Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

国内政治

ストライキと民主主義

世界的な物価高騰で、どの国でも庶民や労働者は生活が苦しくなっている。そこで、今年は大規模なストライキが、方々で決行された。生成AI登場に危機感を覚えた全米俳優組合・脚本家組合のものは例外だが、ほとんどのストライキの要求は賃上げ。 英国では、交…

日英政権、奇妙な一致

岸田政権の迷走が続いている。「経済・経済・経済」と連呼した施政方針演説でも、減税を含む補正予算13兆円を提案しても、支持率は下がる。本来は、内閣改造・旧統一教会と決別・補正予算くらいの3段ロケットで支持率を高め、来年秋の総裁選前に解散総選挙…

多党連立政権への道

米国や中露は別として、欧州各国は多党連立政権になっている。独ショルツ政権は、環境原理主義の<緑の党>を連立に入れたばかりに、政策の選択肢が限定されてしまっている。伊メローニ政権は首相自身が極右政党、極端な政策と連立各党の穏健な政策の調整に…

「Z」のパワーの前には

「過去の税収増分は(中略)政策的経費や国債償還などにすでに充当」とする鈴木財務相の発言が、#トレンド入りしたという。これ自身は当然の発言だが「税収増分を国民に還元」という総理の意向を完全否定したことになる。SNS上では、 ・Z(財務省の意)の…

微かな脈が戻ってきた

先週、我慢がならなくなって「円安回避のために低金利政策を止めてください」と叫んだのだが、民間銀行の動きに曙光が見えたような気がした。日銀も金融緩和は続けながら、長期金利1%枠の抑え込みを外したものだから、MUFGが10年もの定期預金金利を引き上…

タガが外れた放漫財政こそ「国難」

僕は金融・財政の専門家ではないが、どうにも我慢ならなくなったので今日は主張したい。今週起きたことは、 1)減税議論の中で岸田総理は「一律給付は国難の時に限る」と発言 2)2023年のGDP推計で、日本はドイツに抜かれて第4位に陥落の見通し 3)日銀…

移民先進地区、川口市の現状

欧州では、移民・難民の流入が収まらない。シリア内戦は続いているし、パレスチナ紛争も起きた。アフリカ諸国(*1)の動静も不安材料だ。リビアやチュニジアに近いイタリアの島では、島の人口を上回る数の難民が、数日間で到着する異常事態。ロシアの策謀の…

やはり「外交は票にならない」

いろいろ議論することがあったはずの臨時国会だが、どうも「減税」一本にテーマが絞られてしまったような印象だ。岸田政権が支持率回復を「減税」に賭けているから、当然野党もそこを突いてくる。いや、野党だけではない与党、それもおひざ元の世耕参院幹事…

どうなる?晩秋の政局

今週の衆参補欠選挙は、与党の1勝1敗。ただいずれも与党側の議席だっただけに、引き分けとの判定はできない。低迷する支持率をなんとか挽回して、年内に換算総選挙に持っていきたい岸田総理だが、それには3段ロケットくらいが必要だと以前申しあげた。 秋…

大丈夫かな「株式会社ニッポン」

どう見ても選挙対策だが、経済対策の美名のもとに、大規模な補正予算が組まれようとしている。本予算に比べて査定が甘いのは周知で、結局昨年度に財務省が認可しなかった案件が再登場するだけのことだろう。加えて大阪万博の建設費が大幅に超過することが分…

あまりにも弥縫策すぎませんか

パートタイマなどの所得が月額で88,000円を越えるようになると、免除されてきた社会保険料負担が生じてしまうのでそれ以上は働かないという現象がある。俗に「106万円の壁」と言われるもので、専業主婦のパートタイム労働が念頭にある制度だ。折からの人手不…

制度変更の季節にあたり

10月は国内各所の、制度変更が集中して行われる。厚労省関係で、診療・介護の報酬や年金の改訂も行われる。特に偶数月は年金支給月だから、どのくらい変化があるのか振込額を気にしておられる向きも多いかもしれない。私としては、いくつか気になることがあ…

秋の政局、もう止まらない

先週ご紹介したように、今秋の解散総選挙に向けて政局は動き出している。この1週間の動きを見ていて、それは確信に変わってきた。支持率が頭打ちな岸田政権としては、総選挙前に3段ロケットのようなものを打ち上げる必要があるのではないかと思っている(*…

秋の政局、解散の下準備

岸田首相は、明日内閣改造をするという。政治とカネを巡って先週秋本議員が逮捕されるなど、この4年で8名の議員が検察庁のお世話になっている。内閣支持率も低迷しているのだが、野党の方も元気がない。 ・立憲民主党と維新の会がののしり合い ・国民民主…

民主主義なのだから選挙で決めよう

今週末、国民民主党の代表選挙が実施される。玉木現代表に、民主党時代党首だった前原議員が挑む形になる。前原議員については、京都大学高坂正堯教授の教え子でもあり、危機管理に造詣のある若手政治家と期待していたのだが、いわゆる「永田ガセメール事件…

誰が「Japan First!」と叫ぶのか

先週の日米韓参加国首脳会談は、成功裏に終わったと伝えられる。多国間国際会議以外で現首脳3人が会談するのは初めて、米国大統領の保養地であるキャンプ・デービッドでの会談も久しぶりだ。米国からの厚遇に対し、岸田政権は早々にハワイの山火事被災への…

究極の「人生100年」ビジネス

世界で一番平均寿命の長い日本。銃器や麻薬などの危険物が実質的に制限され、医療体制や社会保障、その他成熟社会に必要なものが整ったゆえの、総合的な安全・安心社会の構築が成った成果であると誇ってもいい。 しかしこのところの「人生100年時代」のアピ…

自民党女性局のフランス研修

自民党のホープ松川るい参議院議員らの3泊5日の「フランス研修」について、様々な意見が飛び交っている。きっかけはエッフェル塔の前などで撮った写真を、議員自身がSNSにアップしたこと。まるで物見遊山との批判が上がり、擁護論も出ている。 ◇批判 ・国…

民主主義の危機

ひょっとすると秋には総選挙があるかもしれないと思ってだろうか、各政党の動きが慌ただしい。特に野党幹部の「舌戦」がメディアを賑わせているのだが、政策論でないのが気になる。 立憲・泉氏、維新・馬場氏の共産への発言批判 「民主主義の危機」 | 毎日新…

岸田内閣の支持率を下げているもの

通常国会で所定の法案をほとんど通したのに、岸田内閣の支持率が下がり続けている。今月の調査では、 読売:35%(前回から▼6ポイント) 時事通信:31%(同▼4ポイント) 毎日:28%(同▼5ポイント) のような具合。主要因は「マイナ保険証問題」(*1)と…

追い詰められたときの「看板」

中古車関連に幅広い事業を展開している<ビッグモーター>の不正報道が、日々多くなっている。保険金の不正請求は、かなり組織的に行われていたし、自ら保険代理店をしていることから、審査の抜け穴も承知していたと思われる。ノルマを達成するためには手段…

マイナ保険証問題の本質

マイナンバー(カード)問題への政府の対応について、多くの人は評価をしていない。少なくとも、来年秋にマイナ保険証に一本化し、従来のものを廃止するのは中止もしくは延期すべきだという意見が7割に及ぶという。 先週の<報道1930>には、初代デジタル大…

法定外目的税、新設?

正直昨年の市長選挙の時は、ろくに政策を見なかった(サイテーな有権者かもしれない)ので知らなかったのだが、現職として5選された齋藤市長が公約に挙げていたのが「宿泊税の新設」。 首都圏に隣接した観光地として著名な熱海市は、すでに他の自治体には少…

玉城知事の危険な訪中

先週、沖縄県知事の玉城氏が訪中をした。習政権は異例の厚遇を持って、沖縄県知事施設を迎えたという。先日米国の部臨検国務長官やイエレン財務長官が訪中した時の冷遇と、明らかな差が見られた。 習政権、沖縄知事を厚遇 米軍念頭に関係強化―中国:時事ドッ…

ついに牙を剥いた「総裁」

旧統一教会問題は、極めて反日的思想を持っている団体が、与党議員を当選させるための集票マシンになっていたという信じられない事件だった。確かに現在の名前が「世界平和統一家庭連合」で、個人ではなく家族主義をとっている点が、右派と呼ばれる政治家の…

すでに健康保険証問題

連日マイナンバー&マイナンバーカード関係のトラブルが報じられていて、個人情報保護委員会がデジタル庁や請負事業者のF社に立ち入り調査や行政指導を行う事態となった。国会の閉会中審査も行われていて、立憲民主党から「健康保険証との一体化による従来…

少子化と男女差別意識

先月閉じた通常国会では、安全保障に関するもののほか、少子化対策やダイバーシティ推進関連の議論があった。防衛費増や自衛隊を闘える軍隊にしようという件は別として、少子化・ダイバーシティの2件は個別に論じられているようだが、実は連携している。 少…

文書交通費すら改革できない

今年の通常国会が、平穏なうちに閉幕した。終盤「すわ解散か!」とセンセイたちが浮足立って、真っ当な議論が出来なかったような気がする。国会開催前には重要な問題だった、国会議員の調査研究調査滞在費(*1)の改革についても、何も進まなかった。 旧文通…

外国人1割時代への提言

岸田内閣の異次元の少子化対策については、財源が不透明なこと以上に内容に関しての異論が多い。これで「子育てという罰」の状況から、若い人の気分が好転する気配はなさそうだ。ならば、というわけでもないが、令和臨調が「外国人1割時代」への環境整備を…

機会の平等・結果の平等

通常国会の終盤、重要視された法案が次々に通った印象がある。れいわの山本議員が体を張って採決を妨害した以外の、野党側の理不尽な抵抗はなかった。内閣不信任案の提出も、野党が結束できず「年中行事」として処理されている。 防衛費増額は既定路線、子供…