Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

2024-01-01から1年間の記事一覧

1,000円ぽっきりのランチ三種

しばらく前は、ワンコインランチと称していろいろな外食チェーンのメニューを試していたのだが、外食の頻度が減ったことと諸般の値上がりで、最近は1,000円ランチが増えてきた。外回りの途中で手早く済ませるランチから、ちゃんとしたものをゆっくり食べるス…

創業77年「宝亭」の記事を読んで

この街に住むようになって、もう22年。大学院卒業まで住んでいた尾張一宮が25年間で一番長く住んだ街だが、そろそろその期間に迫ろうとしている。熱海市中心街はコンパクトな街なのだが、知らないレストランはまだまだ多い。最近店の入れ替わりが多くなり、…

「脱石炭火力」は実現できるか

今年の夏は暑かった。すでに6月で真夏のようだったし、9月の首都圏でも35度越えが何日かあった。平年の最高気温平均は28度だというのに。函館港にはカツオが揚がり、イカは不漁続き。台風は予測できないコースをとっている。間違いなく、地球温暖化は進ん…

移民の強制送還、日本人の意識

欧州だけではないが選挙で右派勢力が伸びていて、各国の政策に影響し始めている。右派が掲げる最も大きな課題は、移民問題。 ・8月、英国で大規模な反移民暴動 ・8月、ドイツで切りつけ事件がありショルツ政権も強制送還を開始 ・10月、フランスのマクロン…

外交問題かに見える内政問題

先週「拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会*1」が開催され、石破総理や林官房長官も出席した。総理からは「主権問題として取り組み」との言葉があり、官房長官からは「日朝両国の明るい未来のため主体的に行動する」との発言があった。 少なくとも12…

「リントナー・ペーパー」に学ぶべし

日本をGDPで抜いて3位に躍り出たドイツだが、経済も政治も大混乱の真っ最中。再び「欧州の病人」と呼ばれそうな気配だ。政治的な混乱の原因は、やはり与党連立政権が上手くいっていないこと。何事も原理主義的なドイツ人の中で、極左とも言うべき<緑の党>…

安住予算委員長への期待と責任

今週、石破総理の帰国を待って、臨時国会が始まる。この10年ほどとは、全く違った国会の姿が見られるだろう。少数与党ゆえ、委員長ポストを野党に割り振る数が増え、議院運営委員長を自民党が獲った代わりに、予算委員長を立憲民主党に渡すことになった。予…

イタリア炭鉱夫の食事を日本で

この日は、午後から日経ビルでの会議がある。大手町の一等地にあるのだが、東京駅からは意外に遠い。通常丸の内シャトルバスで行くのだが、JR神田駅で降りて歩いて行った。というのは、どこかでランチをと思ったから。しかし神田駅前商店街から鎌倉橋(*1)…

鶏料理「今井屋」と土佐料理「ねぼけ」

先週は会食が立て続けにあった。あまり遅く帰ると疲れるので、簡単な立食パーティくらいしかお受けしないのだが、この2件は当方が接待する方。それがたまたま連日になってしまった。 最初の日は、米国からの来客をもてなすのが目的。現地の情報を毎月オンラ…

<Quadruple Red>に期待すること

米国選挙の結果、共和党は大統領選挙で圧勝したほか、議会上院でも過半数を奪取、最後に残った議会下院でも過半数を得ることが確実(*1)となった。行政府と2つの立法府を抑え、いわゆる<Triple Red>の安定した政治状況を得るに至った。次の中間選挙まで…

残された時間はあと60日

昨日も紹介したように、ウクライナ戦線の戦闘が激化している。理由は残された時間が、誰にとっても60日しかないことだ。就任すれば「即座に終わらせる」と豪語しているトランプ次期大統領が、何をするか予測不能だからだ。 まずプーチン大統領だが、なんとし…

クルスク州奪還作戦発動

米国の次期大統領にトランプ前大統領が決まり、これまで息をひそめていたいろいろなものが動き始めた。「すでトラ」の状態であって、独自(勝手ともいう)外交が始まり、さっそくネタニヤフ首相と会談。イスラエル支援を確認するとともに、エスカレートを戒…

社会保障制度改革の行方

国民民主党の「手取りを増やす」政策に乗るため、与党との政策協議が続いている。最大の争点となっているのは所得税の「103万円のカベ」で、税収減となる一方「働く時間が増える」効果もあると言われる。ただ人手不足対策の「労働時間増」には、もうひとつの…

「手取りを増やす」に地方が待った!

なんとか首班指名を乗り切ったものの、与党の不安定な政権運営が続く。自社さ政権の時のように、社会党から総理を出すという奇策もありえたが、国民民主党玉木代表はあくまで距離を置こうとしていた。もう一つの連立候補である維新の会は、来月にならないと…

京都の隠れた名物「ラーメン」

京都の名物はいろいろあって、高級な料理が多い印象だが、実は隠れた名物がラーメン。博多や会津と並び、京都発で全国区になったラーメンチェーンがある。それが「天下一品」。鶏ガラベースのこってりスープが売り物で、全国に220店舗を展開している。学生が…

女性に人気の「寿司と串とわたくし」

今回の旅行での外食ディナーは一度だけ。出発前に予約を入れたのだが、いつもの<ぐるなび>ではなく、Google MAPで済ませた。地図上でよさそうな店を選んでメニューなど見ていると<予約>というボタンに気付いた。試しに押してみると、1秒で予約完了。Gma…

木枯らしの中、新選組の屯所へ

滞在中、日に日に3度ずつくらい気温が下がっていき、この日は木枯らしが吹いた。そこで観光は市内中心部に絞った。行き先は壬生寺周辺。市役所前のバス停から、所要20分弱で壬生寺道停に到着。壬生寺は律宗の寺院で、延命地蔵尊が本尊。この辺りは江戸時代…

嵯峨野散策、大覚寺から念仏寺へ

この日もいい天気。やはり紅葉を求めて、嵯峨野へ出かけてみた。御池通りから市バスを2本乗り継いで、大覚寺までは50分ほど。嵯峨天皇の離宮だったところで、人工池である大沢池のほとりに、歴史ある建物がそっくり保存されている。時代劇のロケに使われる…

叡山電鉄で鞍馬山へ(後編)

鞍馬山と言えば、天狗が連想される。大佛次郎の伝記小説「鞍馬天狗」は、かつてはなんども映像化されていた。この山は霊峰であって、実に峻嶮。天狗が住んでいてもおかしくない風情である。 鞍馬駅前の天狗のオブジェ 仁王門の奥の普明殿から、本堂とは別の…

叡山電鉄で鞍馬山へ(前編)

旅行の前日、九州から関東にかけて豪雨が降り、東海道・山陽新幹線も2度運転取りやめになった。雨をもたらした熱帯低気圧&前線が去ると、晴れ渡ったのだが空気がひんやりしてきた。復旧した東海道新幹線のいつもの<ひかり号>に乗って、3ヵ月ぶりの京都…

思い立ってまた京都へ

この日は大手町でほぼ終日のイベントがある。僕自身は登壇しないのだが、興味深い話が午前・午後ひとつずつあって、比較的長時間ここで縛り付けられる羽目になった。何度か紹介しているように、新顔のオフィスビル(経団連会館・ファイナンシャルシティー・…

再び悪夢の4年間がやってきた

予想外の早い決着だった。米国在住の友人と話していて、彼は日本の総選挙の結果が出る速さに驚いていたが、米国の大統領選挙はそうはいかないよとも言った。郵便投票も多いし、票の数えなおしもある。不正投票だとの訴訟も相次ぐし、最悪暴動まであり得て、…

バラ、ラベンダーにオリーブが加わり

このマンションで暮らすようになって、もうじき20年になる。120軒ほどのうち、2/3はリゾート利用。週末や、休暇シーズンのみやってくる人たちだ。定住者はリタイヤした人が多い。仮に65歳で定住したとして、そろそろ85歳。新築当初から住んでいる人は少なく…

もうパレスチナのガザ地区ではない

イスラエルとイランの間の緊張は、やや緩んだ。どっちが先に手を出したかは判断のしようもないが、 ・イランに支援されたヒズボラの跳梁 ・ヒズボラへの攻撃やイラン国内でのハマス幹部暗殺 ・イランのミサイル攻撃 ・イスラルのイランへの反撃 ときて、最後…

少数与党は英仏の轍を踏むことに

自民党の裏金問題で国民が怒り、よせばいいのに選挙中に「非公認候補者の地域の政治団体にも2,000万円を配布」したことで、逆風は決定的になった。自公連立では衆議院の過半数は取れず、首班指名は石破総裁が野田代表よりも多くの票を決選投票で得て再び組閣…

新型コロナ感染源はここだ!

今年初めの英国訪問では多くのシンクタンクと意見交換ができ、改めてシンクタンクの重要性を感じた。それは米国でも同様で、シンクタンクを「第五の権力」と称した識者もいる。政党が政策研究を、自らに近いシンクタンクに先行的に研究させることもよくある…

もし全国一律の比例代表制なら

昨日に引き続き、日本の政党の勢力図の話。仮に小選挙区比例代表制でなく、全国一律比例代表制度だったらどうなるか考えてみた。 参政党 187万票 保守党 114万票 維新の会 510万票 自民党 1,458万票 国民民主党 617万票 公明党 596万票 立憲民主党 1,156万票…

日本の政党の現在位置

総選挙が終わって1週間が経った。11日の特別国会開会に向けて、各党の暗闘が続いている。有権者は微妙な判断を下し、立憲民主党に勝たせ過ぎず、連立与党には十分なお灸をすえた。極(と言っていいかどうかわからないが)左右の勢力も、それなりの存在感を…

書籍ビジネスからの転換

ある意味、僕は「愛書狂」である。本を読まない時間が24時間も続くと、なにかむずがゆくなってくる。週に2日は禁酒できるようになったのだが、書籍の方はそうはいかない。大体7冊/週のペースで乱読するので、なるべく安く買わないといけないし、溜まって…

WWⅢに一歩近づいたかな

日米の選挙にメディアの関心が向いている間に、ユーラシア大陸の両端で不穏な情勢になっている。ウクライナ戦線と38度線、この2つに密接にかかわっている米国が政治的機能不全だからだが、朝露同盟がレッドラインを超えるような動きを見せているのだ。 以前…