Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

この夏は東伊豆(帰路で気付いたこと)

 早く眠ったせいだろう、朝5時の夜明けには目が覚めた。早速大浴場に出かけて朝風呂、昨日もそうだったが大きな浴場に入浴客はほんの数人。ロビーで見かけた人も、外国人のようには見えない。ここまでインバウンドの波は来てないのだな・・・と思っていた。

 

朝日が眩しいロビーのデッキ

 そして朝8時からの朝食。昨夜お腹いっぱい食べたのだが、お酒も過ごさずすぐに寝たせいか、食欲は戻っていた。朝食膳も豪華、昨夜もこのくらいで十分呑めたよねと思いながら、ゆっくりいただいた。桜エビやワサビ漬けなど、地元のものが輝いている。鰺の干物がとても美味しく、ベーコンエッグは(失礼ながら)余計なほど。軽くご飯を3杯食べてしまった。

 

やはり豪華な朝食

 もう一度露天風呂に入り、ゆっくり身支度。稲取駅まで行く送迎バスを予約して、ロビーで待っていた。すると、大きなトランクを引きずった家族連れが何組かやってきた。話しているのは中国語。

 

 送迎バスの中も、僕ら以外は全て中国人だった。やっぱりインバウンドの波は来ていたのか・・・。そして帰りの踊り子号でも、半分以上の乗客は中国語を話している。その時点で、謎が解けた。

 

・ディナーで余計と思った伊勢海老と豚しゃぶは中国人向け

・サシミなどは冷たくてもいいが、彼らには温かい料理がおもてなし

・前菜だけだと長く我慢してくれないので、早々に温かい2皿を運んできた

・料理の量がとても多いのは、余らせるくらいでないとおもてなしでないから

・お酒のQRコード発注も、中国語しか話せない客でも自由に注文できるような工夫

・金目鯛の煮つけが最後なのは、中国人のメインディッシュは尾頭付きの魚が良いから

 

 大浴場で彼らを見かけなかったのは、中国人は他人に裸を見られるのをひどく嫌うから。それゆえの露天風呂付客室の充実だったと思われる。

 

 列車内の中国語を聞きながら、稲取のホテルのおもてなしについて、このような推論をしました。稲取東海ホテル湯苑さんは、フロント・食堂係・ロビー案内・送迎係など従業員の皆さんが親切で、生き生き働いているいいお宿でした。食事の量などの謎は解けたので、リピートしたいと思います。お世話様でした。