Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

とりあえず安心はしたけれど

 「COVID-19」の世界的な蔓延が、なかなか終息の気配を見せない。中国では治まったと言っているし、韓国や台湾はうまく制御できたようだ。ただ僕がよく行っていた欧州・米国ではまだその気配はない。もちろん日本自身もそうなので、日本と欧米の間の往来は当面どころか年内は厳しいかもしれない。

 

 この数年間、ワシントンDC、ブリュッセル、パリ、ロンドンへの出張は年間10回ほど。個人旅行でも何回か海外旅行に行っていた僕としては、今年の生活はがらりと変わったものになってしまった。3月末に青い日系航空会社の2020年度のステータスカードが送られてきたのだが、これは2021年度は無理だなとあきらめていた。

 

 なにしろダイヤモンドステータスには10万プレミアムポイント(PP)が必要なのだ。今年は、2月に沖縄に行った3,000PPがあるだけ。上記のように世界を飛び回っても例年僕のPPは12万くらいなのだから、7月に海外行きを再開できたところで6万PPくらいが精々だろう。

 

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https://www.traicy.com/posts/20200424155019/

 

 ところが有難いことに航空会社から、2020年度ステータスを2021年度まで延長してくれるという発表があった。贅沢だと言われるのは覚悟の上だが、中数日でブリュッセルから戻って今度はワシントンDCなどという荒行を還暦過ぎてやっていると、このステータスサービスはとても有難いものなのだ。

 

 さて一安心はしたものの、航空会社の経営についてはより心配もつのる。すでにアリタリア航空は完全国営化、オーストラリア等で航空会社の倒産も報告されている。赤い日系航空会社は一度倒産、僕の持っていた株券はチリ紙と化した。それ以来国営で内部留保に努めてきたとしたら今回の危機は脱することができるかもしれない。

 

 しかし前回のリーマン危機を乗り切った青い方はどうなのだろう?実はこのGolden Week(Stay Home Weekになったらしいが)に、北海道旅行を予約していた。それも先日解約し、航空券は全額払い戻ししてもらった。国際線はほとんど飛ばせられないし飛ばしても儲かるはずがない。国内線もそれに続いている。

 

 なんとか生き延びてくださいね。出掛けられるようになったら、精々乗せてもらいますから。