誰が言い出したのか知らないが「市民は納税、自民は脱税」とは・・・思わずヒザを叩く名句である。自民党の裏金問題は、3,000万円あたりでセンが引かれ、ほんの数人の関係者(主に秘書・事務方)の起訴で、検察の追及は終わってしまった。これでは野党だけでなく、市民の怒りも収まらない。次に期待がかかったのは、脱税疑惑。政治資金なら無税だが、使い残したり私的流用していれば「所得」として税金がかかる。ただ、これも国税庁の動きが鈍い。
安倍政権時、ある検察官の定年を延ばしてTOPに据えようとしたことがあった。当該検察官がケチな賭けマージャンで退任し、検察庁への<自民党支配>は潰えたはずだったが、やはり検察も自民党の影響下にあると思える。では国税庁はどうか?ある識者は「しっかり収税し、増税もしたい財務省としては、長期政権が続く自民党に忖度をしてしまう」と話していた。
正義のはずの検察が頼りにならず、アル・カポネを刑務所送りにした税務当局も、日本では「庶民には容赦なく、権力にはひれ伏す」存在。これでは、市民の納税モチベーションは上がらない。政府も多少はこの点を意識している(*1)らしいが・・・。
僕としては、今回が4度目の確定申告。気は進まなかったが、追徴金がいやなので、やむなく足を運んだ。熱海税務署のサクラは、今年はまだ2分咲き程度。
帰宅して、家内とアフタヌーンティーとしました。明日は結婚記念日。米国の学者が「紅茶には塩をいれるべし」との論文を発表、英国で反論が起きているようです。紅茶は、先月の英国出張で僕が買って来た<アールグレイ・クラシック>、チョコレートは今年のバレンタインデーに、家内が買ってくれたモロゾフのもの。バナナにホイップクリームをのせたデザートを添えて・・・。
まあ、欧米各国も国内政治はめちゃめちゃな状況。日本はマシだねと言われることもありますが、何をしようにも<蟷螂の斧>ですから、せめて紅茶なりと楽しみましょう。