Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

国内政治

争点は「外国人問題」になる?

20日の投開票に向けて、列島は参議院議員選挙モードになった。プチ有名人も何人か名乗りを挙げ、 ・ラサール石井氏(社民党) ・北村弁護士(日本保守党) と少数政党から出馬している。自民党がNPO代表の渡部カンコロンゴ清花氏を擁立すると聞いてびっくり…

僕の政治資金規正法改正案

通常国会もいよいよ幕。中盤、江藤農水大臣の失言で不信任案が出るかと緊張したが波乱は起きず、小泉新農相の登場で市民の注目はコメ価格に移ってしまい(内閣から見れば)事なきを得た。僕らも<能動的サイバー防御法>が無事成立し、ほっとした面がある。 …

注目を集める「参政党」の動向

いよいよ今週末は東京都議会議員選挙である。来月には参議院議員選挙も控えている。衆議院では少数与党になったものの、石破政権はなんとか予算を年度内に成立させ、重要法案もいくつか挙げた。小泉新農相の目立つ活躍で、支持率はやや持ち直しつつある。し…

世襲されたビジネスモデル

世襲国会議員に対する風当たりが強くなっている。いわゆる<地盤・看板・カバン>を相続できるので、徒手空拳の政治家志望の人たちとは大きな格差があるというのだ。現実に石破総理が商品券10万円を配ったとされる自民党新人議員15名のうち、資産公開で1,000…

政局の匂い?小泉劇場第二幕

江藤農水大臣の辞任から、事態は急展開している。江藤大臣の暴言は(与党議員からしても)許されるべきものではないが、後任が小泉議員ということで単なる「コメ騒動」では無くなるような気がする。そう、政局の匂いがしてきたのだ。 先週までは、参議院議員…

減税せずに参議院選挙を迎える

面白い試算をした記事があった。テーマは「日本の寿命」、増え続ける社会保障費を削らずに、各党が主張しているような減税をした場合・・・である。 社会保障を削減しないで消費税減税した時の日本の寿命 | アゴラ 言論プラットフォーム 長文なので要約すると、…

日本人・日本国籍・外国人(後編)

フランスでの議論の推移を見守りたい理由は、米国は別格としても英独仏3国は日本にとって見倣うべき「移民先進国」だからだ。 移民先進国フランスに学ぶ - 新城彰の本棚 にあるように、日本でも古い団地の外国人比率が高まって、文化の違いなどで問題視され…

日本人・日本国籍・外国人(前編)

社会全体が寛容性を失いつつある。米国がUSAIDを廃止、WHO脱退をし、不法移民の強制排除に乗り出しているのがその顕著な例。その結果、援助を受けていた国が貧困化して混乱し、また難民となって押し寄せるのも目に見えている。 地球という乗り物で未来へ - …

財務省より先に「農水省解体!」

米の高騰が止まらない。当家の最寄りのスーパーでも、4,000円/5kgは当たり前。場所によっては、5,000円の声を聴くこともあるらしい。期待されていた備蓄米の放出だが、ほとんど小売り業者のところに届いていない。放出量の約1%(*1)、全体流通量の0.3%…

政界再編、2025秋の陣

「トランプ関税砲」の影響が大きいとして、石破政権は「国難」だと野党も含めた政策協議を始めている。要するに「国難をいいわけにしたバラ撒き、人気取りによる参議院議員選挙対策」である。自民党内では、財政規律派と積極財政派の対立が深まっているし、…

給付?減税?でもその前に

「トランプ関税砲」が、日本に国難をもたらしていると石破政権が主張している。もちろんトランプ先生の気まぐれは困ったものだが、一方で「なんでも悪いことはトランプのせい」に出来てしまうような風潮もある。 ・支援を必要としている人たちが飢えるのも …

正常化した市場の警告機能

なんとか25年度予算を3月までに成立させた石破政権だが、少数与党であり夏に参議院議員選挙を控えていて、不安定な政権運営が続いている。トランプ関税砲も怖いが、台湾付近で演習する中国軍も気になる。もっと困ったのは「財務省解体!」を叫ぶ有権者であ…

「関税砲」が直撃した東アジアで

のんびり羽を伸ばした年度始まりだったが、帰宅してみると世の中は大変なことになっていた。主原因は「トランプ関税砲」だが、韓国ユン大統領の罷免や、独立指向が顕著の台湾頼総統への中国軍の嫌がらせ演習など、東アジアも騒然としてきた。 どう転ぶかわか…

森信先生の勇気に感謝!

「財務省解体!」を叫ぶデモが激しいとの報道がある。最近あのあたり(よく行く経産省は財務省の向かい)に行っていないので実感がないのだが、この記事を読むと相当凄いらしい。 財務省解体デモ…記者が現場で見たのは、玉石混交の主張が入り乱れる“カオス”…

いい加減に目を覚ましてよ!

久しぶりに受け取った封書の切手をみて「あ、110円になったんだ」と実感した。受け取る封書の大半は料金別納郵便だったので、値上げに気付かなかったのである。そう、値上げをしたにもかかわらず、郵便事業は来年度もう赤字見込み。経営視点でいうなら、まる…

増え続ける医療費をどうする

厚労省が仕掛けた「高額療養費制度の改定」は、野党・メディア・患者団体らからの厳しい批判にさらされて頓挫した。いかにも拙速だったと思うし「カネがないと命も守れない」との印象を与えたのはまずかった。 しかし問題は、なぜこのような一見して非難され…

備蓄米より輸入米で価格引き下げを!

コメ高騰が続いていて、政府(農水省)も重い腰を上げて備蓄米放出に踏み切った。しかし、本来消費者が求めていた価格引き下げにつながるかは微妙だ。備蓄米を原価で卸すのかと思ったら「入札」だという。最高値を付けた業者に売るので、結局市場価格より高…

日韓台、皆国難に向かい合うとき

トランプ2.0政権が無茶な外交政策を推し進めていて、世界中の国が不安に囚われている。こういう時に何かの火花が散ると、取り返しのつかない事態(例えばWWⅢ)が起きかねない。東南アジアをめぐっていた間にも、ひょっとしたらと思わせるリスクはあった。 台…

役職停止中のポピュリズム宣言

<Yahoo!ニュース>を見ていると、見出しの下にコメント数が表示されている。一定数以上のコメントが付くと、数の表示字が青から赤に替わる。海外ネタは大きな事件でも、あまりコメントは増えない。やはり「外交は票にならない」のかと思って、赤文字記事を…

政党交付金廃止、いい案ですね

通常国会での山場である予算審議だが、予算委員会での「政治とカネ」問題追及と政治資金規正法改正に注目が集まっている。 ・カネによって政治がゆがめられた ・経団連(ここでは悪者扱い)など企業の大口献金がよくない ・30年前の合意に基づき、企業献金を…

"Party"と"Movement"の違い

大混乱する世界の政治事情に比べれば、日本は平穏そのものである。トランプ2.0はもちろんのこと、韓国では大統領が拘束され弾劾間近、ドイツは総選挙が近く、カナダでもトルドー首相が辞任に追い込まれた。 職務停止中の尹大統領の支持率がほぼ石破政権と同…

日本でやるとしたら、やはり「維新」

一昨日、米国政府に新設される「政府効率化省:DOGE」の話をした。賛否両論あろうが、日本にもこんなものが欲しいと思っていた。言い出すとしたら現政党では唯一「小さな政府」指向の日本維新の会だとも思っていた。 予想は当たり、前原共同代表から<政府効…

「Deep State論」の国際的拡散

トランプ次期大統領がよく言うのが「Deep State」による陰謀。彼らに米国社会は支配されていて、それゆえ市民は苦しめられている。結束して奴らを倒そう!奴らから米国を取り戻そう!そうしたら再び米国は偉大になれる・・・というわけ。 僕らには結束じゃなく…

日本の国会は「戒厳令」に対処可か?

今年の国会議員選挙では、多くの国で「少数与党化」が起きた。以前からそうだったドイツでも、今年そうなったフランスでも内閣は崩壊している。アジアの三ヵ国(日韓台)も少数与党、その中でも韓国に今回激震が走った。 ユン大統領が戒厳令を発布して国会の…

企業団体献金・・・って効果あるの?

「政治とカネ」は何度も出てくるテーマで、これが噴き出すと与党が苦戦するのが常である。昨年から続く自民党の裏金問題は、与党多数の前国会で政治改革関連法が改正されたものの「これでは不十分」との審判が下った。少数与党となった石破内閣では、頑なに…

れいわ新選組と中国の関係

先の総選挙で、国民民主党は4倍に、れいわ新選組は3倍に議席を伸ばした。共産党の衰退が目立ち立憲民主党が中道傾向を強めているので、左派の主導権はれいわ新選組に移ったような感がある。 ただ気になる話が出てきた。選挙中に在大阪の中国総領事が<X>…

沖縄県の決算に議会が不認定

国民民主党の「103万円のカベ」問題提起で、各県知事らが反対意見を述べている。県や基礎自治体の税収減になり、教育や福祉の予算が確保できない(つまり行政サービス低減)というのだ(*1)。国がどうしても断行するなら、地方には真水で補填しろとの要求も…

「脱石炭火力」は実現できるか

今年の夏は暑かった。すでに6月で真夏のようだったし、9月の首都圏でも35度越えが何日かあった。平年の最高気温平均は28度だというのに。函館港にはカツオが揚がり、イカは不漁続き。台風は予測できないコースをとっている。間違いなく、地球温暖化は進ん…

移民の強制送還、日本人の意識

欧州だけではないが選挙で右派勢力が伸びていて、各国の政策に影響し始めている。右派が掲げる最も大きな課題は、移民問題。 ・8月、英国で大規模な反移民暴動 ・8月、ドイツで切りつけ事件がありショルツ政権も強制送還を開始 ・10月、フランスのマクロン…

外交問題かに見える内政問題

先週「拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会*1」が開催され、石破総理や林官房長官も出席した。総理からは「主権問題として取り組み」との言葉があり、官房長官からは「日朝両国の明るい未来のため主体的に行動する」との発言があった。 少なくとも12…