Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

朝まで生テレビ、400回!

 最近ビデオに撮っておいて毎回見ている「朝まで生テレビ」、なんと今回で400回だという。スタートは1988年、昭和天皇が亡くなる直前の「自粛」ムードの中で始めたと司会の田原総一朗は言う。とんがったジャーナリストである彼は、「自粛している場合ではない。今こそ昭和天皇の戦争責任を議論しよう」と言い出し、局からOKが出なかったので一計を案じた。

 

 「オリンピックと日本人」というテーマで深夜討論番組をやり、大島渚野坂昭如舛添要一らの論客を集め、番組が始まった後でテーマを変えて「天皇の責任」を論じ始め、相応の視聴率を獲ったという。当時の映像がちらりと出たが、皆さんとても若いし半分以上の人は鬼籍に入っている。司会者だけが86歳になっても元気で、毎月この番組を続けている。本人も「番組中、静かになったなと思ったら、司会者が死んでいた」というのが理想だという。

 

 朝日新聞は最近左傾化がひどく自民党政権とは常に対決姿勢なのだが、TV朝日のこの番組は僕から見れば右でも左でもなくニュートラルだと思う。それが400回も続いた理由なのかもしれない。他の報道番組が取り上げない、取り上げにくいテーマについて、目立つ論客を集めて話し合わせるというスタイルが僕は好きだ。その400回の記念放映の前日、偶然だろうが安倍総理の辞任表明会見があった。

 

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 この回、本来のテーマは「コロナ時代をどう生きるか」なのだが、最初の30分ほどは「安部政権の総括」で激論が(特に自民党共産党の女性議員間で)あった。世代は変わっているが、この番組に出てくる人で大人しい論客などいないので、何を議論し始めても大騒ぎになる。

 

 今回のパネリストを見ても、一家言ある人物ばかり。それを凌駕するように司会者が一番自分の意見を言い、むしろパネリストに自分の主張に同調させたり、反論させて主張を印象強くしているようにすら見える。今回のコロナの話の前に安部政権の功罪の議論があり、

 

◇功 株価が上がった。企業統治が改善された。政治主導が定着した。

 

◆罪 人事が政治に握られて官僚が堕落した。大臣等もお友達で固定化した。

 

 あるパネリストが、長期政権なので功も罪も多いと言っていた。本音の意見のぶつけ合いが、毎月勉強になります。今後も田原先生には長く続けていただきたいと思います。僕も「デジタル政策業界の田原総一郎」を目指しますよ。