六本木一丁目のホテルで目覚めて、会合は10時から大手町で。どこかで朝ご飯を食べていこう。牛丼チェーンの朝食は、もうしばらくいいかなと思い始めている。「すき屋」のまぜのっけ朝食（*1）もいいなと思ったのだが、もう少し本格的な和食を食べたいと思うように（やや贅沢に）なった。「かつや」「松のや」といったとんかつチェーンも、店によっては朝ご飯が食べられる。例えば、
藤沢駅前の「かつや」で、ブランチを食べた。やや小振りのかつ丼だが、豚汁が美味しかった。でもやっぱり日本人の朝食はお魚だよねと思い、ホテルを出る前にお店を探してみた。先日紹介した「しんぱち食堂」は、10～11時開店の店がメインのようで、市ケ谷か茅場町までいかないと、この時間帯では開いていない。探しているうちに新橋駅北口の「大戸屋」で朝食時間帯（6:30～10:00）に営業していることが分かった。
新橋までは、ホテル前のバス停から市バスで10分ほど。あるホテルのビルで１階にコンビニ、２階に「大戸屋」が入っていた。事実上、ホテルの食堂のようなものだ。一角に中国語を話している人たちが固まっている。おそらくホテルの宿泊客だろう。50席以上ある店舗だが、朝食時間帯は種々の制限があって、最初戸惑った。
・メニューは１種類だけ
・卓上のタッチパネルは使えない
・入り口で事前清算し、チケットを貰う
選択の余地は、白米か五穀米だけ。すぐに持ってきてもらったのは、豪華なお膳。メインが２品、ホッケの切り身と鶏唐揚げ。大根おろしもついていて、サイドもひじきの煮物とほうれん草のお浸し。五穀米とみそ汁、漬物も当然あり、お味の方は「大戸屋」の美味しさがそのまま。とってもお得な朝食セットである。
六本木のホテルでも見かけたのは外国人が多く、この店では後で入ってきた欧米人４人も入れて、僕と店員以外は全部インバウンド客でした。インバウンドが増えて値上がりという分野もあるようですが、この朝食に関しては「値下げ効果」があったようです。ごちそうさま。
