Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

懐かしい店「喜多方ラーメン坂内」

 会津喜多方という街には、学生時代に一度行ったことがある。とっくに消えてしまった「国鉄日中線:喜多方・熱塩間」を乗るためである。一日3往復しかなく、夜行を郡山で乗り換え磐越西線で早朝に喜多方まで行って、始発の日中線に乗った。戻る手段が他にないので、折り返しのその列車で戻ってきた。考えてみれば、アホな話である。

 

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 そこで「喜多方ラーメン」を食べたかどうか、記憶がない。今でも喜多方市の人口は4万人に満たないのに、ラーメン店が120軒もあって対人口比では日本一のラーメン店密度だと言う。それゆえに、大都市札幌、博多と並んで「日本三大ラーメン」とも称される。
 
 基本は醤油味の豚骨スープに太めのちぢれ麺、僕は細麺が好きなのであまり興味がわかなかったからかもしれない。しかし、首都圏に勤務するようになっていろいろなところにあるチェーン店「喜多方ラーメン坂内」には時々寄るようになった。
 
 最初は、確か中野だったと思う。有名な中古カメラ店フジヤカメラ」に行ってさんざんショーウィンドウを覗き、お腹が空いてくるとアーケード街にあるこの店でランチにした。その後、関内か桜木町でも何度か行った。日比谷のガード下にも、安居酒屋と並んであったのを覚えている。

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 今回立ち寄ったのは大森店、大森銀座と駅ビル・ラスカの中間あたりにある。暑い時期なので、冷やし醤油ラーメン(750円)を頼んだ。「小法師」と器に書いてあるのは、ご当地名物「起き上がり小法師」のこと。店内に地方の民芸品が飾られていて、小法師もその中にある。
 
 小振りのチャーシュー5枚が別盛りになってワサビも付いているので、無料サービスのご飯のお供になる。麺は細麺が選択できたので、それにした。氷の浮いた冷たいスープがからんで、なかなか美味しい。ワサビはチャーシューに付けるだけではなく、最後に残ったスープに溶いて味の変化を楽しみました。立派なラーメン・ライス定食です。ごちそうさまでした。