JR山手線に乗って、東京方面から品川駅に向かう。最も最近にできた高輪ゲートウェイ駅の周辺では、大規模な工事が続いている。確かに品川~田町間は通常の山手線の駅間の倍は離れていて、新駅をつくるのには合理性はある。しかしわざわざ「ゲートウェイ」と銘打った理由が、いまになってようやくわかった。これはリニア新幹線へのゲートウェイなのだ。恐らくこの深々度地下で、リニア始発駅が形成されつつあるのだろう。
東海道新幹線から見ると、品川駅の新横浜よりのところも、大規模な工事をしているのがわかる。これもリニアがらみだろう。そんな準備が進んでいる中で、膠着状態なのが静岡県の部分。川勝知事によれば「命の水は一滴たりとも譲れない」ということで、予定している2027年開業は、ほぼ絶望だと思う。静岡県民として恥ずかしい限りだが、こんな記事が(ついに)出た。
やはり「命の水」は看板だけで、本音では静岡空港新幹線新駅を作らせるための、川勝知事の策謀ではないかというのが記事の趣旨だ。実は、こうなるのではないかと懸念を持ったのは、2年半ほど前。知事のあまりに強硬で、かつ合理的ではない主張に驚いて噂を集めてみると、
故意の通せんぼなら止めて! - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)
のような推測ができた。確かに掛川駅は比較的静岡駅に近い。新幹線の列車運行にはほぼ等距離で駅が並ぶのが理想だから、掛川駅よりも静岡空港駅(仮称)の方が、位置はいい。もちろん、掛川駅を廃止できればのことだが・・・。
今となって、このような記事が出るに至っては、JR東海側も折れるわけにはいかないでしょう。リニア新幹線は泥沼にはまったまま・・・知事はどう決着させるつもりなのでしょうか?