Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

国際情勢

9・11の「完全」撤退へ

米国バイデン大統領がアフガニスタンのガニ大統領と会見、今年9月の「米軍完全撤退」が迫る中「撤退のあとも支援を続ける」と表明した。アレクサンダー大王の東征以降、文明の十字路として幾多の勢力がアフガニスタンに侵攻、本当に勇ましいDNAだけが生き残…

治安悪化で「警察復権」か?

米国で警察への信頼が揺らいでいることは、多くの報道で理解していた。曰く、 ・「デジドッグ」というAIロボット警察犬が試行段階で運用中止 ・デジタル産業が警察への「顔認証システム」提供中止 ・警官発砲事件でミネアポリス市長が「警察解体」と発言 の…

米国の死刑制度

米国のミステリーをたくさん読んだ経験から、多くの州で死刑制度が廃止されていることは知っていた。死刑が無くなるとどうなるのか、例えば30人殺したので懲役300年だというような判決も知って、若いころだったので違和感を持った。 ただ連邦国家である米国…

北朝鮮サイバー部隊の実力

先週あたりから、北朝鮮関連のニュースが増えているように感じる。中には韓国の原子力施設へのサイバー攻撃というものもあり、これはいつもの技術情報狙いらしい。もうひとつは食糧事情の窮迫。やはり昨年秋の自然災害が堪えているのと、「COVID-19」騒ぎで…

デフレの克服が目標だった

バブル崩壊以降、日本経済は「失われた30年」とも言われる長い停滞期にある。僕に言わせればその実態は「Global & Digital」化である。世界を見渡し、安いところで買って、高いところで売る。デジタルデータが活用されてムダが減る一方、人を必要とするシー…

不安定化する中東

イランの大統領選挙が終わり、予想されたことだが「反米・保守強硬派」のライシ師が6割を超える得票率で圧勝した。とはいえ、結果が見えていたことからライシ師への信任投票のような選挙だった。投票率が5割を切ったわけだから、見方によっては「信任して…

米露間のサイバー対話に期待

「COVID-19」の蔓延が収まり切らない中、先週は高齢のバイデン大統領が欧州で多くの首脳会合をこなした。大変お疲れさまでしたと、申し上げたい。G7はもちろん、欧州委員会にNATOとかつての「西側」を固めてから、最後に臨んだのがジュネーブでの「米露首脳…

もしかして、テロ?サイバー攻撃?

今週中国で、ちょっとした異変が起きている。まず13日に湖北省十堰市の市場でガス漏れが原因とされる爆発があり、25人以上の死者、120名以上の負傷者が出たという。 市場でガス爆発、25人死亡 中国湖北省:時事ドットコム (jiji.com) この記事によれば、広…

これは「予防」か「反撃」か?

今週は、サイバーセキュリティ関連で大きな動きがいくつもあった。直接的な原因は、ロシア拠点のハッカー集団らによるランサムウェア攻撃がエネルギー産業や食肉産業など、社会全体に影響を与える範疇にまで暴れ回っていることだ。G7声明には中露を名指しす…

武漢病毒研究所の闇

俗に、大量破壊兵器のことを「ABC/NBC兵器」という。 A:Atomic N:Nuclear B:Biological C:Chemical を意味していて、使用されれば多くの人命を損ね、場合によっては人類を絶滅させる恐れもある。核兵器については(抜け穴だらけとはいえ)禁止条約がある…

あと1年・・・辛抱できるかな

一番近い外国のひとつなのだが、このところ外交関係がしっくりいっていない国韓国。現政権になってから特に関係悪化がひどい。かつては国会議事堂のある島「ヨイド島」のコンドミニアムに滞在したこともあって、好きな旅行先でもあったのに。日米・日欧・日…

一応の停戦は成ったけれど

エルサレムでのイスラム教徒とイスラエル当局の衝突から、パレスチナに火が付きそれがガザ地区に波及して、結局パレスチナ側232名、イスラエル側12名の犠牲者がでた。パレスチナ側の死者はすべてガザ地区でのもの。そのほか広くこのエリアでイスラム教徒とユ…

包囲網は「ローマ法王」で完成?

南シナ海、東シナ海での緊張が高まっていて、大英帝国海軍は空母「クイーン・エリザベス」を含む艦隊を当該海域に派遣することとし、空母はポーツマスを出港した。ドイツ海軍、フランス海軍もそれぞれ軍艦の派遣を発表、ある記事では第二次世界大戦前のよう…

15年周期の「戦争したい頃」

「COVID-19」対策のワクチン接種先進国イスラエル。それはいいのだが、武力紛争に巻き込まれている。きっかけはエルサレムでのイスラム教徒への移動制限、ラマダンの時期に礼拝活動を制限(密を避けたのかもしれない)したので、パレスチナ側の反発を招き、…

ハドリアヌスの長城、再び?

2016年の国民投票で「離脱」という民意が示された時から危惧されていたことだが、英国(グレートブリテン&北アイルランド連合王国)の分解が始まっている。スコットランドの総選挙で、独立派が過半数を占め「独立するかしないかではなく、いつするかの問題…

謎の円盤UFO

この報道に接するまで全く知らなかったのだが、トランプ先生は面白い置き土産をしていってくれた。それは今年の前半のうちに、未確認飛行物体(Unidentified Flying Object:UFO)に関する全情報を網羅した報告書を議会に提出せよというもの。しかも機密扱い…

いつでも出せる「札」を今

もう5年も前のことになるようだが、JAXAを狙ったサイバー攻撃があって日本の研究機関など200社(大学含む)が攻撃を受けたという報道があった。それが今になって報道されたのは、警視庁公安部に4年前に設置された「サイバー攻撃対策センター」の捜査の結果…

サイバー空間での米中対立

バイデン・菅会談は、元駐米大使など有識者の意見では「大成功」だったとの評価である。台湾有事を見すえて日米同盟の強化を図るという意図は、明確に示された。まあ駐米大使というものはどんな状況でも「現在の日米関係はかつてないほど順調」と言うのが仕…

アトリビューションの証拠は?

先日プーチン大統領を「殺人者だと思うか?」とTV番組で聞かれて、「そう思う」と答えたバイデン大統領。今回はさらに踏み込んで、ロシアの外交官10名を国外追放にし、ロシア経済の多くの部門・法人・個人を含めた制裁措置を発表した。 米、ロシア外交官国外…

西部劇の終焉?

変われば変わるものだと思う。全米ライフル協会(NRA)といえば、米国最大のロビー活動団体(共和党支持)。自由は自らの腕と銃で勝ち取るという、西部劇のようなコマーシャルが得意な団体である。ジョン・ウェインやチャールトン・ヘストンはじめマッチョな…

上に政策あれば、下に対策あり

「COVID-19」禍では、困窮している人たちの報道ばかりが目立つが、創業以来の最高益を出している企業もある。経済社会は大きな変貌を遂げ、いわゆる「K字回復」の途上にある。日経平均は30,000円前後で推移、ダウ平均も33,000ドルを超えてきた。これをバブ…

ソフトパワーによる闘い

「米中新冷戦」とも呼ばれる時代になった。アラスカで行われた両国の外交・防衛TOPの会談は大変険しいものになり「中国には中国の民主主義がある」と妥協の余地はないことを明確にした。かつては、中国は経済成長すれば(欧米から見て)普通の国になると考え…

台湾海峡海戦の可能性

北朝鮮が弾道ミサイルを発射し「自衛権の範囲内だし、文句言うなら何らかの措置をとるぞ」と脅している。実際38度線は「休戦ライン」、今も戦争中なわけだ。しかし朝鮮半島のリスクは、そんなに高くないと僕は思う。それよりも、台湾の方が危険度は高いはず…

<Global Britain>の行方

最近英国に関する情報で、気になるものが多い。メーガン妃の暴露話などには興味がないのだが、対中国強硬路線だけでなく軍事力強化の傾向が見られる。特に現在180発ある戦略核兵器を220発+αに増やすという報道は、明らかに中国の核戦力増を意識したものだ。…

習大人のFS作戦に「待った」

「FOIP対一帯一路」の闘争の一環として、太平洋の海底(光)ケーブルの争奪戦については以前も取り上げた。昨年7月には、チリ政府が、 ・チリから直接上海・香港につなぐ中国政府案 ・チリからオークランド・シドニーにつなぐ日本政府案 のうち後者を選んで…

あえて二兎を追うバイデン政権

「2プラス2」は中国を名指しで非難し、バイデン政権の「中国は唯一の競争相手」とする政策を裏書きした。しかしほぼ同時に米国内ではバイデン大統領がABCのインタビューに応え、 ・ロシアが2016年、2020年に米国大統領選挙に介入、民主党を害したのは許せ…

巨大な国の思想統一

台湾領空に偵察機を飛ばし、尖閣諸島には「海警局」の武装船を送ってくる中国。先方に言わせればどちらも自分の領土領海なのだから当然のことだが、こちらとしては大変な迷惑だ。ただその内実は、ほとんど分かっていない。漏れ聞く情報では、戦争をあおるよ…

日米2プラス2への期待

先週「QUAD」の首脳会談がオンライン形式で行われ、米国のバイデン大統領、オーストラリアのモリソン首相、インドのモディ首相と日本の菅首相が会談した。テーマは「自由で開かれたインド・太平洋」で、中国包囲網と見る人が多い。米国バイデン政権としては…

中台デカップリングへ?

尖閣諸島周辺もい慌ただしいが、台湾海峡も忙しい。米国第七艦隊所属の駆逐艦「ジョン・マケイン」が先月4日に海峡を通過したのに続き、24日には駆逐艦「カーティス・ウィルバー」が通過している。「自由で開かれたインド・太平洋:FOIP」を掲げての航行で…

行けなくて良かったかも

昨年G20の議長国はサウジアラビアだった。世界でひとつのインターネット、国境のないサイバー空間という理想を求めている僕らデジタル屋にとっては、中国ほどではないが困った国のひとつである。 一昨年の議長国日本は、安倍(当時)総理が「DFFT」という概…