九州起点のデジタル系業界団体からお誘いがあり、10周年記念会合でお話をさせてもらうことになった。もともとは東京の大手IT企業に勤務していた技術者が、九州にUターンして起業したものが連合して、首都圏からの受注を受けようという主旨の団体。わずか5社で立ち上げたのだが、いまや100社を超える大所帯になっている。
縁あって「Global & Digital & Security」を話してくれという注文だった。指定されたのは、大手町の「東京會館レベル21」というレストラン。久しぶりの100人以上で、全員初対面のリアル会合である。60分もらった時間を使って、
・データを活用して、事業構造改革をするのがDXの本質
・サイバー空間に国境はなく、国際標準のもとデータ流通・活用することを目指す
・事業継続に必要なデータが増えるから、サイバー攻撃からデータを守る必要がある
・IT産業は、お客様の事業構造改革を支援し、自身とお客様を攻撃から守るべし
と述べた。地方・中小企業への支援策はどうなっているか、零細事業者のセキュリティを進めるには何が重要かなどの活発な質問が出て、時間を10分ほど超過する会合となった。
その後は式典と、パーティにお付き合いするだけ。気楽な気分でいたら、鏡割りに参加しろと言われた。これは全く初体験だったので、嬉々として演壇に上がり木槌を持った。さらに5人の音楽家(ピアノ・ヴァイオリン・ソプラノ・テノール・バリトン)が数曲のオペラ曲を披露してくれた。目の前での歌唱は、なかなかの迫力である。
料理は基本のものは持ってきてもらい、飲み物と追加の料理はバイキング方式。同じテーブルに幹部の皆さんがいるのだが、テーブル上の日本酒にはあまり手を伸ばさず、
・やっぱい芋焼酎だ
・お前の割り方は薄すぎる
・年とっても焼酎の濃さは譲れない
などと、徐々にくだけてきた。いい質問とお酒、オペラまで付いてきたご機嫌の会合でした。感謝です。