Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

苦境のイスラエルに思わぬ援軍

 確かに戦端はハマスが開いたのだが、1,400人の犠牲と200人余の人質を獲られたネタニヤフ政権のガザ地区への猛攻は、国際社会の非難を浴びている。昨日紹介した過去のある国ドイツはまだイスラエル支持だが、やはりユダヤ人迫害(*1)をした国フランスのマクロン大統領さえ「ガザ空爆や民間人殺害に正当性なし」と非難し始めた。米国の中でも、アラブ系の人はもちろん一般の若い層もイスラエルを止められないバイデン政権に失望し、抗議の声を挙げている。

 

 後ろ盾だった欧米諸国の「変節」もありそうな中「イスラエルと連帯する」と投稿したのがインドのモディ首相。国際世論の中での、思わぬ「援軍」である。実はインドもテロには手を焼いている。特に懸念される2つは、

 

    

 

・中国国境近くで活動する過激なマオイスト

パキスタンの息のかかったイスラム過激派

 

 だという。ハマスとは違った勢力だがイスラム過激派は共通の敵で、これに屈するわけにはいかないという理由。加えて、イスラエルとは軍事技術協力が進んでいるのが、隠れた理由だと識者が言う。

 

 長く中国との国境紛争を抱えているインドは、主な兵器を旧ソ連から調達していた。いまでもロシア製の武器体系になっている。このままではまずい(*2)ので、徐々に西側の兵器に切り替えつつあるのだが、その筆頭が軍事大国イスラエル。さまざまな武器を用意してくれた中には、他所からは手に入らないものもあるという。

 

 例えば、インド空軍の主力は、フランス製ミラージュとロシア製Migだが、個々の装備ミサイルは互換性がない。ところがイスラエル製のソフトウェアを使うと、互換性が確保でき、どちらのミサイルも両機種に装備できるのだそうだ。

 

 さすがは、他国の兵器を改造・転用するのに長けたイスラエル軍事産業ですね。地道な努力(!)が自国を助けることに繋がるかもしれません。

 

*1:WWⅡ時代以前から、欧州全体でユダヤ民族は迫害された長い歴史がある

*2:モディ首相の危惧 - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)