Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

熱海の街の野鳥たち

 知られた温泉地ではあるものの、熱海の市街地は非常に小さい。すぐ前は海だし、後ろには山も迫っている。坂が多くて、道は狭い。自転車やキックボードを見ることは多くない。自然が近いので、面白いものを見ることがある。以前はサルに遭遇したことも紹介した。今日は野鳥のお話。

 

 糸川沿いには多くの飲食店がある。「狭い席、一つ詰めれば笑顔が二つ」が売りの焼鳥屋さんは、三密禁止時代をどう乗り切ったのだろうか?イタリアン、和食割烹などなどある中に、鮮魚店がひとつ。この前に、時々やってくるのがサギの夫婦。

 

    

 

 この写真は小さなメスの方。オスはもっと凶悪な鳥相をしている。鮮魚店の半端物の魚を貰えるからだろう、公道上で堂々と待っている。人が来ても、ちらりと視線をやるだけ。「アタシの縄張りよ!」と言いたいらしい。

 

 この2羽は観光客らに危害を加えることはないのだが、最近もう少し物騒な野鳥が来襲するようになった。最も危ない場所は、熱海駅から平和通り名店街を降りて来て、アーケードが終わった交差点あたり。

 

        

 

 この通りには、揚げ物・饅頭・ハンバーガー(金目鯛の!)・スイーツ等々立ち食い商品を売る店が多い。列車を降り、改札口を抜けて「わーい、熱海に着いたぞ」と何かを食べながら、このアーケード街を降りてくると・・・トンビの急降下攻撃に逢うのだという。そこで商店街の人達が、注意喚起に掲げたのがこの看板。

 

 ソーシャルディスタンスを取れとか、マスクをしろなどというのは、「COVID-19」禍の名残り。その上に、頭上のトンビに注意せよとの追加看板が設置されていた。空戦映画の題名にあった「Twelve O'clock High(頭上の敵機)」の事態。実際今回、頭上にトンビが「クルリと輪を描いた」のを見た。無防備に手に美味しそうなものを持っている人びとを、野鳥が狙うのは当然かもしれない。

 

 まあ、自然に近いのはいいことだけれど、それを是と感じるか否と感じるかは個人に寄りますよね。