Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

武器弾薬の供給源たる半島

 ポーランドなどNATO諸国で「K兵器」の購入が増えている。特に東欧諸国は、基本的に旧ソ連型の武器をいまでも使っていて、ウクライナ兵が慣れているこれらの兵器をウクライナに供与してしまい、自国の装備を旧西側仕様に改めようとしている。その時コスパがいいのか、韓国製の兵器が人気なのだ。

 

 世界中で武器弾薬の生産が間に合わない状況であり、戦争していない国でも緊張度の低いエリアに配備しているものを、紛争地に送るなどのトランスフォーメーションに追われている。その中で「K兵器」への装備切り替えも行われているのだ。

 

 「K兵器」の(日本の装備に比べての)利点は、コスパ以外にもある。現実に休戦しているだけの朝鮮戦争の交戦国であり、ヴェトナムなどでも実際に戦った軍隊が開発・配備している「Battle Proof」性が高いことだ。

 

    

 

 その相手としての交戦国である北朝鮮も、盛んにロシアに兵器を供与しているらしい。さながら朝鮮半島は、世界への武器弾薬の供給源のようだ。

 

 北朝鮮製の砲弾は早くからウクライナ戦線で使用され、昨年末からは弾道ミサイルも使われたらしい。戦車や兵員輸送車はロシア製に似ているから、すでに使われていてもおかしくない。ましてや部品レベルなら・・・。あとは、兵士や(指揮官まで含めた)部隊そのものの供与もあり得そうだ。中国には大勢の出稼ぎ労働者(*1)や、IT技術者を派遣しているようだから。

 

 最近金総書記が「韓国はもはや統一目標ではなく、第一の敵」と吠えています。38度線の緊張が高まったとする人もいますが、上記のように武器弾薬はロシアに供与していて手持ちが減っているはずです。今、コトを起こす公算は低いでしょう。よく「吠える犬は噛まない」と言いますしね。

 

*1:<独自>北朝鮮労働者が中国でスト・暴動 数千人規模を初確認…コロナ禍で賃金不払い - 産経ニュース (sankei.com)