前中経団連会館での会合、午後はその隣にある外資系企業での会合がある。1130に終了し、1230集合だから1時間のランチタイムがとれる。移動距離は道を1本渡るだけだから、…

3つ目の紛争はこの海から?

台湾有事は、中国の人民解放軍創立100周年にあたる2027年に起きるとの説がある。米国が事実上東欧と中東の二正面作戦を強いられ、議会の混乱もあってどちらへの支援も十分できない現状を見れば、習大人が決起するとしたら今かもしれない。 ただ米国が三正面…

GDPのうち5%を占める産業

国のGDPの中で、5%を占める産業と言えば、ある意味基幹産業。日本のGDPは約550兆円だが、第一次産業全部で1.1%しかない。5%というと、不動産業や建設業があたるという。 最近、北朝鮮が外国の公館を閉めているという。先月はアフリカのアンゴラ、ウガン…

ウラジオストク港の意義

自ら仕掛け、泥沼化したウクライナ戦争で、ロシアは相当苦しい状況に置かれているようだ。極東でも、北朝鮮からの支援を求めるだけでなく、中国にも譲歩して協力を求めているとの記事があった。 メディアが騒ぎ立てる「中国が165年ぶりにウラジオストク奪還…

微かな脈が戻ってきた

先週、我慢がならなくなって「円安回避のために低金利政策を止めてください」と叫んだのだが、民間銀行の動きに曙光が見えたような気がした。日銀も金融緩和は続けながら、長期金利1%枠の抑え込みを外したものだから、MUFGが10年もの定期預金金利を引き上…

ユダヤの声、イスラムの声

イスラエル支持一辺倒かとも思われた、米国バイデン政権の風向きが少し変わってきた。イスラエルの自衛権(*1)は尊重しながらも、戦争犯罪の愚を犯さないようにネタニヤフ政権をけん制し始めている。つまり、 ・ハマスを徹底的に叩くのはいいとして ・ガザ…

JR京都駅を一巡り

翌朝は、京都駅近くのAPAホテルで目覚めた。ここも外国人が多く、単価も東京に次いで高い。僕らが3泊滞在していた頃よりは紅葉が進み、ホテルの空き部屋がひっ迫してきているようだ。今日はもう帰るだけだが、これからもお世話になるであろう京都の街、特に…

ハイアットリージェンシー京都にて

今度は仕事で京都にやってきた。ある外資系企業が顧客のキーマンを招いての会合に、スピーカーとして参加することになったのだ。この企業は毎年お客様と主催者合わせて100人規模の会合を、高級ホテルで行っている。今年の場所は三十三間堂の隣、京都駅からは…

タガが外れた放漫財政こそ「国難」

僕は金融・財政の専門家ではないが、どうにも我慢ならなくなったので今日は主張したい。今週起きたことは、 1)減税議論の中で岸田総理は「一律給付は国難の時に限る」と発言 2)2023年のGDP推計で、日本はドイツに抜かれて第4位に陥落の見通し 3)日銀…

移民先進地区、川口市の現状

欧州では、移民・難民の流入が収まらない。シリア内戦は続いているし、パレスチナ紛争も起きた。アフリカ諸国(*1)の動静も不安材料だ。リビアやチュニジアに近いイタリアの島では、島の人口を上回る数の難民が、数日間で到着する異常事態。ロシアの策謀の…