Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

ランブラス通り

 バルセロナには陽のあるうちに到着し、駅から近いホテルにチェックインした。マドリードのホテルより少しグレードが高かったし4泊するせいかUpgradeしてくれたらしく、使い勝手のいい部屋だった。ホテルの1階部分には地元の大手スーパマーケット「Mercadona」が入っていて、食材もワインもびっくりするようなお値段である。ここなら、ドイツの激安スーパー「ALDI」以上にお値打ちかもしれない。

 
 ふと部屋呑みプランが頭をよぎったが、マドリードでスペインの食に目覚めたので街中のレストランで実力を確かめようと気を取り直した。隣接するビルにタパスのいいお店があったのでそこで夕食とし、その日ははやめに眠った。滞在は丸3日、最初の日は日曜日だったのでお目当ての市場も上記激安スーパーもお休み。まず足を向けたのは、目抜き通りの「ランブラス大通り」。街の中心であるカタルーニャ広場から、バルセロネータ(港の桟橋)まで1km強の並木道である。

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 ホテル最寄りのタラゴナ駅から、地下鉄3号線に乗る。ここもマドリード同様複数人で使いまわしできる切符があるが、ICカードにはなっていない。10度数記録された磁気テープを張り付けた紙カードを自販機で買って改札口を通る。
 
 駅にも車両にも、同じような言葉が2回書いてある。スペインという国の北東部分にあたるカタルーニャ地方は独自の言語や文化を持ち、独立の話も常に持ち上がるようだ。だから表記のどちらかがスペイン語で他方がカタルーニャ語なのだろう、いずれにしても分からない。
 
 乗り換えなしでリセウ駅まで10分ほど、下車して地上に上がるとそこはランブラス通りの中央である。目の前にサン・ジュゼップ市場があるのだが、本日はお休み。このあたりはホテルも多く、パリで何度もお世話になったアパルトマン「シタディーヌ」も通り沿いにある。上の画像は老舗ホテルの「ル・メリディアン」、パリやウィーンで泊ったことがあるが、ここのは古式ゆかしい建物である。

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 朝早かったのだが、路上の屋台は開き始めていた。両側に1車線の道路があり、中央の広い部分が歩行者天国。仮に自動車道路にするとしても、片側3車線は無理な幅員である。旧市街と言うことで、道路のスペースは十分にとれなかったのだろう。スペイン広場をしのぐ商業中心カタルーニャ広場から海までの広めの道路を歩行者優先にしたのは慧眼だと思う。
 
 冬だし午前中ということもあって、人通りは少なかった。それでもお土産屋さんや花屋/種屋など、面白路上店が並んでいた。ここの「シタディーヌ」に泊まれば、売っている花を買って食卓に飾れるななどということを、ふと考えてしまいましたよ。