Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

中国を去る外国人

明日から中国で「反スパイ法」が施行される。これまでも習政権に都合の悪いことをしている人には、何らかの罪を着せて投獄するというのは常態化していた。そのようなことが、より広範囲にできるようになりそうだ。 もちろん日本と違いスパイ防止の法律はあっ…

文書交通費すら改革できない

今年の通常国会が、平穏なうちに閉幕した。終盤「すわ解散か!」とセンセイたちが浮足立って、真っ当な議論が出来なかったような気がする。国会開催前には重要な問題だった、国会議員の調査研究調査滞在費(*1)の改革についても、何も進まなかった。 旧文通…

ロシアのサイバー攻撃関連情報

もちろん、以前から噂はあった。ロシアが国家的に関与して、特に「西側」諸国にサイバー攻撃をかけているということは、まずは常識である。直近に読んだ書籍でも、 21世紀、ロシアの謀略・工作 - 新城彰の本棚 (hateblo.jp) のように、GRUやFSBが独自のサイ…

外国人1割時代への提言

岸田内閣の異次元の少子化対策については、財源が不透明なこと以上に内容に関しての異論が多い。これで「子育てという罰」の状況から、若い人の気分が好転する気配はなさそうだ。ならば、というわけでもないが、令和臨調が「外国人1割時代」への環境整備を…

モスクワまであと200km

週末、ウクライナ~ロシア情勢が大きく動いた。ウクライナ側の反転攻勢は、やはり防御に強いロシア軍(これはウクライナも同様)の抵抗に遭って、西側の評論家たちが思っていたほど進んでいない。しかし、ロシア(≒プーチン)の真の敵はロシア内にある。それ…

新丸ビル「Maison Barsac」

この日は朝から断続的に激しくなる雨、出かけるのがおっくうなのだが、お付き合いのある某教授とランチ会合の約束がある。選んでもらったお店は、新丸ビル5階の「Maison Barsac」というフレンチレストラン。カジュアルだが、ちょっとラグジュアリーというの…

ラスカ熱海7周年~スタンプラリー

今月初め、郵便受けに駅ビル<ラスカ>の宣伝広告が入っていた。駅の近代化改修に伴って、新しい店舗がたくさん開業してくれたのだが、もう7年も経ったことを思い出した。1年前も6周年の宣伝広告は入っていたが、 「ラスカ熱海」は6周年 - Cyber NINJA、…

エアクラフト・インテリア・エキスポ

今月6~8日、ハンブルグで「エアクラフト・インテリア・エキスポ(AIX)」が開催された。閉じられた空間で過ごす、最大18時間(*1)。そこでの環境というのは、非常に気になる。僕も「COVID-19」禍も落ち着いて、海外旅行/出張が戻ってきているから、あら…

機会の平等・結果の平等

通常国会の終盤、重要視された法案が次々に通った印象がある。れいわの山本議員が体を張って採決を妨害した以外の、野党側の理不尽な抵抗はなかった。内閣不信任案の提出も、野党が結束できず「年中行事」として処理されている。 防衛費増額は既定路線、子供…

リニア新幹線を巡る泥沼

JR山手線に乗って、東京方面から品川駅に向かう。最も最近にできた高輪ゲートウェイ駅の周辺では、大規模な工事が続いている。確かに品川~田町間は通常の山手線の駅間の倍は離れていて、新駅をつくるのには合理性はある。しかしわざわざ「ゲートウェイ」と…

繰り返さないこと・・・が秘訣だが

かつて職場の上司に奇術の得意な人がいた。泡坂妻夫というミステリー作家は奇術者としても有名だった。上司と呑んでいてその話になったら「あ、良く知っているよ」との返事。奇術の世界も狭いようだ。ミステリーと奇術の共通点について話し合っていて、僕が…

消費者の視点では、どちらが安全?

AppleのiPhoneは、好む人も多いけど相対的に高い。だからというわけではないが、僕は公用携帯としてはiPhoneを使っていたが、私用では簡単スマホからGoogle-Pixelに替えたところ。だから、iPhoneのアプリはAppleストアからしかダウンロードできないことは知…

ワンコインランチは遠くなり・・・

全世界のインフレ率は8.8%に達する(IMF)とのことで、紛争当事国や通貨不安を起こしているような国を除いても、8%くらいは当たり前らしい。それに比べれば、日本は2.3%で優等生のはず。2023年度日本のインフレ率の予測は2%、日銀さんの目標値に近いね…

熱海は第四位でした・・・

失礼ながら時に「どーでもいい」と思うものにまで順位をつけてくれるサイト<ねとらぼ>。それでも今回は、身近なテーマだったので、順位を全部見た。それは「東京都民が選ぶJR東海道線(東京~熱海)のイケてる駅」というもの。結果は、 1位 横浜 2位 東…

ミスディレクションに思える論説

ザポリージャ州あたりでウクライナ軍の反撃が始まり、恐らくはアゾフ海へ向けて進軍していると思われる。この部分を分断すれば、ヘルソン州含む東部戦域へのロシア軍の補給はクリミア大橋経由か海路によるものに限定される。ただロシア側は、 ・ウクライナ側…

AIグラビアアイドルの是非

グラビアアイドルというものには、僕は全く縁がなかった。30歳を過ぎてからは、TVに登場する若い女性タレントの認識すら出来なくなっている。みんな似た顔をしていて、背が高くスタイルがいい。僕は、顔認識技術にいう「学習モデルが少ないので識別能力が低…

オリンピックという負荷

TOKYO2020が1年遅れの開催だったことから、次のパリ五輪がもう来年に迫っている。フランス含めて欧州全体でインフレがひどく、年金改革への反対もあってストライキやデモが頻発している。加えて洪水・干ばつなどの、気候変動によると思われる災害も増えてい…

身を肥やす改革はダメよ

昨日に続いて、世論の話題をもうひとつ。政治家、特に国会議員たるもの自分のやるべきこと(政策)がブレずに、世論がどうあろうと意志を貫く・・・であってほしいのだが、選挙に勝ち抜いてこその政治家である。公明党や共産党のようなカルト的政党の陰りもあっ…

出入国管理法改正に対する世論

先週ガーシー元参議院議員が帰国、直ちに逮捕された。国会開催中ではあるが、懲罰によって失職しているため、国会議員の不逮捕特権は使えない。彼の事件については、インターネット上の誹謗中傷をした程度のことしか知らない。罪の意識はなかったようだが、…

梅雨の風物詩

先月東海地区までは梅雨入りをしていて、関東地区はようやく今が梅雨入り。2年前はそのGAPが長く、境目の街熱海の市民は複雑な思いでいた。ひとつ先の駅湯河原の梅雨入りが、1.5ヵ月も遅れたからだ。 梅雨が近くなると、熱海の街には薄紫色の花が目立つよう…

Google Pixel 6aに切り替えました

NINJA家の通信事情は、この3年間で激変した。同じマンションの別部屋に、僕の両親(95歳と89歳)が住んでいて、家内(59歳)と4人構成。通信システムはこうなっていた。 ◇当家 固定電話なし、僕は公用スマホ(iPhone)と私用ガラケー、家内はガラケー ◆先…

ウクライナ復興がもたらすもの

ドニプロ川にある巨大なダム<カホフカダム>が決壊して、流域で広範に洪水が起きている。1941年の独ソ戦のおりにも、この地区でソ連軍がダムを破壊し、ドイツ軍の侵攻を喰い止めようとした。ソ連市民数千人が犠牲になったともいう。誰がやったのか、現時点…

AI時代の交戦規則は?

ウクライナ紛争は、後年「ドローンの戦争」と呼ばれるかもしれない。主力戦車が揃ってきて、ウクライナ軍の反転攻勢が近いと言われるが、それに先立ってウクライナ軍のロシア軍後方での工作が激化している。 先月、クリミアの石油施設を攻撃し、ドネツクでも…

祝100歳、インテリジェンスの妖怪

先月、ヘンリー・キッシンジャー博士が100歳の誕生日を迎えた。表舞台にこそ立たないが、報じられる一言一言が深い意味を持っていると感じる。<タイム誌>は、 「現在の、真に多極化した世界において、キッシンジャー氏の現実的なアプローチがこれまで以上…

ペリリュー島の地政学的価値

久しぶりにこの島の名前を聞いた。パラオ諸島の中心地ペリリュー島。第一次世界大戦以前は、ドイツ(第二帝国)の委任統治領。大戦後大日本帝国の領土となり、大規模艦隊根拠地としてのトラック諸島と同様、帝国海軍の太平洋進出の要となった島だ。そこに、8…

日本にもあるリボルビング・ドア

「川に落ちた犬」は別として、メディアがいくら叩いても許される業種がある。一つには大企業(特に幹部)、もうひとつは官僚である。ある種の芸能人も、3番目に名を連ねるかもしれない。これらの業種は、一般大衆からは「いい目を見ている」と見られていて…

COREDO室町「四川飯店」

3月に「料理の鉄人」で有名な中華料理店主陳健一氏が亡くなった。子息が三代目として店は継いでくれているのだが、享年67歳。僕と同い年だったのに、若い死である。家内がNHKの追悼番組を録画してくれたので、それを見た。 野菜炒めの下ごしらえとして、油…

不思議なメニュー(コロッケ蕎麦)

名古屋から東京に出て来て、食の常識の違いをいろいろ体験した。一番驚いたのはトンカツに辛子をつけることだったが、二番目はコロッケを日本蕎麦にトッピングするということ。 いくら「きしめんの国尾張」の田舎者でも、蕎麦くらいは食べる。天ぷら蕎麦は大…

まだ「影の内閣」にも早すぎる

G7広島サミット成功で支持率増、では通常国会終了を機に解散総選挙・・・という一部与党のシナリオは、2つの点で崩れた。 1)首相秘書官の不祥事による支持率低下 6/1付けの更迭ではボーナス200万円以上が支給されると問題に。 2)自公連立にヒビ 東京28区問…

散弾銃と弾丸の規制

しょっちゅう殺傷能力の高い銃(例:AK-47)による乱射事件が起きる米国に比べれば、日本での銃器による殺傷事件は極めて少ない。拳銃は(警察や自衛隊を除けば)100%違法だし、ライフル銃や散弾銃も「世界で一番厳しい」審査で所持できるという。これらの…