Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

欧州への旅

デルタ航空のラウンジ

「コロナ禍」で大変なスペイン、昨年春このブログを始める前に行ったマドリード・バルセロナ旅行について、かの地を懐かしみながらゴールデンウィーク中掲載します。 **** HISで割合お得なビジネスクラス旅行を予約しスペインに出かけることにした僕…

クレムスの白ワイン

観光船でなだらかな川を下る、川沿いには堤防らしきものはない。周辺の丘には古いお城、童話の世界にあるような街が桟橋沿いに広がっている。ヨーロッパの街を巡るクルーズ船には、海ではなく川を行くものもある。有名なのはライン川下りだが、ドナウ川下り…

グランプラス周辺の記憶(後編)

確か2度目のブリュッセル訪問は、某社の幹部とご一緒させてもらった。その会社のスタッフから「ホテルはグランプラスから1本入ったAmigoにしました」と連絡をもらって、予約を入れた。するとNINJAの天敵(経理という職種)から、ワーニングメッセージが来…

グランプラス周辺の記憶(前編)

ブリュッセル到着の翌朝、少し時間があったので昔このあたりで訪れた場所を探しに歩いてみようと思い立った。最初に来たのはいつだったかもう覚えていないが、最初の時もその後も大体中央駅から1km圏内に泊まっている。 雪はほとんど止んでいたが、積もっ…

雪化粧の街へ

今回の出張、まだ冬だというのに目的地はブリュッセル。米国東海岸のワシントンDCほどではないが、欧州政府関係機関があるせいで、良く行く街の一つである。日程は2泊4日と「セミ弾丸」なのだが、青い日系航空会社の直行便が飛んでいるのがありがたい。…

スイスエアーの進化(後編)

新しいビジネスクラス座席の配置も、見たところ以前と同じで1-2-1と2-2-1が交互に来る。機首の3列が1-1-1配列のファーストクラス、4列目以降がビジネスクラスで、プレミアムエコノミー席は見当たらない。僕らが選んだのは5列目、中央の2人席。僕の座席番…

スイスエアーの進化(前編)

日本に帰る朝、早く起きて荷造りをした。大してお土産など買っていないが、いつの間にか荷物は増えるものだ。なんとかトランクに収まったのが午前5時。当然ながら外は真っ暗、しかしテルミニ駅が近い表通りには時々騒音を立てて人や車が通る。 チェックアウ…

Noble Suiteのキッチン

6泊だった今回のローマ滞在、結局レストランはもちろんカフェすら行かず、ひたすら買ってきた食材とワイン等を口に運んでいた。独立広場には地元スーパー「Conad」があって、僕たちの冷蔵庫を支えてくれた。アパートメントのオーナーが、朝食用のパンや飲み…

ATACバスの旅(4/終)

滞在最後の日、まずはテルミニ駅前バスセンターから40番のバスに乗った。これは急行バスで、発車する頻度も高い。終点はヴァチカン(別の国である)の入り口、サント・スピリト。ナツィオナーレ通りからヴェネツィア広場、V・エマニュエールⅡ世通りを抜け、…

ATACバスの旅(3)

旅先ではその地の「市場」をのぞくのが大好きな僕ら夫婦、昨年初めてローマに来ても最初に行ったのが有名な「テスタッチョの市場」だった。その時は今回のようにバスを乗りこなすことができず、トラムに乗って近くの停留所まで行った。 https://nicky-akira.…

ATACバスの旅(2)

次に乗ったのは492番のバス、なんとアパートメントの表扉を開けたところにバス停がある。この通り、テルミニ駅とは反対側に100mほど行くと重厚な建物に突き当たる。これがイタリアの財務省ビル。どの国でも財務省/大蔵省の建物には、カネがかかっている。…

ATACバスの旅(1)

前回の6泊滞在も、1週間乗車券にはお世話になった。地下鉄は市街地は地下を通るので車窓が良くない・・・当たり前だが。そこでトラムを多用したのだが、交通渋滞解消に向けてだろう、徐々に廃止されテルミニ駅には2系統しか入ってきていない。 観光の目玉ヴ…

Euroma2のSALDI

ガイドブックによるとイタリアのバーゲンは年に2回、1/6ころからと7/7ころからだとある。今回の滞在は、ちょうどその期間にあたっていた。(意図的にそうしたのではない) 4日が土曜日だった関係で、当地では「SALDI」と呼ばれるバーゲンが、4日から始ま…

魔法使いのお婆さんの日

僕らがローマに着いたのは、1月3日の夕方。案内されたアパートメントの地階には、大きなクリスマスツリーが飾られていた。落ち着いてから、あのツリーは仕舞い忘れかなと思った。しかし街中に出てみると、テルミニ駅前やヴェネチア広場にもとても大きなツ…

エトナ山のワイン

ローマ暮らしの実質初日、僕らが向かったのは前回もお世話になった食材のデパート「EATALY」。まずテルミニ駅で1週間券を買う。地下鉄・トラム・市バスと近郊鉄道(FS)全部に1週間乗り放題になる切符で、€24/人。1回の乗車券(100分有効)は€1.5だから…

Noble Suiteを探して・・・

中国国際航空の機体は、ローマ郊外のフィウミチーノ空港に定刻から約30分遅れて着陸した。陽の短いこの時期、すでに真っ暗である。欧州の中でも南に位置するローマでも、午前7時半に日の出、午後4時半に日没と昼は短い。 今回選んだアパートメントは、中央…

中国国際航空のビジネスクラス(後編)

羽田・北京のフライトは定刻に到着、ここから僕らの「北京アドベンチャー」が始まる。何しろ家内はローマのコンドミニアムで使う調理器具(そのなかには短い刃物もある)や僕にもよくわからないものを持っている。僕もこの記事をご覧になる方には分かるよう…

中国国際航空のビジネスクラス(前編)

朝5時に品川プリンスで目覚めた。もちろんまだ真っ暗。アネックスタワーの22階からは、五反田方面の明かりが良く見える。6時ころの羽田空港行きに乗れば、空いている時にチェックインできる。いつものスターアライアンス系ではあるが、恐らく初めて乗る、…

エールフランス・ラウンジのシャンパン

早めにドゴール空港に着いた。この巨大な空港はまだ増殖していて、第三ターミナルらしきものが造成されているだけではなく、メインの第二ターミナルも、2A・2Bの開業も近そうだ。空港直行バスが各ターミナルを回るので、その様子がよくわかる。往路の時…

黄色いベスト

OECDのフォーラム2日目は、金曜日の午後1時半に終了する。今回の赤い日系航空会社のフライトは、ドゴール空港を午後7時に出るから、その日のうちに帰路につくことができる。普通ならもう一泊してフォーラム関係者と夕食や会合をし、翌日お土産など買って…

ポルト・マイヨのプチホテル

今回のパリ出張、目的地は市内16区のOECD本部である。何度か行って馴染みのある12区リヨン駅周辺とは違って、土地勘のないところだ。市街でも西の端にあたりエッフェル塔よりさらに西、最寄り駅でいうとラ・ミュエットになる。まさにその場所というわけでは…

しばしヴァイツェン呑みおさめ

1週間のフランクフルト滞在も、今日が帰国日。昨年から三度目だし、アパートメントは二度目で気に入ったところだったし、自宅に帰ってきたようにくつろいでしまって、何かあっという間だった。次はもう少し滞在日数を延ばせないか、と思う。 お土産も詰めて…

「桜水」の思ひ出

まだ30歳代だったころ、何の因果かドイツの企業と合弁するプロジェクトに巻き込まれてしまい、1年のうちの3カ月をドイツの田舎町で暮らす羽目になった。僕が巻き込まれる前から、このプロジェクトは事業所長の強い意志で進められていたらしい。たまたまそ…

Hochster城再訪

昨年秋のフランクフルト旅行でのハイライトは、市街の西端にある「Hochster城」への小旅行だった。マイン川とニーダ川の合流点に、高い監視塔と川を弓の射程に収める広いテラス(ここに射手を配置する)を持つ収税のための城である。 今回は隣町ヴィースバー…

Bornheim-mitte駅の市場

パリの市場として有名なのはバスティーユの市場だが、週2回しか開催されない。フルに場所が埋まるのは土曜日だけである。パリへの旅行時、街をあてなく歩いていてバスティーユの北レピュブリック広場で同じような市場を見た。何軒かバスティーユで見た出店…

Biebrich城への旅(3/終)

広大な庭園に比べると、城館の方はもうひとつ風情が足らなかった。白壁に濃いめに茶色に塗った柱で、シンプルでのっぺりとした建物だった。城館の目の前をラインガウ通りという片側1車線の道路が通っていて、バス停もある。川沿いの遊歩道のようなもののあ…

Biebrich城への旅(2)

秋が深いとはいえ、この日はすっきり晴れ渡った好天、公園には鳥のさえずりや羽音がする。リスと思しき小動物が、落ち葉の積もった地面を駆け抜けていく。人気はほとんどないが、散歩する人、ジョギングする人、自転車の人がときおり通る。 道路を清掃する車…

Biebrich城への旅(1)

フランクフルト中央駅から近郊鉄道(Sバーン)に乗って40分くらい西に向かっていくと、マインツというライン川沿いの街がある。この上流でライン川にマイン川は合流している。マインツからは、ケルン・デュッセルドルフ汽船という会社が、いわゆるライン下…

進化する食卓

今回のフランクフルト滞在、使い勝手のいいキッチン(家内談)をフル利用してやはり一度も外食はしなかった。朝食もホテルでは摂らなかったので、その分のお金でいいワインを味わうことができた。しかし毎度同じものを買って来て、飲んだり食べたりしていた…

フランケンワイン

今回の滞在も、よく飲んだ。健康の証であると、自分たちでは思っている。到着早々、アパートメントの部屋を自分たちなりに改造し、荷物を納めたらさっそく買い出し。もう日は暮れてしまっているが、旧市街の目抜き通りは昼間並みの人通りである。そういえば…