Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

バルセロナを食べる(後編)

 以前から興味があったスペインのタパス、居酒屋である「バル」で供せられると聞いていたが、立ち飲み風で1杯と一皿飲み食いして次の店に・・・というスタイルらしい。腰を据えて飲みたい僕たちには、ちょっと困ったシステムである。しかし通ったこの店では、そんな慌ただしさはなく、小皿料理としてのタパスを味わえて大変良かった。

 
◆パエリア
 これで2人前なのかもしれない。やや小振りの鍋に豪華に盛りつけ、大きなレモンを2切れのっけてある。海鮮パエリアを選んだのだが、手長エビ(これはダシのようだ)1匹と大振りの海老が2尾、ムール貝がいくつも入っている。米は短粒種に見えるのだが、スープを吸う特別な種類のものらしい。

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 そのほかアサリのような貝、イカのリング状のものなどをスプーンですくい、鍋にこびりついている部分まで美味しく食べた。
 
◆タコのガルシア風
 イカはともかく、ヨーロッパの人たちはタコをあまり食べない。悪魔のように見えると言ったドイツ人もいた。地中海諸国でも、ギリシアやマルタ、スペインの一部くらいがタコを普通に食べると聞いたことがある。以前から「ガルシア風」というものの存在は聞いていてマドリードではお目にかからなかったので頼んでみた。

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 タコブツのようだが、下にはジャガイモが敷いてあって一緒に食べるようだ。トウガラシかパプリカの粉末が、オリーブオイルと共に調味料としてかかっている。タコは歯ごたえがあって割合大きなものを使っているようだ。この店で2回食べ、他の店のサンプルなど見てみたがいずれも木の皿にのっていた。
 
 港町バルセロナでこれを食べたいと思っていたもの、いくつか食べることができた。いずれも日本人の口にも胃袋にも合う料理である。特にバルセロナは、また来てみたい街の上位にランキングされることになりそうですね。