Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

出入国管理法改正に対する世論

 先週ガーシー元参議院議員が帰国、直ちに逮捕された。国会開催中ではあるが、懲罰によって失職しているため、国会議員の不逮捕特権は使えない。彼の事件については、インターネット上の誹謗中傷をした程度のことしか知らない。罪の意識はなかったようだが、大人しく服役して反省して欲しいものだ。

 

 国会内での議員懲罰というのは、非常に珍しい事態なのだが、ガーシー事件がきっかけとなったのか、立て続けに懲罰動議が出されるようになった。後の2件は、いずれもれいわ新選組の議員が対象。

 

 この政党は、いらだちがあるのかパフォーマンスなのか、国会内などのルールを守らない。NHK日曜討論で、禁止されているフリップを多用したこともある。国会では時代遅れの牛歩戦術を使い、プラカードを挙げて絶叫する。今回は、出入国管理法改正案の委員会採決に体を張って反対し、他の議員らを傷つける結果になった。

 

        

 

 同党の主張としては、困窮する国民を守れというものだから、不法移民・難民に過度に使われるコストを下げる改正法案に反対する理由が良く分からない。結局、政府与党のやっていることに反対するだけの行動様式に見える。

 

 出入国管理法改正案には、メディアの多くは反対姿勢。入国管理局のやっていることが不透明であり、国に戻されれば殺されかねないと主張する事例を紹介することが多いので、世論は法改正に反対だと判断したようだ。僕も、本件は専門ではないが、世論を興味を持ってみていた。法改正に関する記事への<Yahooコメント>を見ていると、法改正に賛成する意見の方が圧倒的に多い。感覚として1:10くらいかな。賛成の理由はいろいろ、

 

・難民申請を続ければ、居座れるのは良くない(国民の税金が使われている)

・多くの先進国が難民のマフィア化、犯罪増に悩んでいる

・難民を装った不法移民希望者が大半だとの印象

 

 という具合。底流に「日本人だけの日本」であって欲しいとの思いも透けて見えます。難民問題はともかく、閉鎖的な日本であってはいけないと思うのですが。