しばらく前は、ワンコインランチと称していろいろな外食チェーンのメニューを試していたのだが、外食の頻度が減ったことと諸般の値上がりで、最近は1,000円ランチが増えてきた。外回りの途中で手早く済ませるランチから、ちゃんとしたものをゆっくり食べるスタイルに変わってきたのだ。先月は1,000円ぽっきりランチを3種いただいた。

まずは銀座Inzの、魚や「旬」。同じフロアの<やよい軒>に待ち行列があったので、初めての店だが入ってみた。秋のランチセットの中に、焼き魚三種盛り定食があった。

あこう鯛、鯖、鰤の3種の焼物が盛られた皿には、たっぷりの大根おろしがある。胡瓜の漬物、ヒジキの煮物、ワカメの味噌汁とごはんで、ちょうど1,000円。焼き魚はいずれも美味しく、ランチとしては90点。
別の日、丸の内新センタービルの<大戸屋>で、遅めのランチ。やはり魚を食べたいが秋野菜も多めにということで選んだのが、助惣鱈の甘酢餡掛け定食。これも1,000円。

鱈の身は多くないが、ニンジン・レンコン・ナス・インゲンなどが豊富。甘酢餡もなかなかいけるし、具材の味引き立てている。それに比べるとコールスローサラダはドレッシングも含めて普通っぽい。この店なら、もう少し工夫してくれればと思い、ちょっと減点して85点。
最後は、熱海の町で最近時々通っている居酒屋<とりかつ屋あつこ>の1,000円ぽっきり定食。今回は、チキンクリームコロッケ定食を注文。ミニ焼売などの副菜が豊富なのが、この店のいいところ。コールスローにはいい味付けのポテトサラダが付いている。副菜群は満点なのだが、主菜のコロッケは大きさの割には平凡な感じ。チキンだとこうなってしまうのかもしれないが・・・。

とはいえ、美味しくいただいて、これも90点。前二者は、大都会の勤め人相手のランチ。都心なのに1,000円でおさまるのは嬉しいです。三番目のは、観光客向けではない地元の人用のお店。観光客用ならランチは2,000円はするので、これも嬉しい価格です。1,000円というのが、標準価格になってきましたかね?