Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

大人の遊園地「The Star Hotel」(後編)

 会議が終わって「PM5時からレセプションですよ」と告げられ、いったん部屋に戻った。シドニーのそっけない部屋とは違って、ゴージャスな造り。とてもリラックスできる。資料整理などしているうちに、5時近くなった。会場に降りていくと、人の流れは会場から外に出た低層の建屋に向かっていく。

 

 その入り口にはビールやワインのサービスがあり、内部は人込みで一杯。AusCERTのスポンサー企業や、関係者の出店があり、ゲーム機も並んでいる。これは昔懐かしいピンボール。さすがはカジノのホテルで、雰囲気は「大人の遊園地」である。

 

    

 

 ある人が「温泉旅館みたいですね」という。そうそう、我が街熱海にはいまだに、射的場やスマートボールなどの遊戯施設がある。日本のサイバーセキュリティ関係者の会合は、道後・白浜・越後湯沢・熱海など温泉地で開催されることが多いが、この傾向は北半球・南半球を問わないということらしい。

 

 銘柄は分からないが少し濁りのある地ビールのグラスを貰い、ちびちび舐めながら会場を巡った。なんとなく小麦ビールヴァイツェン>に似た風味だ。メイン主催者であるAusCERTのブースが、中央にあった。いろいろなグッズを無料配布していて、布製のフィギュアが人気だった。

 

    

 

 会議で一緒だったクイーンズランド大学の人が大学のブースにいて、いろいろな人(学生・企業の人・地元の人・海外から来た人・・・)を紹介してくれる。実にダイバーシティな会合であって、人種・体格・服装などなんでもあり。いやダイバーシティというより「もともと差などなく包摂的にみんな同じ」のイメージだ。

 

    

 

 日本でLGBTQ法案がどうのと言っていることなど、ここでは関係ない。共通しているのは、サイバーセキュリティに何らかの形で関わっていることと(僕のようにカタコトでも)英語を話していることだけ。

 

 さて、今夜のディナーは9つあるレストランのどれにしましょうか?呑み過ぎないように注意しないと・・・。