自民党のホープ松川るい参議院議員らの3泊5日の「フランス研修」について、様々な意見が飛び交っている。きっかけはエッフェル塔の前などで撮った写真を、議員自身がSNSにアップしたこと。まるで物見遊山との批判が上がり、擁護論も出ている。
◇批判
・国会議員は4人だけ、38人もで行くべきだったのか?
・自己負担は20~30万円というが、税金が浪費されたのではないか?
・成果は何なのだ?研修の報告が出ていないぞ。
・松川議員は次女も伴ったという。大使館の負担が大きかったのでは?
◆擁護
・地方議員でも、海外事情を研修することは意義がある。
・SNSでの発信は軽率だが、この批判で議員の視野が狭くなるのは良くない。
・費用は自民党が寄付金などで賄ったのなら問題ない。
という具合。ただ、研修スケジュールについて下記のような記事が出るに至って、擁護も難しくなっているように思う。
今井絵理子・松川るいが参加した「パリ視察」全スケジュール…研修はわずか6時間、セーヌ川クルーズ、シャンゼリゼで買い物(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
ランチやディナーの計画はしっかり、研修は6時間だけというのでは言い訳も出来まい。しかも松川議員は、ディナーの場にもいなかった可能性が指摘されている。お子さんと別行動をしたのだろうか?
僕にも、国会議員の外遊に付き合った経験が一度ある。自民党塩崎議員(当時)や牧島議員とロンドン~カンタベリーを訪問した「日英21世紀研究会」の会合だった。
カンタベリーのケント大学 - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)
前半は要人との会合や関係機関訪問、パーティなどだったが、後半は2日間様々なテーマで議論をした。大学の寮に泊まり込んで、議員も民間人も差別なく議論を重ねたものだ。
本来「外遊」はこのくらいはして欲しいもの。松川議員も「実はディナーの時間はフランス政府の要人と極秘に逢っていました」くらいのことならいいのですがね。