Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

COREDO室町「四川飯店」

 3月に「料理の鉄人」で有名な中華料理店主陳健一氏が亡くなった。子息が三代目として店は継いでくれているのだが、享年67歳。僕と同い年だったのに、若い死である。家内がNHKの追悼番組を録画してくれたので、それを見た。

 

    

 

 野菜炒めの下ごしらえとして、油通しをするのがプロ。でも家庭では面倒くさい。そこで陳氏は「湯通しでも近い効果があるし、もっと簡便にするには生の野菜を中華鍋に入れる時にお酒を加えるといい」と教えてくれた。早速やってみたい。

 

        

 

 まったくの偶然だが、今日のワーキングディナーはCOREDO室町にある「四川飯店」。陳麻婆豆腐のお店を予約してもらった。参加者は4名、いずれもサイバーセキュリティ業界で一家言あるひとたち。

 

    

 

 会食はビールで始まり、紹興酒に。生成AIの登場やウクライナ紛争、米中対立などの環境下で危機感が増す業界を、様々な視点で議論していく。海外の機関との交流が深いという人は、日本の組織の「縦割り」がサイバーセキュリティ耐力を低めているという。前菜に始まる料理は、チンジャオロースやエビチリを経て、最後のお皿麻婆豆腐になる。

 

 この店では、麻婆豆腐は〆のご飯と共に出てくる。理由はとても辛くて、ご飯がないと食べられないからだろう。個別に辛さを選べるというので、僕ともう一人は辛目、あとの二人は普通を選んだ。

 

    

 

 搾菜もついてきたが、主役は皿ではなく椀に入って来た。この辛さというのは唐辛子もあるが、大半は山椒。ようするにシビレる辛さなのだ。久しぶりの本格麻婆豆腐は、あっという間に無くなった。

 

 海外からのリスク情報もシビレるものだったが、それに勝るとも劣らない料理だった。刺激的な議論と美味しい料理を楽しんでいるうちに、予定していた2時間半が過ぎてしまった。

 

 この料理を出す陳家のお店は、横浜市役所の2階にもありましたから、今度家内も連れて行ってみましょう。