Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

文春砲が火を噴くタイミング

 今日は木曜日、日経新聞の広告欄に<週刊文春><週刊新潮>の見出しが載る日だ。家内はかつての「吊り広告」が懐かしいようで、熟読している。世間が注目していることのエッセンスがあり、例え週刊誌を購入してもそれ以上の情報は手に入らないという。論理学的に言えば「必要かつ十分」な情報源なのだそうだ。

 

 今回、岸田総理の右腕ともいわれる木原前官房副長官に対して、またぞろ文春砲が火を噴き始めた(*1)。木原議員の妻の先夫の死に、議員が関与したかのような記事である。事の真偽はともかく、昨年9月にはメディアの圧力に耐えかねた岸田総理が、木原氏を更迭している。彼の政権浮揚計画(ひょっとして北朝鮮がらみ?)の出鼻をくじいたのが<文春砲>とも思える。彼は現在党の役職で岸田政権を支えているのだが、今回はそれも阻止しようという誰かの意図なのかもしれない。

 

        

 

 というのは、岸田政権の特性上木原氏が最強なのだが、逆にそこが弱点になっているということ。安倍・菅政権は官邸主導で、それなりの体制が総理を支えていた。しかし岸田政権は、大臣含めた官邸スタッフも党の要職も知らないうちに何か(*3)が決まってしまう。官僚のいうことは聞くが、やるかどうかはわからない政権であるから、官僚主導ではない。木原氏による「御側用人政権」なのかもしれない。

 

 秋の総裁選が迫る中、岸田氏は立候補断念とも伝えられる。最大の協力者を失えば、間違いなく退陣するだろうと誰かが画策した可能性は否定できない。ここぞというタイミングで火を噴く<文春砲>は、一体誰が操っているのでしょうか?

 

*1:「はっきり言う、これは殺人だ」木原誠二氏妻の元夫“怪死事件”に驚きの新事実が…“捜査一課・伝説の取調官”が週刊文春に実名告発した経緯 | 文春オンライン (bunshun.jp)

*2:どうなる?晩秋の政局 - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)

*3:今回の電力料金補助、派閥解散、定額減税など