Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

派閥のパーティは一度だけ(前編)

 自民党各派閥の、政治資金集めパーティが話題になっている。この種のパーティなり朝食会なりがあるのを知ったのは、まだ20歳代のころ。本社機構に転勤して、田舎の事業所では見たこともない「パーティ券」なるものを部門の共通棚上に見つけた。

 

 「え、貰って行ってもいいんですか?」と素直に言う僕に、先輩たちは「延々訳の分からない話を聞かされて、ビール1杯、焼鳥1本で終わりだぞ。時間の無駄、無駄!」と教えてくれた。その教えを守り、その種の会合には顔を出していない。

 

 しかし、デジタル政策に関わるようになり、業界団体や個社のロビー活動を担当するようになると、政治家との付き合いも必要になった。僕の所属するシンクタンクは、特に初代デジタル大臣を務めた平井卓也議員との付き合いが深い。何度も当方主催の朝食会にゲストとして来てもらっているし、平井事務所主催の朝食会にも、毎年参加(*1)している。

 

        

 

 このような場は、ゲストの話も貴重だし、同行の志が集まるので民間同士の連携も深めることができる。参加人数以上の枚数を買うこともないし、それなりの費用対効果はあると思っている。交際費と考えていて、政治献金との認識はない。ま、ちょっと高い朝食というわけ。

 

 ただ今問題視されている、派閥のパーティというのは、一度しか経験がない。これも平井事務所からの紹介で行った、岸田議員が2020年の総裁選で菅首相に敗れた直後の岸田派パーティ(*2)「宏池会と語る会」である。

 

 飲食は無かったが、プリンスホテルのお土産セットと緊急出版された書籍が入っていた。ここでも、何人かの知り合いと旧交を温められたので、飲食が無くても意味はあった。人脈形成の経費と考えて、ちょっと高い書籍(*3)とお土産が付いてきたと思っている。

 

<続く>

 

*1:平井先生朝食セミナー2022(前編) - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)

*2:宏池会と語る会 - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)

*3:総裁選向け緊急出版 - 新城彰の本棚 (hateblo.jp)