Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

サン・ミゲルとサン・アントン

 今回はキッチン付きアパートメントではないから料理はできないのだが、新しい街に来たらたずねてみたいのがその土地の市場。近代的なデパートの地下食料品売り場もいいのだが、地元の人が日常通うところにはその街の特徴がよく現れる。

 
 街のMAPによると、王宮近くの「サン・ミゲル市場」というのが有名らしい。地図を見ながら探すのだが、細い道が入り組んでいて1本間違えるとアサッテの方向に行ってしまうのが辛い。空も狭いので太陽の位置から方向を割り出すのも一苦労、何よりMAP自身上が正しい北ではない。

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 一度近くを通りながら行き過ぎてしまい、「サン・ミゲル教会」を見つけてそれに気づき戻ってみると・・・ガラス張り、自動扉完備の一角がある。これが「サン・ミゲル市場」。周りの荘厳さに比べて、ずいぶん近代的だなというのが第一印象。
 
 海産物、チーズ、肉類、ワイン・・・想定されるものはすべて売っているのだが、割合狭く外から丸見えなのでこちらが動物園の見世物になったような気がする。結局早々に撤退。で、地下鉄に乗ってガイドブックにあった「サン・アントン市場」へ向かった。
 
 マドリードの地下鉄は、今年(2019年)で創業100周年にあたるという。5分おきに正確にやってきて便利なのだが、古いゆえに階段が多い。荷物を抱えていたりすると、乗り換えも結構大変だ。距離は大したことないのだが、2度乗り換えて最寄り駅に着いた。

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 「サン・アントン市場」はチュエカ駅の目の前、4階建てで1階がスーパーマーケット、2階が食品等の売り場、3階がフードコート(ちょっとバル風)、4階はレストランになっている。観光客だけでなく地元の人も買い物をしたり、軽食をつまんだりビールやワインを飲んでいる。
 
 決して広くはないのだが、これぞ市場という感じである。不精なのかまだクリスマス様の飾りつけも残っていて、多くの人たちで賑わっていた。この雰囲気は大好きですね・・・ちょっと一杯ひっかけていきましょうか。