Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

ここにはここの事情が・・・

 前の日曜日、日本でも注目の議会選挙があった。それは沖縄県議会議員選挙。ここでは玉城知事支持の与党<オール沖縄>に対し、野党が自民党公明党という本土とは違った構造がある。両者が24議席ずつ持ち、野党が議長(*1)を出していたので、1票だけ与党が多くなるという拮抗した状態だった。知事への問責決議案も、1票差で否決されている。

 

 裏金問題が逆風となっている自民党だが、ここでは健闘。20名の候補者全員が当選し、無所属系も含めて野党勢力が22議席、公明・維新の中立派が6議席、与党は20議席と敗北した(*2)。<オール沖縄>よりの論調で知られる「沖縄タイムズ」も、「知事にとっては大打撃」と報じている。知事選挙は2年後なのだが、玉城知事の三選も危ぶまれよう。

 

    


 県政についての批判は、県内からも大きかったと見ていい。例えば、

 

辺野古問題に拘泥しすぎ

・中国に媚を売る外交

・国との訴訟合戦でいくら使った?

 

 との声が聞こえる。インバウンド需要で一部地域や業種は儲かっていても、全体的な閉塞感はぬぐえない。台湾有事となれば戦火が及ぶ可能性もあって、米軍出ていけとばかり言っていられない。八重山諸島では、自衛隊ウェルカムの声もある。

 

 都知事選に向けて、また来るべき衆議院議員選挙に向けて、攻勢に転じている立憲民主党共産党社民党らの勢力は、この島では与党で政策を批判される側である。この結果をもって「自民党退潮に歯止め」となるとも思えないが、ここにはここの事情がある。もう少し具体的に言えば、国との対立が長く続き種々の助成金が減っていることに市民は困っているのだ。

 

 さて、レームダックになりかねない玉城知事。あと2年間で方針を少しは修正して三選を目指すのでしょうか?

 

*1:議長は裁決に加わらない

*2:「潮目が変わった。知事に後はない」 政府、沖縄県議選での勢力逆転を歓迎 自民裏金事件は影響せず(沖縄タイムス) - Yahoo!ニュース