Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

欧州が示したAIの定義

何度か欧州が先行する「AIの規制」について、ちゃんとした定義なしに議論が進んでいることに危惧を表明した。頭の固いドイツ人に、文句を言ったこともある。これまでの定義論をまとめてみると、 1995年頃「一般的に推論や学習などの人間の知能に関連する機能…

少子化対策にもうひとつ

「COVID-19」騒ぎは、もともとその社会が抱えていた課題をあぶりだしたという。格差問題にしても貧困問題にしても外国人労働者問題にしても、隠されていたものがより早く顕在化したと言えよう。その中には「少子化問題」もある。「COVID-19」によって日本の…

ラベンダー咲いた!

「熱海雑草園」では、いろいろなものが収穫できる。今月はバラと島ラッキョウがたくさん獲れた。バラの花はそのままにしておくと、当然タネになる。これはローズヒップの材料になるのだが、そこまですると親木の勢力を削ぐ。そこで家内は早々に花を摘んでし…

丸の内ホテルのテラス席

先週に引き続き、丸の内ホテルの8階ラウンジで人に逢うことになった。確かに高価なのだが、利便性がいいしもちろん美味しいので「COVID-19」対策下では、いい「応接室」といったところ。約束の時間にぎりぎりになったので急いでいると、電話がかかってきて…

minakaのフードコート

この休日は藤沢のBook-offで、アガサ・クリスティの中期から後期の作品をたくさん見つけた。その中から3冊選んで購入、その他の新書の類もカバンに詰めて小田原駅まで戻ってきた。神奈川県は緊急事態ではないのだが「マンボウ」対象エリアがひろがっていて…

懐かしい店「喜多方ラーメン坂内」

会津喜多方という街には、学生時代に一度行ったことがある。とっくに消えてしまった「国鉄日中線:喜多方・熱塩間」を乗るためである。一日3往復しかなく、夜行を郡山で乗り換え磐越西線で早朝に喜多方まで行って、始発の日中線に乗った。戻る手段が他にな…

なるほどこれが「情報独占」ね

「COVID-19」騒ぎで明らかになったことのひとつに、「鉄のトライアングル」の実態がある。厚労省・医師会・族議員の結束が固く、外部からは「政治主導」といえど手が出ない。あるベテランジャーナリストによると、安倍内閣時代にK厚労大臣は官僚に取り込ま…

G7でのDFFTの議論

世界経済は「DATA Driven Economy」の時代に入ったと言っていいだろう。「COVID-19」禍はあっても、経済成長している産業は何らかの形でデータの活用に成功したものだ。データの活用については4段階のステップがあることは、何度かご紹介してきた。その第一…

許容できないリスクのあるAI

「欧州AIパッケージ」の規制部分の中核をなすのが「AI法案」、それがAIを何のためにどんな方法で使うのかによってリスク強度を4段階に分けていることは以前紹介した。今日はその4段階のなかでの最高リスク、許容できないリスクのあるAIについてコメントし…

下品なネズミが先頭で?

日本の「COVID-19」感染状況を「さざ波みたいなもの」と評し、緊急事態宣言を「屁みたいなもの」と揶揄した内閣官房参与の高橋洋一教授が、官房参与を辞任した。総理からは淡々と「辞任の申し出があった」と記者に説明があっただけだ。しかしご本人は、「下…

あと1年・・・辛抱できるかな

一番近い外国のひとつなのだが、このところ外交関係がしっくりいっていない国韓国。現政権になってから特に関係悪化がひどい。かつては国会議事堂のある島「ヨイド島」のコンドミニアムに滞在したこともあって、好きな旅行先でもあったのに。日米・日欧・日…

半導体なんてそんなものさ(後編)

僕自身は半導体産業にいたわけではないが、企業内で大学の先輩の多くが半導体事業部門にいて、幹部も少なくなかったことから時々事情は聞いていた。後に全社の事業を見る部門に移って、半導体事業部門のボラティリティの高さを経営層が嫌っていることも知っ…

半導体なんてそんなものさ(前編)

米中対立の争点としての台湾に、世界の半導体産業のチョークポイントがある。何度かご紹介しているTSMCという巨大企業がいるからだ。世界的にデジタル機器の需要が巣ごもりもあって急増、PC・スマホだけじゃなく自動車も半導体をたくさん使う。加えて米国テ…

一応の停戦は成ったけれど

エルサレムでのイスラム教徒とイスラエル当局の衝突から、パレスチナに火が付きそれがガザ地区に波及して、結局パレスチナ側232名、イスラエル側12名の犠牲者がでた。パレスチナ側の死者はすべてガザ地区でのもの。そのほか広くこのエリアでイスラム教徒とユ…

欧州AIパッケージの登場

3年ほど前から、欧州委員会ではAI(人工知能)によるイノベーションを考えながらも、どうやってAIのリスクを抑えるかの議論を続けていた。例えばAIに倫理を求めたり、利用企業に説明責任を求めたりした。「なぜ、どうしてこういう結論になったのですか?」…

包囲網は「ローマ法王」で完成?

南シナ海、東シナ海での緊張が高まっていて、大英帝国海軍は空母「クイーン・エリザベス」を含む艦隊を当該海域に派遣することとし、空母はポーツマスを出港した。ドイツ海軍、フランス海軍もそれぞれ軍艦の派遣を発表、ある記事では第二次世界大戦前のよう…

ボリュームランチ(ささみカツセット)

また週末にBook-off巡りに出て、今日は茅ヶ崎でお昼時になった。Book-off各店舗には特徴があり、茅ヶ崎店は湘南らしくマリンスポーツ品やアロハシャツなど夏向けの物が豊富だ。アロハも買ったことがあるのだが、昨年来の「COVID-19」騒ぎで手持ちのものすら…

禁酒日のディナー(餃子とご飯)

丸の内ホテルを出る時、「ちょっと早いけど、もう帰るよ」と同僚に声をかけると、「じゃ、ハナマサですか」とのご指摘。そうそう、週末用のお肉とオリーブの瓶詰めを買わないといけない。東京駅の改札を入るときに、どこのハナマサに行くか迷った。利便性か…

丸の内ホテルのカフェラウンジ

緊急事態宣言下の東京ではあるが、今日は人に会うために新幹線に乗ってやってきた。このところ静岡県での感染確認は落ち着きを見せていて、家族やマンションの人達が(口には出さないが)東京行きを懸念しているように見える。 ただ今日はかつて政府のある機…

ボリュームランチ(トンコツラーメン)

いくら「マンボウ」や緊急事態宣言をされても、熱海駅前の人出は一定以上は減らないようだ。ただ駅前を離れると、さすがに観光客の姿は少ない。今日は午前中にビデオ会議をひとつこなし、ちょっとしたレポートを書き上げて仕事に一区切りをつけた。ランチは…

細田先生の発言真意は?

自民党の細田元官房長官が、党の沖縄振興調査会役員会で挨拶し、 ・船か飛行機でしか行けないところで、どうしてこんなに感染者がでるのか。 ・航空会社等に協力してもらって来県者全員にPCR検査をしたらいい。 ・沖縄に再び1,300万人の観光客を呼び戻すかが…

Cold Caseに挑むオンラインフォーラム

「紀州のドン・ファン事件」に続いて「茨城一家殺傷事件」でも容疑者が逮捕されたが、いずれも直接証拠があるかどうかわからず、公判維持はどうなるのか(裁判員になる可能性もないのに)僕は勝手に悩んでいる。世界でも優秀な実績を誇る日本の警察機構だが…

代替わりする「王」と「神」

米軍のアフガニスタンからの撤収が始まり、今年の9・11までには撤収を完了させるという。一方で南シナ海、東シナ海、特に台湾を巡っての米中対立は緊張度を増している。先日のG7外相会合でも、7ヵ国が結束して台湾を守る方向性が確認されている。これらのこ…

受け皿になり切れないわけ

もういつ総選挙があってもおかしくない時期であり、永田町の皆さんは目の色が変わってきている。官僚はよほどのことがない限り官僚だが、議員は落選すればただの人である。維新の会の馬場幹事長が立憲民主党を「日本に要らない」と言ったことから、両党間で…

15年周期の「戦争したい頃」

「COVID-19」対策のワクチン接種先進国イスラエル。それはいいのだが、武力紛争に巻き込まれている。きっかけはエルサレムでのイスラム教徒への移動制限、ラマダンの時期に礼拝活動を制限(密を避けたのかもしれない)したので、パレスチナ側の反発を招き、…

確かに公共交通は苦境だが

長引く「COVID-19」禍、飲食店から百貨店、イベント施設など広範な業種に苦境は広がっている。とにかく市民が「外に出たくなるようなものは全部NG」と言われた大型連休が過ぎると、今度は通勤を減らせという圧力に変ってきた。西村大臣いわく「テレワーク推…

この夏、もう一つの緊急事態?

ようやく国民投票法改正ができて、憲法改正への階段を一歩登れたのだが、じゃあ次はどうするんだという話が見えてこない。「日本会議」は最優先で緊急事態条項を入れるべきとしているし、そんなものなくても「COVID-19」対処は可能だったという護憲政党の意…

ハドリアヌスの長城、再び?

2016年の国民投票で「離脱」という民意が示された時から危惧されていたことだが、英国(グレートブリテン&北アイルランド連合王国)の分解が始まっている。スコットランドの総選挙で、独立派が過半数を占め「独立するかしないかではなく、いつするかの問題…

より陰鬱な梅雨が早くも

昨日から、北海道・広島・岡山にも緊急事態宣言が拡大した。ここ静岡県でも、このところ毎日新規感染者が100名くらい出ている。浜松市など西部の都市が、主なクラスター感染の舞台となっているのが救いだが。もうひとつ昨日は「東海地方でも梅雨入り」とのニ…

ワクチン接種狂騒曲

遅れている、遅れていると言われながら、少なくとも医療従事者・65歳以上の高齢者の分はファイザー社製の(安心できる)ワクチンが確保できたという。連休明けから続々日本に到着していて、供給は確保できた。さて問題はこれからである。ソ連崩壊時に市民の…