Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

創業77年「宝亭」の記事を読んで

 この街に住むようになって、もう22年。大学院卒業まで住んでいた尾張一宮が25年間で一番長く住んだ街だが、そろそろその期間に迫ろうとしている。熱海市中心街はコンパクトな街なのだが、知らないレストランはまだまだ多い。最近店の入れ替わりが多くなり、長年放置されてきた場所での新装開店も多い。ただそういう店は若い観光客向けが一般的で、地元の高齢者はお呼びでない。

 

 ある日<食楽Web>でこんな記事を見つけた。

 

【熱海グルメ】愛されて77年! 絶品「カツカレー」が名物の老舗レストラン『宝亭』の魅力とは – 食楽web (syokuraku-web.com)

 

 <熱海銀座>という100mほどの商店街が、坂を下ってきて国道135号線と交わるところから、数軒国道沿いに行ったところにある老舗洋風レストランである。「COVID-19」禍の最初のころ、一度ランチを食べた(*1)ことがある。なるほど、カレー&ハヤシが名物か、と久しぶりに行ってみることにした。

 

ハンバーグカレー 1,150円

 しゃれた店内には、創業当時のモノクロ写真が飾ってある。WWⅡ後間もないころ、日本が復興に歩み始めて、つかの間の娯楽を熱海が提供していた時代なのだろう。そういえば、隣は昔ながらのスマートボール&射的場。さすがにそこに客はいなかったが、この店には、外国人や高齢者のグループがぽつりぽつりとやってきて、それなりに賑わっている。

 

 付け合わせのポテトサラダ、ブロッコリ、千切りキャベツ、もやしのカレー酢漬けは共通なのだろう。しっかり焦げ目の付いたハンバーグをライスにのせ、やや辛目だが旨味のあるカレーソースをかけてある。

 

 なんとなく歴史をかみしめたような気がして、落ち着いた気分になれました。チェーン店よりは割高かもしれませんが、決して観光客価格ではないですね。それにこの3年ほど、ほとんど値上がりしていませんし。また、来ようと思います。

 

*1:熱海のレストラン「宝亭」 - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)