Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

戦い済んで日が暮れた東京15区

 1年余り前に引っ越した、僕らの新しいオフィスは江東区にある(*1)。先週末まで激しい衆議院補欠選挙が行われた東京15区が、まさにそこ。街宣車がぶつかり合うような激しさで、応援に来た小池知事が「恐怖を感じる」と言ったほど。確かに、オフィスにいても煩かった。

 

 ただ結果は予想通り、穏当なものだ。立憲民主党から立候補した酒井候補が、5万票近く獲って当選。自民党が候補を立てず、公明党が自主投票にしたようで、社民党共産党の支持も受けた酒井候補の勝利は見えていた。ただ、今後ありうる衆議院解散にあたり有権者の投票行動がどうなるか、いくつかの傾向は見えてきた。

 

雨にけぶる清澄庭園

 無所属の格闘家で立憲民主党参議院議員だった須藤候補が、3万票近く得票し2位に入った。立民票が割れたというより、れいわ新選組の応援が効いたようだ。立民が消費減税を掲げないものだから、れいわは酒井候補ではなく須藤候補を応援している。総選挙でも、立民・れいわは争うことになるだろうが。万一連携すれば、一選挙区あたり8万票でぶっちぎり当選である。

 維新の会金澤候補は3万票足らず。まだ維新の下部組織は、関東地区では未熟ということ。自民党支持保守票が流れるかと思った保守党飯山候補は、2.5万票に届かなかった。同じく右派の参政党吉川候補の票を足しても、3万票ちょっと。外国出身者の多い選挙区ゆえかもしれないが、日本では欧州のような移民排斥ムーブメントは起きていない。

 

 小池都知事が(ある意味)自分の身代わりに立てた乙武候補は、2万票に届かず惨敗。自身の不倫問題や、都知事の学歴問題を過度に言い立てられた結果と思われる。誰がやったか知らないが「政局の女王」の足を止めることは成功したようだ。

 

 これに自民の岩盤支持層、公明の支持層が加わるのが、来るべき総選挙での構図です。さて、どうなることでしょうかね?

 

*1:小名木川のほとり - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)