Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

サイバー反撃の中身を知りたい

米国最大の石油パイプラインが止まった事件、とにかくパイプラインは復旧したようだが、消費者側のガソリンスタンドでの混乱は週明けまで続くと言われている。バイデン大統領も市民に「必要以上にガソリンを買い占めないように」と呼び掛けている。実際に供…

豪州ワイン3本到着

政府のお勧めに従って、ほぼ「Stay Home」の日々を過ごした連休だった。その結果在庫のワインが少なくなって、また青い日系航空会社のサイトを開いた。ちょっとLook&Feelが変更されていて戸惑ったが、いつものワイン棚に到着。すると・・・ 「品揃えが減ってい…

「なか卯の日」のおみくじ

今週も東京オフィスへは1日行っただけ、ただこれが朝早い会合だったから、久々に早起きして朝食抜きで新幹線に乗った。予定より1本早い列車に乗れたから、東京駅で15分ばかりの朝食時間が取れる。迷った末、慣れた丸の内北口ガード下に向かった。 「てんや…

熱海鉄道の歴史

「時刻表2万キロ」で知られた旅行作家宮脇俊三氏、鉄道好きが高じて日本中の鉄道はもとより、台湾・中国・シベリア・インドなどを乗りまくる一方「鉄道考古学者」と自称して、廃線跡など巡る紀行文を遺した。 鉄道考古学者の旅 - 新城彰の本棚 (hateblo.jp)…

警察への市民の信頼

先日警察庁の幹部と意見交換する機会があった。僕がいつものようにデータをデジタルにして、いかに新しい活用法を考えるかが民間のDXのポイントだというと、それは公共部門も同じだとの返事があった。警察という組織も多くのデータを持っている。例として、…

コロニアル・パイプライン事件のその後

一昨日「事業継続こそ重要」として米国で石油パイプラインが停止した事件のことを紹介したのだが、その続報が入ってきた。すでに犯行集団「ダークサイド」が「目的はカネで社会に混乱をもたらそうとしたものではない」との声明を出したことは紹介している。…

民で出来ることは民で

小泉・竹中改革の大きな目標のひとつは、「民で出来ることは民で」だった。徐々に大きな政府になってきていた日本、与党たる自由民主党の党是は本来「小さな政府」だったはずだ。ある意味ポピュリズムとも言える公共の福祉拡大が続き、政府は大きくなってし…

異動の春、転職の春

比較的「JOB型雇用」の多いデジタル業界、中でも専門性の高いサイバーセキュリティの世界に知り合いが多いものだから、異動や転職の話は良く聞く。僕が経営に関わっている小さな一般社団法人でも、会員企業のキーマンから、 「異動で別の部署(系列企業)に…

事業継続こそが重要

内閣官房参与の高橋洋一氏が「COVID-19」禍のことを「さざ波」と発言して、厳しい世論にさらされている。確かに年間3,000以上死者の出るインフルエンザは、この1年ほとんど被害がない。それと相殺すれば「COVID-19」の現状などで大騒ぎするなと言う、マクロ…

緊急事態条項の議論(後編)

竹中教授が常日頃仰るように「日本型組織は検証が苦手」であるが、今回の「COVID-19」騒ぎは成るべく早く検証のための組織を立ち上げる必要があろう。 ・マキャベリの言うように、真に有能な者だけを集め、 ・強制力を持った調査権限を与え、 ・情報を公開し…

緊急事態条項の議論(前編)

3日の憲法記念日、NHKも「憲法とコロナ禍での人権の制限」に関する特集番組を放映した。1日未明の「朝まで生TV」も、視点は違うが「COVID-19」対策と人権問題を取り上げていた。「COVID-19」対策が上手くいったとされる国は、ある種の強権的な制限を行い蔓…

アナログでも出来る「Post Truth」

いわゆるフェイクニュースというものが代表的なのだが、SNSなどインターネットメディアが事実と異なった情報を拡散させることが社会課題となっている。トランプ先生などはSNSが作った大統領と言えるかもしれない。ネット上に偽ニュースをUPしたり、これに著…

21世紀のマルクス

このところボン大学マルクス・ガブリエル教授の記事が目立つ。「若き天才哲学者」と呼ばれる彼は、「新しい実在論」を提唱している。僕には哲学を理解する知見はまるきりないのだが、表層的な意見だけを聞いているとデジタル屋にとっては困ったお方のようだ…

肩書だけじゃ困るよね

アフガニスタンからの米軍撤兵が始まっているが、この国が治安を取り戻すのは絶望的だ。シリア情勢も膠着したまま、ミャンマーの内乱状態も治まりを見せない。そんな中、先進国の視点は南・東シナ海に集まり始めている。 ある記事は「まるで太平洋戦争前夜」…

もうひとつの「コスパ最強」

休日、また平塚駅西口前のBook-offにやってきた。しばらく前に、大量のハヤカワ・ポケットブックスが出ていたからだ。コリン・デクスターやエド・マクベインの探していたものが一杯110円の棚に並んでいて、舞い上がってしまった。とても1回では持ち帰れない…

バラのある食卓

先週ご紹介した熱海雑草園、食糧だけでなくお花も咲いている。ゴールデンウィーク前にはクレマチスが盛りだった。そして今、バラが咲き始めた。先日横浜赤レンガ倉庫のイベント会場で買ってきた苗木ではなく、以前から家内が育てていたもの。このルーフバル…

昔ながらの定食屋「たしろ」

静岡県を挟む首都圏と中部圏で「緊急事態宣言」や「マンボウ」が出てしまって、なんとも締まりのない Golden Week になった。本来なら熱海の街は人出で埋まるはずなのにと、当ての外れたホテルや飲食店はあきらめ顔だ。僕ら夫婦は連休にはあまり出かけたりし…

東京ステーションホテル「しち十二候」

東京駅そのものの改修は、このエリアのリニューアルの目玉だった。東京駅舎は1914年に完成し国内外に豪華さと威容をしめしたものだったが、第二次世界大戦の戦火で損傷し復元されたものの大正期の豪華さには届かず、平成になって往時の姿に戻す計画が進めら…

やっぱり「鉄のトライアングル」

もう慣れてしまった「緊急事態宣言」、Golden Week中に熱海の駅前、銀座通りの混雑は昨年より多い。特に若い人が目立つ。イギリス型の変異ウイルスは、若い人にも感染し重症化もするという。感染後早く症状が出て治りにくい、しかも他人に感染させる期間はず…

量子技術の官民協議会

デジタル屋を学生時代からだと50年近く続けてきている僕だが、大学の講義もまるきり覚えていないし、理解できていないのが量子工学・量子力学・量子技術。近年そのセキュリティ性の高さから、量子暗号などの分野に注目が集まっていることくらいしか知識はな…

裁判員への巨大な負荷

「紀州のドン・ファン殺害事件」で元妻が逮捕、送検されている。「4,000人の美女に300億円を見継いだ男」と言われる和歌山県の資産家(当時77歳)が、2018年5月に自宅で死体となっていた事件。死因は急性覚せい剤中毒で、胃の中から覚せい剤が見つかったが…

ワクチンは届くそうだが

先日米国在住の知り合いとビデオ会議をした際、2人共2度目のワクチン接種が間近だと言っていた。一人は、スーパーマーケットの薬局で打ってくれたよ、とケロリとしていた。バイデン政権の100日では、ワクチン接種を始めとする「COVID-19」対策が成功しつつ…

AI時代の子供たちへ

今日は「子供の日」だ。本来晴れやかな気分になるはずなのだが、緊急事態宣言やマンボウ下ではいまいち盛り上がらない。主として男の子の「節句」だから、武者人形や太刀・鎧兜・鯉のぼりなどが飾られる日だ。写真は先日ちょっとした会合をした青山の「アジ…

羹(アツモノ)に懲りてナマスを吹く

Golden Week中のクルーズ旅行、楽しみにしておられた乗客も多かっただろうに、ひとりの「COVID-19」陽性者が出たことで、他の300名近い乗客も横浜港に引き返すことになってしまった。クルーズ船「飛鳥Ⅱ」の目的地は青森で、感染判明時すでに東北沖まで行って…

雑草園の収穫物

当家のルーフバルコニー「熱海雑草園」は、家内の天下。先日紹介した草花以外にも多くの収穫物が実っている。一日に1個ずつ獲れる小さめのイチゴ、ヒヨドリなどが狙ってくるので、厳重に網がかぶせてある。一日に3~5個獲れるサヤエンドウは、実がずっし…

初めてのグリーン車

Golden Week中に、私用で東京へ出かけることがあった。いつもの通勤には東海道新幹線を使っているのだが、私用とあって往路こそ新幹線を使ったが、帰路はのんびり東海道線に乗ってみようと思った。東京駅のプラットフォームで待っているとき、ふと目についた…

死海を食べる

死海周辺の年間降水量は、50~100mm。昨今の日本なら、1時間で降ってもおかしくない量である。それゆえ周りには人工のもの以外緑はない。観光拠点エン・ボケックにはどこからひいているのか、淡水があふれている。ひょっとすると死海の水を淡水化して使って…

マサダの砦

イスラエル出張から帰る日、フライトは夕刻だということで東部ヨルダン国境にある「死海」を訪ねることができた。エルサレムから1時間ほど東へ向かうと、丘陵が岩山に変り、徐々に緑が少なくなっていった。羊が草を食んでいたのが、生物の影が見えなくなっ…

キリスト生誕の地

パレスチナの地に囲まれた街エルサレム、現在はイスラエルの「首都」であるが、パレスチナの人たちにとってもここは聖地でありパレスチナの首都だという意識は強い。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教全ての聖地であり、その帰属は世界の最大課題である。 キ…

エルサレム旧市街(3/終)

バザールを抜けてガイドの人が手招きする方に行くと、急に持ち物検査所に出た。ここから先は、厳重警戒のところらしい。明るく空が開けているところで、階段を降りていくと・・・どこかで見たような風景、「嘆きの壁」だった。 先日のフライトで新作の「オリエ…