Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

なんとも嫌な感じ・・・

 福島第一原発に溜まった処理水の放出がようやく始まった。日本政府もIAEAも処理水の科学的安全性については「WTO基準の1/7程度のトリチウムしか入っていない」としている。問題のひとつは科学的な安全性と、市民の安心感とは違うということ。過去にも「総理がカイワレを食べるパフォーマンス」で終わらせたような風評案件もあったように、ちゃんとした説明(説得?)が難しいことはあった。

 

 もうひとつの問題は、国際関係。韓国政府は納得してくれても、市民の一部はそうもいかず日本大使館乱入騒動まで起きた。中国に至っては、日本産水産物の全面禁輸と他の食品も審査を厳格化するという「デカップリング」に打って出てきた。中国の原発が海に流しているトリチウムは、その何倍もあるというのに・・・。

 

    

 

中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗組員全員死亡説も|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト (newsweekjapan.jp)

 

 もっと危険なのがこれ。7,000トン級の原潜で核兵器も搭載可能だ。もし原子炉から何かが流れ出てしまったら・・・。さらに、なにか偶発的な衝突でもあったのではないかと気になる。米中とも(&だれも)戦争などしたくないと思っているが、緊張が高まれば偶発的な事件が引き金になる可能性も高まる。

 

 もうひとつ、こちらはもっと心配な話。

 

滞在の米国民に即時の出国促す、在ベラルーシ米大使館 - CNN.co.jp

 

 米国のSIGINT能力はずば抜けていて、何かの予兆を掴んだのかもしれない。こに記事では民間軍事会社ワグネルがベラルーシで活動をし、ポーランドリトアニアに危機があるとしているが、精々1,000名の軽武装兵士は直接の脅威とは言えない。ここで何かあれば、NATOとロシア側の全面対決(≒第三次欧州大戦)もあり得る。

 

 東西どちらも、なんとも嫌な感じがしますよ。