Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

国際情勢

命の比率、1対3or10

ガザの戦闘は、一時休止(Pause)も7日間で終わってしまった。人道物資の搬入も、十分に行われない中での戦闘再開である。米国さえもイスラエルを止められない中で、パレスチナ人200万人余の命を救うことができるのは、今やエジプトしかない。岸田首相がCOP…

金融引き締め・・・最初の犠牲社

日本では「ゼロ金利」政策が続いているのだが、欧米ではインフレ退治のための金融引き締めが続いている。度重なる利上げで、米国では政策金利が5.25~5.5%、欧州でも4.5~4.75%だ。預金者にとっては有難いように見えるが、物価がそれ以上に高騰している上…

支援のない闘いは果てしなく

軍事行動を続けるイスラエルには、米国が積極的に支援している。ハマスやヒズボラにはイランの支援があると伝えられる。ロシア軍と暗闘を続けるウクライナには欧米(ちょっと米国が心配だが)の支援がある。まだ銃火が交わされていない台湾にも、米国の支援…

もう一人の独裁者がやって来る?

先週の米中首脳会談は、まずは成功だったと言えるだろう。習大人がニコニコしている時は危険だという人もいるが、正直今の国内経済状況で外乱を引き起こすとは思えない。あるとしたらすでにフィリピン軍と物理的衝突をしている南シナ海か、頻繁に偵察機を飛…

苦境のイスラエルに思わぬ援軍

確かに戦端はハマスが開いたのだが、1,400人の犠牲と200人余の人質を獲られたネタニヤフ政権のガザ地区への猛攻は、国際社会の非難を浴びている。昨日紹介した過去のある国ドイツはまだイスラエル支持だが、やはりユダヤ人迫害(*1)をした国フランスのマク…

人権を最重視するドイツの憲法下で

ドイツ国内が揺れている。連立入りしている<緑の党>の極端な環境原理主義的主張もあってエネルギー問題が深刻化し、景気低迷が続いている。その一方、極右政党<AfD(ドイツのための選択肢)>も勢力を伸ばし、急増する移民・難民排斥や、LGBTQ支持者との…

これってまさしく「Pause」

「ガザ紛争」と思っていたのだが、ヨルダン川西岸地区やイスラエル北部でも戦闘が起きていて、これはもう「第5次中東戦争」になり始めている。それでも紛争の中心は、パレスチナの人が220万人暮らしていたガザ地区にあることは間違いがない。1ヵ月の間に、…

3つ目の紛争はこの海から?

台湾有事は、中国の人民解放軍創立100周年にあたる2027年に起きるとの説がある。米国が事実上東欧と中東の二正面作戦を強いられ、議会の混乱もあってどちらへの支援も十分できない現状を見れば、習大人が決起するとしたら今かもしれない。 ただ米国が三正面…

GDPのうち5%を占める産業

国のGDPの中で、5%を占める産業と言えば、ある意味基幹産業。日本のGDPは約550兆円だが、第一次産業全部で1.1%しかない。5%というと、不動産業や建設業があたるという。 最近、北朝鮮が外国の公館を閉めているという。先月はアフリカのアンゴラ、ウガン…

ウラジオストク港の意義

自ら仕掛け、泥沼化したウクライナ戦争で、ロシアは相当苦しい状況に置かれているようだ。極東でも、北朝鮮からの支援を求めるだけでなく、中国にも譲歩して協力を求めているとの記事があった。 メディアが騒ぎ立てる「中国が165年ぶりにウラジオストク奪還…

ユダヤの声、イスラムの声

イスラエル支持一辺倒かとも思われた、米国バイデン政権の風向きが少し変わってきた。イスラエルの自衛権(*1)は尊重しながらも、戦争犯罪の愚を犯さないようにネタニヤフ政権をけん制し始めている。つまり、 ・ハマスを徹底的に叩くのはいいとして ・ガザ…

アウディイウカの激戦

すっかりガザ地区の紛争(イスラエル軍の特別軍事作戦!)に目を奪われて、ウクライナ戦線の情報が少なくなっている。攻勢に出ているはずのウクライナ軍だが、主目標のトクマク正面の攻防戦の情報は、まるきりない。ATACMSなど長距離兵器は確かに活躍してい…

ロシア経済を支えるもの

金(Gold)が空前の高騰を見せているという。ウクライナ侵攻、中東危機や円安の影響もあって、相場で1g=1万円が見えてきたという記事があった。 空前の金高騰 買い取り希望が続々 - Yahoo!ニュース 砲弾補給をはじめとする戦争継続能力の維持に腐心して…

ガザの病院爆発!事態は揺れ動く

紛争を続けていれば、間違いなく悲劇は起きる。今回は、ある意味最悪のタイミングでそれ(*1)が起きた。ガザにある病院で大規模な爆発が起きて、500人以上の犠牲者が出た。 ガザの病院に空爆 500人以上死亡 - Yahoo!ニュース ハマスはイスラエル軍の(意図…

待ち受けるハマスの地下要塞

ガザ地区を完全に包囲したネタニヤフ政権、ハマスを壊滅させるまで闘うとして、一昨日挙国一致内閣の初会合を開いた。全国民の名にかけて、ハマスを根絶やしにする覚悟である。主力である地上軍も配置に着き、いつでも侵攻を開始できる。すでに威力偵察目的…

ロシア期待の「第二戦線」

WWⅡが欧州を覆い尽くしていた1943年、英米からの物資援助で息を吹き返していたソ連軍だが、まだドイツ軍を打倒できるところまでの戦力はなかった。スターリンは英米に対し、早期の第二戦線開戦を訴えた。ナチスドイツの圧力を独力で支えるのは限界だという主…

「忘れられれば撃破されよう」

これは、北アフリカ戦線で闘うロンメル将軍がメディアに語った言葉と伝えられる。本来ソ連戦線に回したい資源をアフリカに回してもらうには、ドイツ市民に注目されていないといけないという意味だ。そのため、ロンメルはメディアを巧みに利用してヒトラーだ…

攻撃できなければ防御できない?

サイバー空間には「Law & Order」は、ほとんど存在しない。ウクライナ紛争のようにはっきりしたものでなくても、いろいろな国の政府機関や重要インフラ企業は、常時リスクに晒されている。7月にも名古屋港が攻撃され、一時的とはいえ港湾機能が停止している…

転ばぬ先の「中国」

30年続いてきた、ナゴルノ・カラバフ自治州を巡るアルメニアとアゼルバイジャン両国の紛争は、あっけない幕切れになった。南コーカサスというこの地方は、民族&宗教的に入り組んだ形になっていて、ずっと領土なり主権なりを争ってきたところだ。少し縁があ…

残された時間は1年余り

国連総会での反応が象徴的だが、ウクライナのゼレンスキー大統領に対する国際社会の好感度は下がってきている。西側諸国には支援疲れもあるが、グローバルサウス諸国は「いいかげんに戦争を止めてくれ」と言い始めた。ロシアにはもちろん、ウクライナにもだ…

お魚を食べましょうね!

あれほどひどい騒ぎになった中国からの抗議電話等、日本が「ジャニーズ問題」で揺れているうちに収束してしまった。一体、何だったのだろう。現地の人に聞くと、今でも日本食は人気だし、食材の原産地は不明だが寿司も食べられるとのこと。中国で一番困った…

この「域外適用」は困る!

中国経済が曲がり角に来ているからか、あるいはそれとは別の理由か、習大人の内外への強硬姿勢が目立つ。ひょっとすると体調が思わしくないのかもしれないが、今月のG20も欠席している。プーチン先生も習大人もいないG20は、ちょっと寂しかった。 直接彼が命…

国家運営が行き詰まったのでは?

先週の国連総会、地元(!)のバイデン大統領や岸田総理、尹大統領はそれなりの存在感を示せたようだが、中露はもちろん英国・フランス・インドの首脳は参加を見送った。国連の存在価値低下を印象付けたのだが、各国には事情もあったようだ。 特に英国、スナ…

反米は同じでも、中露の違い

9月は、Apple社が”iPhone”の新作を発表する時期。一般的にはそれに乗って同社の株価が上昇するのだが、今年は発表前に中国政府に先手を打たれて株価が下がってしまった。それは、中国政府が公務員の業務上での”iPhone”使用禁止を命じたから。Appleは「そん…

原子力潜水艦のコスパ

北朝鮮は今年、建国75周年を迎えている。市民は飢餓状態にあるとも伝えられる中で、軍事パレードや「衛星」打ち上げなど勇ましいことが目立つ。先週は核兵器搭載の攻撃型潜水艦を進水させている。 北朝鮮、「戦術核攻撃潜水艦」を進水 式典で正恩氏が演説 - …

正統的ムスリムはもういない

この夏、何冊かイスラム関連の書を読んだ。その中で2冊、重要なことを教えてくれたものがあった。 ◆中国共産党帝国とウイグル なぜイスラムは声を挙げない? - 新城彰の本棚 (hateblo.jp) ウイグル族への弾圧に対し、周辺の国や大国と思われるイスラム教国…

乾坤一擲!ロシア軍の電撃戦

寝苦しい夜だった。僕は分厚い軍事スリラーを100ページほど読み、眠気が来たので電気を消した。そして、夢を見た。 *** 以下 夢の中で・・・ GRU出身のロシア軍参謀A将軍は、膠着した戦線を劇的に変えてしまう作戦を立案した。ウクライナ軍が東部、南部で攻…

汚染水 vs. 処理水

福島第一原発敷地内に溜まった処理水の海洋放出がはじまって2週間ほど、少し事態は沈静化してきているようだが、中国からの日本糾弾はひどかった。日本産水産物の全面禁輸やその他食品に対する措置も強化し「中国国民の健康を守る」と宣言した。これをきっ…

なんとも嫌な感じ・・・

福島第一原発に溜まった処理水の放出がようやく始まった。日本政府もIAEAも処理水の科学的安全性については「WTO基準の1/7程度のトリチウムしか入っていない」としている。問題のひとつは科学的な安全性と、市民の安心感とは違うということ。過去にも「総理…

表舞台からは消えた

昨日の朝、ロシアでプライベートジェットが墜落し、乗員3名乗客10名全員絶望とのニュースが入って来た。搭乗名簿に、民間軍事会社<ワグネル>創始者のプリゴジン氏の名前があったという。 前夜までの報道では、久しぶりに動画が投稿され、アフリカのどこか…