Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

シックスアイズへの道(前編)

最近、ファイブアイズという言葉を耳にすることが多くなった。どちらかというとエスピオナージや軍事スリラーを読んで覚えた言葉だが、まさか現実の日本でこれが語られるようになるとは思っていなかった。言葉の意味については、下記日経の記事が適正かつ(…

朝まで生テレビ、400回!

最近ビデオに撮っておいて毎回見ている「朝まで生テレビ」、なんと今回で400回だという。スタートは1988年、昭和天皇が亡くなる直前の「自粛」ムードの中で始めたと司会の田原総一朗は言う。とんがったジャーナリストである彼は、「自粛している場合ではない…

カスティジャン地方のワイン

昨日アルゼンチンのメダージャ(赤)を堪能したのだが、ビジネスクラスワインの赤はあと2本残っている。そして冷蔵庫には「ハナマサ+」で買ったステーキ用肉も1回分残っている。こういう時のために平日は禁酒しているのだからと、今日は朝からディナーメ…

小諸そばの「和風冷麺」

暑い日が続くと、やはりランチは冷たい麺が多くなる。僕は冬でももり蕎麦を食べるくらいの蕎麦好きだから、どうしても蕎麦屋へ足が向く。やっぱりイチオシは「小諸そば」である。いつも「冷やしたぬき蕎麦」ばかり食べていたが、夏メニューの「和風冷麺」を…

メダルという名のワイン

いくつかの国とビジネスマンの往来は始まる気配なのだが、とても僕たちの順番は回ってきそうもない、昨年度まで結構欧米を駆け回ったので、青い日系航空会社のFly on Pointが溜まっていて、アップグレードポイントもたくさんあるのに使いようがない。仕方な…

糸川沿いのイタリアン(後編)

まだグラスの白ワインが残っているうちに、2皿目の前菜がやってきた。ナスのバルサミコ漬けとミニカプレーゼ。特にカプレーゼは可愛く、モッツアレラとトマトは最高の組み合わせだと思う。ナスにバルサミコ酢というのも初めての経験。 フォークで小さなモッ…

糸川沿いのイタリアン(前編)

熱海の不動産屋はリゾート物件の売買で成り立っている・・・かどうかは別にして、その種の物件に目ざといのは確かだ。ロイヤルリゾートという会社は機関誌まで出していて、時々郵便受けにそれが入っている。一度その会社のお世話になったこともあって、機関誌が…

白ロシアに春は来るか?

「欧州最後の独裁者」と呼ばれる、ベラルーシ(白ロシア)のルカシェンコ大統領が窮地に立っている。先日の大統領選挙で6選を果たしたというのだが、多くの国民も国際社会もその結果を信じてはいない。対立候補だったチハノフスカヤ氏は隣国のエストニアに…

最前線としての南シナ海

中国の南沙諸島、西沙諸島などへの進出はかなり以前から行われていて、領土領海を不法に拡張する動きだったのに多くの国は見てみぬふりをしてきた。中国と言う巨大市場・巨大資本に盾ついて、総合的に不利になることを恐れたためであろう。しかし、かの国が…

AIの国際団体「GPAI」(後編)

「GPAI」加盟国は、オーストラリア・カナダ・ドイツ・インド・フランス・イタリア・日本・韓国・ニュージーランド・メキシコ・シンガポール・イギリス・米国・スロベニア・欧州連合。会合の目的は「人間中心の考えに基づく責任あるAIの開発と使用」を目指す…

AIの国際団体「GPAI」(前編)

先月AI(人工知能)について技術的な課題と言うよりは、社会受容性の問題として「倫理」や「説明責任」の議論があることは紹介した。確かに未知の部分が多く、ブラックボックスに外側からは見え、かつ今後飛躍的に発展する可能性を秘めていることから、一般…

エンドポイント・セキュリティ

僕自身もそうだが、テレワークが多くなって業務をいろいろなデバイスでこなすようになっている。オフィスのクライアントPCは持ち歩かず置きっぱなし、会社支給のスマートフォンでメールを見るなどオフィスの外からそれなりのことはできる。複雑な資料作りな…

最前線としての台湾海峡

中国当局が香港民主化勢力に弾圧を加え、これに反発した旧宗主国英連邦や米国が香港に認めていた優遇措置を撤回している。天安門事件以後欧米諸国が考えていた「香港を窓口にして中国の近代化に協力し、国際社会への参画を促す」という試みは、ここに潰えた…

5Gを巡る日の丸連合(後編)

言葉を変えていえば「5Gならではのアプリケーション」が見つからないと、技術開発企業も本腰を入れることは難しいのだ。僕自身、優れた技術だからと入れ込んで開発投資回収できずに消えた技術・組織・個人をたくさん見てきた。だれしも、そうはなりたくない…

5Gを巡る日の丸連合(前編)

ある意味米中対立の最初の発火点となったのが、次世代通信規格(5G)を巡る覇権争いだ。世界のあちこちにHuaweiやZTEの製品が浸透してきて、通信内容をこれらの企業に「盗聴」されるリスクを米国政府・米軍は抱いた。中国には「国家情報法」という法律があり…

雇用する側の論理

世界中で、「COVID-19」感染拡大による経済停滞が顕著化している。いち早く感染防止に成功したとされる中国や韓国、被害がほとんどなかったというベトナムなどでも新たな感染が起きているとされる。従ってワクチンが開発されていきわたるまで、最長2年ほど…

ワンコインランチ(冷やし五目蕎麦)

本当に暑い。困ったことだとは思うが、夏本番がとても長く感じられる。今年の夏は特に暑いなどとTVの天気予報が言うのは聞きたくもない。早く少しでも涼しくなってくれるのを祈るばかりだ。この日はある会社を訪問するために豊洲駅に降り立った。駅から徒歩1…

ひとり酒(三間堂:後編)

さて次のおつまみは、やはりお刺身にしよう。この夏あまり食べなかったので、選んだのはアジ。お値段も適当だし、ショウガをたっぷりつけて、涼感を出せるのがいい。マグロやヒラメはどうしてもワサビになるが、青魚にはショウガもいいと思う。尾頭付きで盛…

ひとり酒(三間堂:前編)

翌朝早くに、ニューオータニでの朝食会に出席することになった。今回のゲストスピーカは国会議員の先生。議員会館が近いので、ニューオータニは有力な開催場所である。熱海の自宅から出てくると始発に乗っても間に合わないので、前日から泊まり込むことにし…

「はし本」のうなぎ

ある会社の幹部と打ち合わせしなくてはいけないことがあり、お忙しい方なので昼食をとりながらということになった。これまでも何度かごちそうになっていて、そのたびに工夫のあるランチを出していただけるのがうれしい。 幹部とその来客、会議メンバー用にシ…

ボーフィン潜水艦博物館(後編)

前部魚雷室の後ろは指揮所、潜水艦映画ではメインの舞台をなるところだ。操舵席もあるし、潜望鏡もある。ここも意外と狭い。その後ろは士官室。唯一個室が与えられる艦長室にしても、カプセルホテル2室分くらいだろう。副長(XO)ほか5名の士官は大部屋…

ボーフィン潜水艦博物館(前編)

真珠湾でアリゾナ記念館入り口から右手に行くと、1隻の潜水艦が係留されている。これがボーフィン博物館、潜水艦に関する展示館と実物の潜水艦内部を見学できる。2つがセットになって、$15/人。これもガイドブックの表示よりは値上がりしていた。 ボーフ…

中小企業のサイバーセキュリティ(3/終)

これまでに紹介したガイドラインなどに加えて、直接中小企業のセキュリティ対策を支えるという取り組みもある。「サイバーセキュリティお助け隊」というのがそれ。大企業はできても中小企業は難しい・・・ということのほかに、首都圏には専門家も多いしいざとい…

中小企業のサイバーセキュリティ(2)

これらの基本方針・規則のサンプルや自社診断チェックシートは、専門家でなくても分かるように平易な言葉で書いてある。それはすべての従業員や関係者が、その内容を理解できないといけないからだ。関係者の中には一時期だけオフィスに出入りする人や、デジ…

中小企業のサイバーセキュリティ(1)

「第二波」が来たようで、連日新規感染者が多く発生している。一時期テレワークからオフィスに回帰してきた人たちも、再びテレワークに戻りかけているようだ。企業のIT部門にとっては、テレワークだとサイバーリスクが高くなるのが悩み。個人持ちのPCやスマ…

個人情報保護法、3年見直し

日本の個人情報保護法は2003年に成立(2005年施行)したが、その後10年以上改正されなかった。今般、IT基本法が20年ぶりに改正されようとしているのよりはマシだが、デジタル社会の進展と法令の通常の見直し期間の長さがアンマッチになっていることは確かだ…

東京駅GRANSTAのレストラン

酷暑である。気温40度を超えた日もあって、下手に街中を歩いていると熱中症の危険がある。今この時期だけを捉えるなら、「COVID-19」感染よりの熱中症の方が危険だろう。今日は久しぶりに丸の内のオフィスにやってきた。午前中多少の仕事を片付けて、午後は…

イントラネット革命

社内限定のネットワーク「イントラネット」。外部と接続していない分だけ、内部の情報共有等には使い勝手がいいかもしれない。これの活用も、ひとつの革命を起こすことがある。社会構造、もとい会社構造を変えることができるのだ。 僕が社会人になったころ、…

選挙の沙汰も金次第

11月の米国大統領選挙、トランプ先生は郵便投票の不正を看過できないとして「延期しよう」と言い出したが、身内のはずの共和党からも批判されて株を下げた(もともと株が高いとは思えないが)だけに終わった。中国のデジタル企業叩きなど過激な政策を打ち出…

「Go To」値引きの秘密

お盆休みも終わり、本当なら仕事に邁進・・・しなくてはいけないのだが、暑さもあり休み癖も付いてしまって力がわいてこない。こういう時は焦らずリラックスするのがいいと(勝手に)思う。一番いいのは、旅行に出かけること。しかし県境をまたぐなとか、感染者…