Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

国際情勢

自由都市香港の終わり

遅れて開催された今年の「全人代」、中国の「国会」のようなものだが3,000人もの地域代表が並んで拍手をしているシーンは印象的だ。ここで決議された中に「国家安全法」というものがあって、物議を醸している。この法律の狙いは香港で「一国二制度」を骨抜き…

燃え広がるデモと暴動

「COVID-19」感染拡大は続いているものの、トランプ先生は経済再開への動きを加速しようとしている。4月の米国全体の失業率が15%に迫り、3月から2,000万人以上減った。識者によれば、5月は失業率20%超えもあるだろうとのこと。再選が至上命題のトランプ…

ロシアの譲歩は本物?

今日は、かつての海軍記念日である。海外では「TSUSHIMA」と呼ぶ、日本海海戦が行われた日で、大国ロシアに発展途上国日本が艦隊決戦で完勝し、戦争自体もなんとか優勢勝ちをおさめることができた記念日である。 その後日本海軍は「艦隊決戦思想」に取りつか…

米中対立がもたらすWxOの限界

WHOの総会は、とても無事に済んだという状況ではあるまい。トランプ先生が資金拠出を一時的に停止した状態で始まったし、台湾の参加を巡って激しい対立もあったからだ。次世代通信規格(5G)を巡る米中対立は、台湾の半導体大手TSMCがHuaweiへの部品提供をや…

まるでエスピオナージ

「COVID-19」感染拡大防止のための「行動変容」を求められている僕ら、「変容」とまではいかないが僕も「変化」くらいはできている。その一つとしてBS放送の映画を録画したり見たりし始めた。その中にオリバー・ストーン監督の「JFK」があった。言うまでもな…

見たこともない紙幣

昔、まだ銀行殿納入システムに関わっていた頃のことだが、5万円札が発行されるとのうわさがあった。ご存知のように、日本の流通紙幣は500円札が無くなって以降、ほぼ1万円札と千円札になっている。次に多いのは5千円札だが流通量は少なく、2千円札に至っ…

コロナ対策予算の出どころ

相変わらず、朝鮮半島情勢はキナ臭い。金正恩の重態説を米国高官が漏らし、一時期緊張が走った。三代目にはまだ後継者がなく、兄の金正男も暗殺されている。次兄の正哲と妹の与正という血族はいるのだが、正恩に何かがあった時に不測の混乱状態に陥る公算は…

WHOへのサイバー攻撃

とかく中国寄りだとして(特に米国から)批判が高まっているWHO(World Health Organization)、少なくともテドロス事務局長の不誠実さはTVニュースからも伝わってくるような気がする。国際機関の無力さというのはWHOに限らず昨今感じていることだが、「COVI…

台湾政府の臨戦態勢

トランプ先生がWHOの中国寄りの姿勢に腹を立て、資金拠出を停止して1週間余りが経った。予算総額の25%ほどが消えてしまったWHOは、どこかの国に穴埋めを期待している。一方日本国内にも「よくやった、日本も追随せよ」と叫んでいる人もいるが、追随する国…

いろんなものが安くなる

「コロナ禍」の自粛要請で、いろいろなものの消費が落ち込んでいる。地元スーパーでは、見たことの無いような食材が並んでいることもある。高級レストランにしか収めていなかった希少部位のお肉がその典型だが、魚介も、野菜も、果物だって手ごろな価格で手…

空母を襲った生物兵器(?)

今月初め、フィリピン海で作戦行動中の米海軍の原子力空母「セオドア・ルーズベルト」(CVN-71)で「COVID-19」の感染者が発生して一騒動あった。クロージャー艦長が「これは戦争ではない。兵士が死ぬ必要はない」と予定を変更して泊地に向かい、感染者対策…

「コロナ禍」中の総選挙

世界中で、明るい話題が少ない。加えて普通であれば大きな話題となっているはずの国際的な問題についての報道が少なく、その点も不安だ。 ・サウジ、ロシア、米国シェール会社がからむ原油価格 ・トルコ、ロシアもからんだシリア紛争 ・ときどきロケットを撃…

太平洋Shut Downが近づいている?

今や世界最大の「COVID-19」感染国になってしまった米国、経済の中心地ニューヨーク州では毎日1万人ほどの新たな感染者が出ている。南部ルイジアナ州での死亡率が高いというニュースもある。一方早期に外出禁止令が出たカリフォルニア州では、感染者も微増…

どうなるんだろうG20/B20

「コロナ禍」は世界中に飛び火したようだ。米国の4年に一度の国を挙げてのお祭り(大統領選挙)でも、有力候補の集会が中止になるなどしている。僕が困ったのは、WTOのスタッフが感染してWTOの全会合が中止になったこと。グローバリゼーション推進の議論が…

債券を勧められたのだけれど

「COVID-19」の蔓延が欧米でひどくなり、イタリアなどの惨状が次々に伝えられてくる。米国も死者数が日本より一桁多くなり、社会全体がおかしくなってしまった。日本やフランスで起きたようにトイレットペーパーやバゲットを買いあさるならわかるのだが、銃…

フォルツァ・イタリア!

本家の中国では「COVID-19」の蔓延は、収束方向だとの報道もある。かの国の報道は頭から信じるわけにはいかないのだが、急激に感染者を増やしていた韓国でも新たな感染者より退院する人の人数が上回ったようでかすかに光明は見えてきた。そんな中で今や「主…

お雛様は誰に微笑む?

明日、3月3日はひな祭りの日。新型コロナウィルス蔓延の世界では、とてもお祝い気分になれないのが残念だ。震源地中国は別にして日本もひどいのだが、韓国の状況もよろしくない。クルーズ船での発症者を除けば、韓国の患者の方が日本より多くなってしまっ…

WTOの現状と課題(後編)

とても今となっては「途上国」と言えない国も散見される。GDP世界二位の国はもちろん、G20構成国や技術力で優位に立つ国も見かけられよう。そのうち何カ国かは「途上国待遇返上」と言うのだが、中国などは話に乗ってこない。中国にしてみれば自国は広い、ま…

WTOの現状と課題(前編)

昨秋、イギリスで日英の有識者会合に参加させてもらって、デジタルの井戸の中からちょっと外界を見せてもらった僕だが、その中に「WTO改革」というテーマがあった。デジタル屋から見れば電子商取引ルールの改善と国境を渡るデータの確保が争点なのだが、紛争…

「のどもと過ぎれば」は万国共通

あるところで、世界市場の展望に関する講演を聞く機会があった。このシンクタンクは2019年の世界を「高まる緊張」と題してまとめ、2020年のには「新たな現実に向き合う世界」と予測している。要約すると、 ・格差拡大、価値観多様化、政治への不満によって怒…

故国に見放された漂流者

新型コロナウィルスの名称が決まったようだ。「COVID-19」というのがそれ。久しぶりにWHOがニュースに出たかと思ったら「名前を決めました」ということだったので、ちょっと落胆した。名前なんかいいから、何か改善策を考えろよと言いたい。 日本国内で新た…

米国こそ封鎖すべきでは?

新型コロナウィルスの蔓延が止まらない。すでに感染者は2万人を越え、中国以外でも200人に迫っている。死者も400人を越えた(中国以外では香港・フィリピンで1名づつ)。横浜港ではクルーズ船に感染者がいるようで、乗客・乗員が閉じ込められたままになっ…

サイバー軍兵士の軍服

世界最強米軍は6軍編成である。陸海空の3軍に海兵隊、沿岸警備隊の5軍は第二次世界大戦以前からある。現在はこれに宇宙軍が加わって6軍になった。昨年末宇宙軍を陸軍や海軍などと同格の「独立軍」として規定する法律の施行に伴い、人員16,000名の軍とし…

天変地異は為政者の不徳ゆえ

新型コロナウィルスによる肺炎の患者は増え続けていて、死者も300人を超え中国以外での死者も出た。春節を少し伸ばして人の移動を遅らせようとしたのだが、いつまでも「動くな」ということもできまい。武漢の封鎖も範囲を広げているようだが、実際抜け穴はい…

ソフトバンク・スパイ事件

ソフトバンクの部長級の社員が、営業機密を持ち出したとして逮捕された。この時点で、すでに解雇されているから「元社員」ということになる。報道を総合すると、 ・2019年2月に営業機密の情報を2件、自前のデバイスにコピーした。 ・これをロシア大使館の…

トルコとリビア

リビアという国の報道を聞いたのは、本当に久しぶりだ。かつてはカダフィ大佐(元首になっても大佐のまま昇進しなかった)の独裁政権が続いていて、米国らに敵対していたのだがその命運も2011年に尽きた。その後、僕はこの地に大規模太陽光/熱発電施設を作…

「独裁者に死を」って言える!?

ウクライナの民間機がテヘラン近郊の空港を飛び立った直後に、イラン軍の誤射によって撃墜された。乗客乗員176名、全員が助からなかった。ちょうどその時期僕らも海外旅行をしていて、ニュースを聞いて他人ごとではないと思った。 米国・イランの軍事的緊張…

中東の「Phoney War」

安倍総理が、中東歴訪に出掛けている。米国・イラン対立などで緊張の高まっている中、イランと友好関係にある国の元首としてこの地域の安定に向けた外交を展開中とのこと。それ自体は評価できるのだが、この地域が本当に安定できるかは予断を許さない。石油…

無敵空母艦隊を倒すもの

昨年末、CIAの分析官を経験した作家が書いた「レッドセル」という小説を紹介した。正直、ここまであからさまに書いていいものだろうかと思ったのだが、勉強になったことは確かだ。 https://nicky-akira.hateblo.jp/entry/2019/12/30/000000 19世紀末から20世…

「富裕層はズルい」との世論

大みそかから元旦にかけて、とんでもないニュースが日本を揺るがせた。元日産・ルノーのCEOカルロス・ゴーン被告が秘かに出国、保釈中の身だったのに逃亡したのだ。プライベートジェットで楽器ケースに隠れて出国したようで、映画の1シーンを見るようだ。 …