Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「空飛ぶシェフ」の腕前

 2泊4日の海外出張など珍しくはないが、今回は密度が濃かったし深夜発着があったせいか疲れた感じがする。単にトシとったということかもしれないが・・・。ともあれ最後のフライトに乗り込んだのは、現地時間で午前1時過ぎ。幸いビジネスクラスがとれたので、1年半ぶりにトルコ航空の広い座席に収まることができた。

 

    f:id:nicky-akira:20190810091005j:plain

 

 航空機内のスペースに人間をたくさん詰め込むために、脇テーブルの下に後ろの席の人の足が入るようにするのが昨今のレイアウトだが、このタイプは違う。しばらく前にドーハからローマまで乗ったカタール航空の座席に近く、ゆったりとした(贅沢な)空間である。

 

https://nicky-akira.hatenablog.com/entry/2019/06/29/140000

 

 さらにモニター画面の下にはオットマンがあって、その中は物入になっている。小柄な日本人にはオットマンまで足が届かないのが恨めしいが・・・。フライトはほぼ定刻に出発、カスピ海から中国北部を抜けてソウル上空から日本海(東海じゃないよ!)に入るようだ。最近半島の付け根の国が「飛翔体」を飛ばしているが、そういうものに当たらなければ、なんとか帰れそうだ。そう思うと肩から力が抜け、さっそく白ワインを注文した。

 

 「空飛ぶシェフ」がやってきたが、今回は女性。イスラム教の国ではあるが、ダイバーシティが高いのもトルコと言うお国柄である。お腹はあまり空いていないので前菜はスキップし、メインにメカジキのグリルを頼んだ。

 

    f:id:nicky-akira:20190810092115j:plain

 

 乱気流に入ったようでベルト着用サインが点灯したし、結構揺れる。地図によると、アルメニアからカスピ海に近づいているようだ。白ワインでナッツをつまんでいると、メインディッシュの登場。紙にくるんだ小さなLEDランプが可愛らしい。中央のメカジキを挟んで右がジャガイモのムース、左はほうれん草とキノコのソテーだった。比較的薄味で、淡い味わいの白ワインに合う。今回のイスタンブール行、慌ただしかったからしっかり味わえなかったが、トルコ料理が日本人の口に合うことは間違いない。「空飛ぶシェフ」にも感謝である。

 

 食後酒としてスコッチのオンザロックを貰い、お代わりもして少し酔っぱらった。さてひと眠りしましょうか、目覚めたら日本海であることを願いながら・・・。