Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「朝までナマTV」を1.5時間で見る

 この数年、毎月の「朝までナマTV」は、録画してみている。今月は普通月末なのに、1週間早い21日の土曜未明の放送だった。22日の衆参補選を意識したのか、月末になると衆院解散の可能性があると見たのかは分からない。

 

 テーマは「これでいいのか?日本の政治」。もちろん、内閣支持率が軒並み20%台になっていて「いい」はずがないので、じゃあどうすればいいかを議論すべき番組である。見終わっての結論は「踏み込みがたらないなぁ」ということ。有識者4名も、各党を代表した議員も、いつもと同じことを言っているだけ。期待した「議論」には発展しなかった。

 

    


 この種の番組は、NHKの「国際報道2230」「日曜討論」、BS-TBSの「報道1930」も含めて、録画しておいて1.5倍速で観るのが常。民放の場合のCMは、スキップボタンを押して飛ばす。「朝までナマTV」は、冒頭の2人のアナウンサーによる導入部は不要なので、パネリストが着席するまでの部分は飛ばす。さらに議論中でも下記の工夫を加えて、3時間弱の録画を1.5時間で見終わるようにした。それは、

 

・結局司会者が一番長く話すが、パターンは決まっている。

・消費税導入の話、昭和の経営者の話、小選挙区導入の話は昔話で、何度も聞いた。

・だからその話題になると、高速早送りにして他の人が話し出すまで飛ばす。

 

 というもの。ある記事では、「サンデーモーニング」の関口キャスターの降板、立憲民主党菅直人議員の政界引退を例に、司会の田原総一朗氏の引退を勧めていた。ただ、ご本人は「死ぬまでやる」とのこと。

 

 しかしさすがにパネリストの意見が呑み込めない様子(*1)で、自分の話題に切り替えてしのぐシーンが目立つようになった。これが有意のパネリストを並べても、もうひとつ踏み込めない原因だと思う。

 

 どんな人にも、退き時はあります。せっかく面白い時事討論番組だとおもっているからこそ、どなたかに継がれることを望みますね。

 

*1:田原総一朗氏 “朝生”の「うるさい!「黙れ!」を謝罪「じっくり聴かなくてはいけないです」 | 東スポWEB (tokyo-sports.co.jp)